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翻訳反省:gb翻訳をさらけ出す(Budget Magic:Esper Drake)

くー疲れましたw 数時間で終わるかと思ったのですが、丸3日掛かるとは。しばらくの間、翻訳後にダメだししていこうかと思います。また、良く出てくる単語、表現に対して定型訳をつけたい、というのもあります。

 

著者の英語を読むのは本当に難しかった。最初に著者の英語の特徴を書いておこうかとおもいます。

  • while(接続詞)が多い

普段自分が読む英語はお堅いのが多いので、そういう風に感じるだけかも。逆にas(接続詞)が少ない。

  • 一文が長い

and, -ing, sinceなどで、とにかく文をつないでくる。

  • ほとんどの単語が辞書で調べて最初に出てくる意味で使われていない

これが、翻訳に時間がかかった最大の理由。仕方ないので英英辞書で調べたりもしました。Budget Magicは週次で記事を更新している上、この著者は他のシリーズやアドホックに記事を投稿しているので、かなり信じられない量の記事を書いているせいか、かなりノリと勢いで英語を書いている感じなんですよね。それが、使われている単語に表れている感じがします。まじ勘弁してください。

 

では、各文の反省。気になった(=分からなかった)文だけピックアップします。

 

  • we have (カード)

直訳だと「(カード)を持っている」ですが、全く意味不明。というかhaveを「持つ」で訳したことないんですけど。文章全体を読んでなんとなくわかったのですが、この著者は、「デッキに入っている」「(スタンダードリーガルなので)デッキに入れられる」という意味で使っているっぽいです。

 

  • payoff(名詞)

直訳は「報酬」「支払い」だけど、多分支払いの意味はない。英英を引くと

an advantage or a reward from something you have done

(あなたがしたモノからのアドバンテージや報酬)なのだが、良い日本語が分からなかった。

 

  • the closest thing we have to ~ type payoff for cycling in Standard

本題。最初見たとき全くわかりませんでした。the closest thing to ~ は多分「~に近いモノ」でto~のカードと効果・能力が近いという意味。間に入っている we have が意味不明だが、先の意味を考慮すると、「デッキに入れることができる」という、関係詞(限定用法)と捉えるべきのようだ。payoff for cycling は「サイクリングのためのアドバンテージ」なのだが、payoffは名詞で~ typeも名詞なので、名詞+名詞となってなんか構文がおかしい。

 

  • splashing

「はねつける」「跳ね飛ばす」。こんな日本語聞いたことないです。この文の意味は、「少し黒にタッチする」くらいの意味なのだが、splashingの良い日本語が分からなかった。

 

  • greate, sweet

ゲームのようなモノではなくアイデアや概念に対してよく使われる形容詞。学校英語の刷り込みではgreateは「偉大な」、sweetは「甘い」だけど、この意味で訳したこと一度もないです! いちおうgreateは「すばらしい」、sweetは難しいけど「魅力的な」くらいの訳でしょうか。英英を調べてみると、attractive(魅力的な)、good(良い)辺りがふさわしそう。

 

  • creature-free

アルコール・フリーとかカフェイン・フリーとかと同じ用法ですよね。「ノン・クリーチャー」

 

  • work

直訳は「働く」。まぁ、カードが働く、デッキが働く、でも意味が通じるからいっか、て感じ。

 

  • pretty slow

pretty (形容詞)で、形容詞を良い意味で強調して「すごく」「とても」。つまり、訳は「すごく遅い」。

  • take a turn off to cast it

改めてみると「それを唱えるためのターンを取る」でいいね。この分(節)は、「それを唱えるためのターンを要求する」。

 

直訳すると「戦場にそれを得る」だが意味不明。というかgetをこの訳で(ry。ここはマジック語で「戦場にそれを置く/出す」。置くはputだろう、と言われそうですが、おそらく著者の視点は戦場にあるので、(戦場から見て)得る→戦場に置く、でしょう。goとcomeの関係と同じだと思います。

 

  • value(単数)

日本語困った単語シリーズ。「価値」「有用性」くらいの意味なのですが、Drake Haven generates the amount value.の中だと意味が分からない。英英だと、how much something is worth(価値があるモノ)、being useful/important(有益/重要なモノ)、beliefs(信仰)の3つくらいの意味がある。ニュアンスはわかるんだけど、うまい日本語が(ry。

 

  • insurmountable

なんだこの単語は、見たことないぞ。surmountableが「打破できる」「乗り越えることができる」。

 

  • help us stabilize

stabilizeは「安定させる」という形容詞。help5文型です(しかしこのクソIMEは漢字変換できねーな)。直訳は「我々を安定させる」だけど、ここは日本語らしく「~は安全にする」「~は安全にする手助けをする」くらいでしょうか。

 

  • close out the game

「ゲームを終わらせる」。マジック頻出イディオム。

 

  • As for the card itself

わかんねー。全然わかんねー。何かイロイロ省略されているんだと思うけど。前後の文の内容から、「このカードについて説明すると」という感じじゃないかな、と思うが分からん。

 

  • Cast Out is the closest thing we have to ~

ここも出てきましたね、the closest thing we have to ~。「デッキに入れられる/入れている~に近いカード」。thingは「モノ」だけど、ここではほぼ指示語(itやthis)の使い方なので、日本語では「カード」と補ったほうがいいでしょう。

 

  • problematic permanent

「やっかいなパーマネント」。マジック語。

 

  • thanks to ~

「~のおかげで」。この意味知らんかった。

 

  • by casting a huge Pull from Tomorrow on our opponent's end step, untapping, and passing our turn

casting ... on our opponents' end step

untapping (our turn)

passing our turn

の3つが並列関係。今みるとuntappingには our turnが省略されているのね。

 

  • an entire board full of creatures

entireは「全部の」(形容詞)。fullは「全部」(名詞)。「全盤面の全クリーチャー」。なんか「全部の全クリーチャー」と書かれていみたいだ。しょぼーん

 

  • actually a major upside

upsideは「上方」「上面」だけど、ここでは意味不明。またか。google翻訳だと「実際には大きなメリット」とか出てくるんだけど、さすがにupsideに「メリット」の意味はないので、これは訳しすぎな気がします。これ、誰かが、翻訳の修正をしたよね。

英英だとupsideはthe more positive aspect of a situation that is generally bad(状況の良い方向性)なので、exile(追放)はスタンダードに余波とか墓地利用がふえているので、今のスタンダード環境では良い選択になってきている、というニュアンスだと思います。

 

  • self-explanatory

「自明」(イディオム)

 

  • leave

学校英語の刷り込みでは「去る」。コアの意味は状態をそのままにして去る、なので、残しておくという意味が強い。

 

  • come in and steal the game

ギデオンの説明。直訳だと、「やってきてゲームを奪う」。フィニッシャーのことなんだけど、まじひで。

 

あとから書くと、こういう訳にすればよかった、とかこういう意味だったのか、というのが結構あるなぁ。次回から本気出す。