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【翻訳】Budget Magic:鰐ハパチラ(ジャンド・ネガティブ)(スタンダード)

原文:

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今週はスタンダードへ向かって、俺が長い間動くように挑戦していたデッキをプレイしよう:《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》の周辺で構築した -1/-1 カウンターをテーマにしたデッキだ! アモンケットがリリースされて間もなく、みんなは《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》デッキについて聞き始めた。しかし -1/-1 カウンターデッキを動かすには、サポートするカードが十分になかった。ありがたいことに、破滅の刻はたくさんのより強力な選択肢をもたらした --- 多分、実際いくつかのゲームで勝てる《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》デッキを寄せ集めるには、十二分に十分だろう! 疑いようもなく、《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》は強力な2マナのカードで、接死(deathtouch)蛇トークンの一種といった価値を山ほど生み出せる。しかし正しいサポートカードを見つけることは、本当にとても困難だ。なぜなら、一見全部強力に見えない、全く異なる数種類の選択肢とたくさんのシナジー前提のカードであるからだ。結局、クロコダイルは《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》を頂点にもっていき、俺が鰐ハパチラと呼んでいるデッキとして残った! ハパチラとクロコダイルが速くて強力なスタンダードでついていけるのか? 動画に行って見つけ出そう。そしてデッキについてもっとたくさんのことを話そう。

動画

デッキ紹介

Budget Magic: $83 (23 tix) CrocPatra (Deck Tech) - YouTube

鰐ハパチラ v.s. 白青モニュメント

Budget Magic: CrocPatra vs WU Gifts (Match 1) - YouTube

鰐ハパチラ v.s. ラムナプ・レッド

Budget Magic: CrocPatra vs Ramunap Red (Match 2) - YouTube

鰐ハパチラ v.s. ティムール・エネルギー

Budget Magic: CrocPatra vs Temur Energy (Match 3) - YouTube

鰐ハパチラ v.s. スゥルタイ・リアニメート

Budget Magic: CrocPatra vs Sultai Reanimator (Match 4) - YouTube

鰐ハパチラ v.s. 青赤コントロール

Budget Magic: CrocPatra vs UR Control (Match 5) - YouTube


鰐ハパチラ

Creatures (22)

4 《媒介者の修練者/Channeler Initiate》
4 《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》
4 《アムムトの永遠衆/Ammit Eternal》
4 《オベリスクの蜘蛛/Obelisk Spider》
3 《横断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing》
3 《蠍の神/The Scorpion God》

Spells (14)

4 《霊気との調和/Attune with Aether》
2 《マグマのしぶき/Magma Spray》
2 《削剥/Abrade》
4 《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》
2 《翦草+除根/Grind+Dust》

Enchantments (4)

4 《スカラベの巣/Nest of Scarabs》

Lands (20)

4 《霊気拠点/Aether Hub》
2 《燃えがらの林間地/Cinder Glade》
4 《進化する未開地/Evolving Wilds》
4 《凶兆の廃墟/Foreboding Ruins》
3 《森/Forest》
2 《山/Mountain》
1 《沼/Swamp》

Sideboard (15)

2 《マグマのしぶき/Magma Spray》
1 《削剥/Abrade》
3 《没収の曲杖/Crook of Condemnation》
1 《精神背信/Transgress the Mind》
4 《大災厄/Doomfall》
2 《木端+微塵/Cut+Ribbons》
2 《不帰+回帰/Never+Return》

デッキ

鰐ハパチラデッキの基本的なアイデアはとても単純だ:大量の -1/-1 カウンターを利用するカード、何かにカウンターを置く大量の -1/-1 カウンターを生産するカード、そして一握りの適当なサポートカード(ほとんど除去呪文)だ。そういう訳で、おそらくデッキを詳細化するもっとも簡単な方法は、一歩ずつ進んでデッキの各パートを個々に見ることだろう。

