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【翻訳】Budget Magic:ティムール・ミラクルグロー(スタンダード)

ティムールになった我々のド… いや、なんでもない。

 

原文:

www.mtggoldfish.com

 

今週は、イクサランスタンダードへ向かって、新しいように見えるかもしれないが、実際は古いデッキのイクサラン版アップデートであるデッキを紹介しよう:ミラクルグローだ! スタンダードでしばらく浮上していた何枚かのカードに加え、《深根の勇者/Deeproot Champion》が刷られたおかげで、20年近く前からの古典的なテンポデッキを再構築するパーツが全部そろった。ミラクルグローの主な計画は、早いうちにクリーチャーを1体(か2体)を叩きつけて、大量のコストが安い呪文を唱えることで巨大な脅威へと変える。このために、このデッキはほとんどアグロとコンボが奇妙に融合したかのようにプレイされる。クリーチャーを解決したあと、呪文を多発させ、クリーチャーを守るために《顕在的防御/Blossoming Defense》とコストの安い打消し呪文を使い、そして願わくばクリーチャーの攻撃と、《稲妻の一撃/Lightning Strike》と《ショック/Shock》のような火力呪文の組み合わせてゲームを早く終わらせる。ミラクルグローはイクサランのスタンダードでも機能できるか? 動画に行って見てみよう。そしてこのデッキについて議論しよう。

動画

  • デッキ紹介

Budget Magic: $100 (61 tix) Temur Miracle Grow (Deck Tech) - YouTube

  • ティムール・ミラクルグロー v.s. 白青副陽

Budget Magic: Temur Miracle Grow vs UW Approach (Match 1) - YouTube

  • ティムール・ミラクルグロー v.s. スゥルタイ・マーフォーク

Budget Magic: Temur Miracle Grow vs Sultai Merfolk (Match 2) - YouTube

  • ティムール・ミラクルグロー v.s. スゥルタイ・エネルギー

Budget Magic: Temur Miracle Grow vs Sultai Energy (Match 3) - YouTube

  • ティムール・ミラクルグロー v.s. 黒単アグロ

Budget Magic: Temur Miracle Grow vs Mono-Black Aggro (Match 4) - YouTube

  • ティムール・ミラクルグロー v.s. 青黒タップアウト

Budget Magic: Temur Miracle Grow vs UB Tapout (Match 5) - YouTube

ティムール・ミラクルグロー

Creatures (14)

4 《 損魂魔道士/Soul-Scar Mage 》
4 《 深根の勇者/Deeproot Champion 》
4 《 奇怪なドレイク/Enigma Drake 》
2 《 謎めいた海蛇/Cryptic Serpent 》

Spells (29)

4 《 霊気との調和/Attune with Aether 》
4 《 顕在的防御/Blossoming Defense 》
4 《 選択/Opt 》
3 《 ショック/Shock 》
3 《 送還/Unsummon 》
2 《 検閲/Censor 》
4 《 航路の作成/Chart a Course 》
1 《 暴力の激励/Invigorated Rampage 》
4 《 稲妻の一撃/Lightning Strike 》

Lands (17)

4 《 霊気拠点/Aether Hub 》
4 《 植物の聖域/Botanical Sanctum 》
2 《 森/Forest 》
2 《 島/Island 》
2 《 山/Mountain 》
3 《 尖塔断の運河/Spirebluff Canal 》

Sideboard (15)

2 《 チャンドラの敗北/Chandra's Defeat 》
1 《 マグマのしぶき/Magma Spray 》
3 《 セイレーンの嵐鎮め/Siren Stormtamer 》
3 《 呪文貫き/Spell Pierce 》
1 《 送還/Unsummon 》
2 《 削剥/Abrade 》
3 《 否認/Negate 》

デッキ

ティムール・ミラクルグローの基本的な計画は単純だ:ゲームの序盤にクリーチャーをプレイし、このクリーチャーを本当の脅威に変える呪文を使い、よりたくさんの安い呪文でクリーチャーを守る。そして最終的に、このクリーチャーでゲームを終わらせる(ときどき《稲妻の一撃/Lightning Strike》や《ショック/Shock》のような火力呪文の助けもある)。これを考慮して、このデッキは結局ティムール果敢のようにプレイされる。しかしこのデッキを本当に理解するには、2001年に戻ってオリジナルのミラクルグローをいったんちょっと見てみる必要がある。

ミラクルグロー by Alan Comer

Creatures (15)

3 《 ガイアの空の民/Gaea's Skyfolk 》
4 《 アトランティスの王/Lord of Atlantis 》
4 《 マーフォークの物あさり/Merfolk Looter 》
4 《 クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad 》

Spells (27)

4 《 渦まく知識/Brainstorm
4 《 手練/Sleight of Hand 》
4 《 目くらまし/Daze 》
4 《 土地譲渡/Land Grant 》
3 《 撃退/Foil
4 《 意志の力/Force of Will
4 《 噴出/Gush 》