-1/-1 カウンター 利用者

《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》はこのデッキの中心となるパーツで、最もコストが小さい -1/-1 カウンターを利用するカードだ。《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》は技術的にはクリーチャーだが、ほとんどにおいて、クリーチャー除去で死んでしまうエンチャントのように振る舞う。ときどきまれに攻撃できて、戦闘ダメージが入り、何かに -1/-1 カウンターを置くことができる状況に予期せず気づくことがあるが、《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》はほとんど大抵ただ戦場に座って 1/1 接死蛇を生成するだけである。カウンターを利用する素晴らしいカードには見えないかもしれないが、《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》がクリーチャーとしてマナ・カーブから逸脱していないと見なすならば、ただ複数の蛇トークンを得るだけでも、この伝説のクリーチャーをずっと良いものにする。さらにこの蛇トークンは非常に強く、それはより大きなブロッカーに対して攻撃したり、どんな地上クリーチャーでも倒せる接死のおかげである。

このデッキはハパチラから名前を付けたが、《スカラベの巣/Nest of Scarabs》はこのデッキで最も良い -1/-1 カウンターを利用するカードであるかもしれない。俺が最初にハパチラの周辺で構築し始めたとき、《スカラベの巣/Nest of Scarabs》は文字通り《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》のエンチャント版(トークンに接死が無い下位互換付き)だと思っていた。しかし、本当に大きく違う点が1つある。《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》は何かにカウンターをいくつ乗せても1体の蛇トークンしか作らないが、《スカラベの巣/Nest of Scarabs》はクリーチャーに乗せるカウンターごとトークンを生成する。つまり、これは1ターンで3体以上の虫トークンを作ることはとても簡単だということであり、ゲームが続けば、《スカラベの巣/Nest of Scarabs》は最終的にやっかいなライフロスがくっついていない《苦花/Bitterblossom》とほとんど同になる。

オベリスクの蜘蛛/Obelisk Spider》は、クリーチャーに -1/-1 カウンターを置くたびに対戦相手をドレインすることで、ライフを攻撃せずに下げる方法を追加してくれる。これをするのは遅いが、ほんのちょっとのダメージが全部助けになる。さらにこの途中で何点かのライフを得ると、このことがラムナプ・レッドのようなデッキに対して鍵になりえる。《オベリスクの蜘蛛/Obelisk Spider》は本当に素晴らしいブロッカーでもある --- このクリーチャーがダメージを与えたどんなクリーチャーに対しても -1/-1 カウンターを置くので、本質的にはパワー2を持っている。そしてタフネス4は《削剥/Abrade》や《焼夷流/Incendiary Flow》のような、たくさんある除去呪文を回避することを意味する。確かに -1/-1 カウンターを利用するカードのランキングでは、《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》と《スカラベの巣/Nest of Scarabs》より劣っているが、《オベリスクの蜘蛛/Obelisk Spider》はそういった異なるレベルで攻撃し、このフォーマットで最も人気があるデッキの1つ(ラムナプ・レッド)に合わせて調整するという事実は、このデッキにおいて信頼できるカードになる。

最後は《蠍の神/The Scorpion God》で、このカードはフィニッシャーだ。でかくて殺すのが難しい、《蠍の神/The Scorpion God》もこのデッキの計画に対して完全に良く働き、対戦相手のクリーチャーにカウンターを置くだけでなく、そのクリーチャーが死ねばたくさんのカードも引ける。6/5 であることで、《蠍の神/The Scorpion God》はこのフォーマットにいる何についても攻撃通すことができる。そしてゲーム終盤でマナの注ぎ先があることは、《蠍の神/The Scorpion God》を除くと、このデッキにはカードアドバンテージはたくさん無いので重要である。基本的に《蠍の神/The Scorpion God》はでかくほとんど不死身である脅威で、このデッキのテーマと良く働く2つの異なる能力を持っている。 

-1/-1 カウンター 生産者

《媒介者の修練者/Channeler Initiate》は、このデッキで最も良い -1/-1 カウンターを生産するカードかもしれない。というのは大体、-1/-1 カウンターをクリーチャーに3個置くと(しかし大抵自分に置かない)、《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》と《オベリスクの蜘蛛/Obelisk Spider》の能力も誘発するが、3体の虫トークンをも生成するので《スカラベの巣/Nest of Scarabs》と正気でないほど良く働く、という理由からだ。《媒介者の修練者/Channeler Initiate》は -1/-1 カウンターを利用するカードを場に出した後でプレイしたいので、このカードにはある嫌な矛盾した状況がある。ある状況では、2ターン目にプレイすると各クロコダイルと《蠍の神/The Scorpion God》のためにランプになる。しかし別の状況では、4ターン目まで持っておくと潜在的に山ほどのトークンを生成することができる。この時点では正しい答えは無く、ほとんど手札の状況に依る。《媒介者の修練者/Channeler Initiate》が持つ他の大きな良い点は、カウンターをマナに変えられるので、カウンター置き場には良いクリーチャーであることだ。ああそうだ、最終的にはたった2マナで 3/4 になることができる、まあまあ良いクリーチャーだ。

クロコダイルのナンバーワン --- 《アムムトの永遠衆/Ammit Eternal》 --- は3マナで 5/5 とでかいが、大きな欠点がある。対戦相手が呪文を唱えると常に -1/-1 カウンターを得るからだ。ありがたいことに、このデッキは欠点をアドバンテージにどうにか変えられる。戦場に《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》や《スカラベの巣/Nest of Scarabs》があるとき《アムムトの永遠衆/Ammit Eternal》を出すことができれば、対戦相手が呪文を唱える度に1体か2体のトークンをタダで得る。 -1/-1 カウンターのシナジー計画についてそんなに心配しなくても、でかいクリーチャーからでかいクリーチャーへマナ・カーブを沿って出すことで、いくつかのゲームを勝つことができるため、《アムムトの永遠衆/Ammit Eternal》の大きさも重要だ。

《断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing》は力不足に見えるかもしれないが、このデッキでは数個の理由で素晴らしい。最初の理由は、2ターン目に《媒介者の修練者/Channeler Initiate》、3ターン目に《アムムトの永遠衆/Ammit Eternal》、4ターン目に《断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing》をプレイすると(カウンターは《媒介者の修練者/Channeler Initiate》に置く)、クリーチャーで殴る計画でたくさんのゲームを勝つことができるからである。この状況について考えてみると、《断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing》は《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》 --- スタンダードで最も良いデッキに入っている、最も強力な1枚 --- と同じ統計(訳注:多分、「ステータス」の誤りだと思う)である。次の理由は、《断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing》は -1/-1 カウンター計画と共に働き、《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》や《スカラベの巣/Nest of Scarabs》や《オベリスクの蜘蛛/Obelisk Spider》を誘発することができるからである。最後は、速攻(haste)がある《断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing》は、いくつか驚かせるモノがあり、不意に場にやって来たターンでプレインズウォーカーを殺すことができる。

最後の -1/-1 カウンターを生産するカードは《翦草+除根/Grind+Dust》で、このデッキでは最も良いか最も悪いかのどちらかになる除去呪文であり、マッチアップに依存する。もちろん、何かに -1/-1 カウンターを置けるので、カウンターを利用するカードの能力は全部誘発する。それは素敵だが、除去呪文としては2つの点に対して本当に良い。最初の点は、上半分はラムナプ・レッドのようなデッキに対してよく2対1交換になり、《ファルケンラスの過食者/Falkenrath Gorger》や《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra》や《ボーマットの急使/Bomat Courier》から何でも2体たった2マナで殺せ、これは素晴らしい。次の点は、余波(aftermath)能力のおかげで、神のような殺しにくいクリーチャーに対応する良い方法にもなる。同じターンに6マナで両面を唱えることで、本質的に2体のクリーチャーを何でも追放できるからである。最後にMagical Christmas Land*1があれば、《蠍の神/The Scorpion God》か《オベリスクの蜘蛛/Obelisk Spider》で対戦相手のクリーチャー全部にカウンターを置くことによって、墓地から唱える一方的な全体除去として使うことができる。

他のカード

《マグマのしぶき/Magma Spray》、《削剥/Abrade》、《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》は対戦相手のクリーチャーに対応する方法を与えてくれる。《マグマのしぶき/Magma Spray》はラムナプ・レッドに対して素晴らしく、ほとんど全部のデッキにあるクリーチャーにインスタンススピードで対応し、《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra》でさえ追放する。《削剥/Abrade》はたくさんのマッチアップで価値があり、ゲーム序盤のクリーチャーを倒すだけでなく、アーティファクトをも倒す。一方《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》は、基本的に《終止/Terminate》である。山ほどのエネルギー源は無いが、マナ・ベースを整えるために《霊気との調和/Attune with Aether》があり、つまり通常大きなクリーチャーを殺す追加のエネルギーがそこらへんにあるということである。