Artifacts (4)

4 《 冬の宝珠/Winter Orb 》

Enchantments (4)

4 《 好奇心/Curiosity 》

Lands (10)

6 《 島/Island 》
4 《 Tropical Island 》

Sideboard (15)

3 《 エメラルドの魔除け/Emerald Charm 》
2 《 ブーメラン/Boomerang 》
4 《 寒け/Chill 》
2 《 誤った指図/Misdirection 》
4 《 水没/Submerge

明らかに《意志の力/Force of Will》や《冬の宝珠/Winter Orb》が無いが、もしオリジナルのミラクルグローの基本へ掘り下げるなら、現在のスタンダードではほとんどのパーツが有効であるが分かるだろう。《深根の勇者/Deeproot Champion》は《クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad》だし、《奇怪なドレイク/Enigma Drake》と《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》と《謎めいた海蛇/Cryptic Serpent》はクリーチャーの残りの枠を埋める(ほとんどアップグレードだ)。《選択/Opt》と《航路の作成/Chart a Course》は確かに《渦まく知識/Brainstorm》ほど強くは無いが、スタンダードで使えるカードプールを考えている限り、キャントリップ枠としてとても良い模倣カードとなる。おそらく奇妙に聞こえるだろうが、《顕在的防御/Blossoming Defense》は基本的に、《目くらまし/Daze》か《意志の力/Force of Will》のこのデッキ版だ。明らかに対戦相手の呪文を打ち消せないが、実際このデッキの脅威を守っているとき、もっと良い仕事さえこなす。《霊気との調和/Attune with Aether》は《土地譲渡/Land Grant》のこのデッキ版として入れて、この1マナの土地チューターでもオリジナルのように土地を10枚まで削らないが、たった17枚まで切り詰めることができる。これはスタンダードの他のデッキと比べてかなり少ない枚数だ。すべてを考慮すると、俺はこのデッキがミラクルグローを現在のスタンダードへ移植した賞賛に値する仕事をこなすと思う。

成長クリーチャー

《深根の勇者/Deeproot Champion》は非常に強力なクリーチャーだが、その力を動力にするためには特殊なデッキがいる。2マナで 1/1 について言うと、サポートカードなしでは力不足だが、低コストの呪文が過剰にあるデッキなので、何か唱えたい呪文を唱えることによって、《深根の勇者/Deeproot Champion》を2マナで 4/4 や 6/6、8/8 に成長させることはとても簡単である。典型的には《致命的な一押し/Fatal Push》は主な問題点であるだろうが、たくさんの低コストの呪文はクリーチャーを守るために専念するので、《深根の勇者/Deeproot Champion》を生き残らせるという本当にとても良い仕事をこなす。そして一旦大きくなれば、対戦相手は毎ターンチャンプブロックを強いられ、遅かれ早かれ対戦相手のライフをなくしゲームを終わらせることができるはずだ。

《深根の勇者/Deeproot Champion》と違って《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》は恒久的に成長はせず、代わりに果敢(prowess)で呪文を唱えればターン終了時まで大きくなるだけだ。しかし1ターン目に極端に積極的な立ち上がりをすることで、この欠点を補う。頻繁に起きることではないが、火力呪文が疑似的な萎縮(wither)になるという長所が時折非常に重要で、ダメージが与えられてクリーチャーを殺される前に、《ショック/Shock》を《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn》を 0/1 にするように使うことができる。最も重要なことは、《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》によって「スペルマスター」計画を支援するたもう一体のクリーチャーと、効果的な非クリーチャー呪文を過剰に入れているこのデッキにとってもう一つの対価が得られるということだ。

《奇怪なドレイク/Enigma Drake》は大きなフィニッシャーで、3マナというのはこのデッキにとって一番高コストなクリーチャーだ。《奇怪なドレイク/Enigma Drake》を唱えるときには大抵 4/4 飛行になっているし、通常はゲームが長引けばもっと大きく成長する。このフォーマットで最もプレイされている除去呪文のうちのいくつか、つまり《削剥/Abrade》と《稲妻の一撃/Lightning Strike》では殺せないし、《致命的な一押し/Fatal Push》は紛争(revolt)を達成する必要があり、驚く程良くマッチする。

他の何よりも優れているのは、《奇怪なドレイク/Enigma Drake》がこのデッキで素晴らしい一番大きな理由は、飛行があることだ。クリーチャーはすべて巨大な脅威へと成長するが、地上でチャンプブロックされることに悩まされる。一方で《奇怪なドレイク/Enigma Drake》は、ほとんどのブロッカーを飛び越えることで複数回攻撃することで対戦相手を倒す。《深根の勇者/Deeproot Champion》はこのデッキの中心的な存在であるが、《クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad》との類似点はほんのわずかで、《奇怪なドレイク/Enigma Drake》はベストクリーチャーにもなりえる。