《霊気との調和/Attune with Aether》と《霊気拠点/Aether Hub》のセットはわくわくしないが、このデッキを機能するために超重要である。技術的には《翦草+除根/Grind+Dust》の余波も数えると4色デッキであり、《霊気との調和/Attune with Aether》で欲しい土地を何でも探せたり、《霊気拠点/Aether Hub》を痛くない《真鍮の都/City of Brass》にするエネルギーを使うことによって、このデッキの呪文を全部唱えられるようになる。さらに、《霊気との調和/Attune with Aether》のおかげで実際の土地をたった20枚に削ることができ、デッキトップから何か動けるカードを確実に引く助けになる。 

結果

結果として、動画のマッチは 3-2 で終わった。再マッチをやっているとき再び対戦したラムナプ・レッドを負けとみなすなら、結果は 3-3 に下がる。ラムナプ・レッドについて言うと、このフォーマットのトップ付近にいるなら、おそらく《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》に対応するために、このデッキに《闇の掌握/Grasp of Darkness》をはめ込むほうが価値があるだろう。俺がラムナプ・レッドと対戦した2つのマッチでは、互角である(そして、多分有利でさえある)ように感じていた。しかしその後、赤神がやってきて対戦相手のためにゲームを奪っていってしまった。

このデッキ自体は、破滅の刻のスタンダードでプレイしたBudget Magicのデッキ中では、最も戦えるデッキの1つようには感じられない。しかしFNMやMagic Onlineでのマッチで勝つには十分良いと感じている。最も大きな課題は、ほとんどのカウンターを利用するカードがそれ自体ではあまりよくないということだ。《スカラベの巣/Nest of Scarabs》はサポートするカードが無くては何もせず、カウンターを利用するクリーチャー(《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》と《オベリスクの蜘蛛/Obelisk Spider》)はクリーチャーとしてみるとマナ・カーブからいささか劣っている。そういう訳で、ときどきクロコダイルがいないのにカウンターを利用するカードを引きすぎてしまい、そうなるとこのデッキはほとんど何もしない。

良い知らせは、このデッキには遠くへ行ける素晴らしい能力があるということだ。特に、《スカラベの巣/Nest of Scarabs》をなんとかできるなら --- このカードは本当に良かったんだ --- 山ほどの価値をタダで生成し、いくつかの奇妙なナットドローをも可能にした。3ターン目に《スカラベの巣/Nest of Scarabs》、4ターン目に複数の《媒介者の修練者/Channeler Initiate》をプレイし、最終的に盤面を 1/1 虫トークンで埋めたドローだ。このデッキは、全種類の適当なトークンのおかげで、生き残るためにチャンプブロックが本当に上手くできる。そして《蠍の神/The Scorpion God》は、大きさと対処しにくい脅威とカードアドバンテージ・エンジンの両方からゲームを終わらせる素晴らしい方法を提供する。要するに、このデッキは爆発的だった。そして俺はおそらくグランプリにこのデッキを持ち込まないだろうが、FNMやMagic Onlineで楽しむなら十分良い以上のものがある。

超Budget 鰐ハパチラ(ローテーション後版)

Creatures (21)

4 《媒介者の修練者/Channeler Initiate》
4 《毒物の侍臣、ハパチラ/Hapatra, Vizier of Poisons》
4 《アムムトの永遠衆/Ammit Eternal》
4 《オベリスクの蜘蛛/Obelisk Spider》
4 《断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing》
1 《蠍の神/The Scorpion God》

Spells (15)

4 《霊気との調和/Attune with Aether》
4 《マグマのしぶき/Magma Spray》
4 《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》
3 《翦草+除根/Grind+Dust》

Enchantments (4)

4 《スカラベの巣/Nest of Scarabs》

Lands (20)

4 《霊気拠点/Aether Hub》
4 《進化する未開地/Evolving Wilds》
3 《森/Forest》
4 《穢れた果樹園/Foul Orchard》
1 《山/Mountain》
2 《沼/Swamp》
2 《森林の地溝/Timber Gorge》

Sideboard (15)

2 《没収の曲杖/Crook of Condemnation》
3 《造反者の解放/Dissenter's Deliverance》
2 《心臓露呈/Lay Bare the Heart》
4 《大災厄/Doomfall》
3 《木端+微塵/Cut+Ribbons》
1 《翦草+除根/Grind+Dust》

鰐ハパチラと共に超Budget(とローテーション後)へ向かうのは実際とても簡単だ。スタンダードにあるすべての -1/-1 カウンターのカードはアモンケットブロックからであり、イクサランが今夏リリースされた後でもこのフォーマットに残るからだ。デッキを $50 以下にするために、マナ・ベースを最小限に削ることからはじめよう。これは、たくさんの土地が戦場にタップ状態で出るので、いくつかの問題を引き起こす。しかしこの問題は今秋イクサランがリリースされ、高くない2色土地が追加されるときに解決しそうである(ローテーションを生き残るのはファスト・ランドだけであり、超Budgetの構築には高すぎる)。他には、除去をちょっと変えた。《蠍の神/The Scorpion God》を減らして、《断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing》を1枚増やし、《翦草+除根/Grind+Dust》を3枚にした。概して、超Budgetの構築における大きな変更はマナ・ベースだ。しかしタップイン土地を除くと、動画とほとんど同じようにプレイできるに違いない。そして少し前に言った通り、今秋イクサランの2色土地でマナ・ベースをいつでもアップグレードできる。

非Budget 鰐ハパチラ

Creatures (20)

4 Channeler Initiate
4 Hapatra, Vizier of Poisons
4 Ammit Eternal
4 Obelisk Spider
2 Crocodile of the Crossing
2 The Scorpion God

Planeswalkers (3)

3 Chandra, Torch of Defiance

Spells (13)

4 Attune with Aether
2 Magma Spray
2 Abrade
3 Harnessed Lightning
2 Grind // Dust

Enchantments (4)

4 Nest of Scarabs

Lands (20)

4 Aether Hub
4 Blooming Marsh
2 Cinder Glade
2 Foreboding Ruins
3 Forest
2 Hissing Quagmire
2 Mountain
1 Swamp

Sideboard (15)

2 Magma Spray
1 Abrade
2 Crook of Condemnation
1 Transgress the Mind
3 Doomfall
2 Liliana, the Last Hope
2 Cut // Ribbons
2 Never // Return

鰐ハパチラのアップグレードは、このデッキにはすでに最も良い -1/-1 カウンターカードが全部入っているから、本当にとても扱いにくい。もし《スカラベの巣/Nest of Scarabs》のようなカードをプレイしようとするなら、カウンターを利用するカードが働くためにカウンターを生産するカードが限界の量まで必要だ。そういう訳で非Budgetの構築のためには、何枚かのファスト・ランドとプレインズウォーカー --- カードアドバンテージを産むためにメインに《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》、アグロには小さいクリーチャーに対処し、コントロールにはゲーム序盤で着地するためにサイドに《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》--- を入れることで、ほとんどマナ・ベースの改良である。他には、もっとたくさんの -1/-1 カウンターカードを得るまで、このデッキの主計画を弱めないで鰐ハパチラをアップグレードできることはほとんど無い。俺はこの構築は動画のよりちょっと良いと思うが --- ほとんどプレインズウォーカーがもっと生の力を提供するという理由で --- 鰐ハパチラのためだけに、俺はちょっと出かけて《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》を買いに行かないだろう。

まとめ

ともかく今日はこれで全部だ。いつものように君の考え、アイデア、意見、提案をコメントに残してくれ。俺にはTwitterかメールで連絡できる。

 (おわり)

 

*1:どうやら、「すべてがうまくいったとき」「すべてが都合良くいったとき」というような意味のようです。

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《Magical Christmas Land》 土地

Magical Christmas Landが戦場に出るとき、あなたは夢の手札を願う。

T:願いがかなう!

知ってる? 手札が完璧で対戦相手がいなければ、何でも簡単なんだよ!

 

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《Magical Chirstmasland》 伝説の土地

T:あなたのマナプールに好きな色のマナを1つ加える。

もしMagical Christmaslandが初期手札にあるなら、あなたはこのカードを公開して追放してもよい。そうしたなら、各プレイヤーは手札をライブラリのトップへ置き、その後ライブラリからカードを7枚サーチし、別の山へ分ける。その後、各プレイヤーは分けた山を手札に入れ、ライブラリをシャッフルする。