クリーチャーの基盤を完全なものにするのは、複数枚の《謎めいた海蛇/Cryptic Serpent》で、このクリーチャーはもう1体の低コストな脅威だ。このデッキにはとてもたくさんの低コストな呪文があるので、通常「実際」は 2,3マナで唱え、6/5 という素晴らしいヤツを作ることができる。《深根の勇者/Deeproot Champion》のように、《謎めいた海蛇/Cryptic Serpent》は時折チャンプブロックで悩まされるが、十分大きいので --- 最悪でも --- 対戦相手のブロッカーを毎ターン食べて、ゆっくり防御をはがすことができる。

奇跡

カード・ドロー

《選択/Opt》と《航路の作成/Chart a Course》は大変重要である。一旦戦場に1、2体クリーチャーを出すと、やりたいことのすべてはクリーチャーを巨大にするために呪文をつなげることである。カードを引くのにコストがかからない低コストの呪文(もしくは、強襲(raid)達成時の《航路の作成/Chart a Course》のような、純粋にカードを引く利益があるカード)があることは、本質的にこのデッキの計画をこなせるということである。君たちがこのデッキがやることについて考えるとき、《選択/Opt》のようなカードをただ「占術1、カードを引く」と読んではいけない。これは「占術1、カードを引く、すべてのクリーチャーに +1/+1 を与える」と読み、たった1マナでとてもばかげたことをする。《航路の作成/Chart a Course》については、常に攻撃しようとしているデッキにとってはかなり強力である。さらに時折故意に強襲を達成しないで唱えることで、《奇怪なドレイク/Enigma Drake》と《謎めいた海蛇/Cryptic Serpent》のために、他の呪文を墓地に置くことができる。《選択/Opt》と《航路の作成/Chart a Course》は、クリーチャーを成長させている途中で常に動ける手札で満たす助けになる。

防御

《顕在的防御/Blossoming Defense》は最も重要なカードであるかもしれない。クリーチャーを巨大にすることをたくさんした後、戦場に定着させ、確実に《致命的な一押し/Fatal Push》や《排斥/Cast Out》や《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》で完全に死なないようにする。《顕在的防御/Blossoming Defense》の呪禁(hexproof)の部分は除去呪文をたった1マナで失敗させるだけでなく、+2/+2 (クリーチャーは呪文を唱えると奇跡的に成長するおかげで、実際は +3/+3 だ)はダメージを通してゲームを終わらせられる。

《検閲/Censor》はこのデッキにとっては奇妙なカードだ。理論的にはクリーチャーを守るために使えるが、実際2マナを残しておくことははとても厳しい。なぜならすべての果敢(prowess)と疑似果敢(prowess)の能力は、メインフェーズでインスタントやソーサリーを唱え得た後で、可能な限りたくさんのダメージを得るために攻撃することを奨励するからだ。良い知らせは、《奇怪なドレイク/Enigma Drake》を成長させたり《謎めいた海蛇/Cryptic Serpent》のコストを下げたりするために、たった1マナで常にサイクリングできることだ。

一方で、《送還/Unsummon》は2つの責務がある。一番多いのは、対戦相手のブロッカーをどかすことでダメージを通すために使うことだが、防御呪文としても使う。このデッキにはたくさんのクリーチャーがいないので、時折本当に、本当に(例えば)《奇怪なドレイク/Enigma Drake》を生き残らせる必要があり、ゲームを終わらせられる場面に出くわすことに気付くことがある。このような状況では、理想的ではないが、たとえ次のターンいくらかのマナをクリーチャーを再度唱えることに費やすことになっても、クリーチャーを生き残らせるために《送還/Unsummon》を使うことが、「本物」の除去呪文で死んでしまうよりずっと良くなる。

火力呪文

 ティムール・ミラクルグローは対戦相手をできるだけ早く効果的に倒すことに極端に焦点を合わせているので、状況が求めていれば、火力呪文はすべて直接対戦相手へ撃ちこむことができる。このことは《削剥/Abrade》と《マグマのしぶき/Magma Spray》にある多様性をいくらかあきらめることになるが、《稲妻の一撃/Lightning Strike》と《ショック/Shock》は生の殺傷力でそれを補う。ゲームの序盤では、この呪文をじゃまにならないようにブロッカーを取り除くために使うことができ、そしてクリーチャーで攻撃し続けることができる。その後ゲームの終盤では、対戦相手へ直接向けることで事を終わらすために使える。

《暴力の激励/Invigorated Rampage》は1枚差しているだけだが、《深根の勇者/Deeproot Champion》や《謎めいた海蛇/Cryptic Serpent》のような地上クリーチャーには、対戦相手のブロッカーを押し分けて進むトランプル(trample)を与えるので、非常に強い。欠点はこの強化呪文はタフネスを上げないことであり、そのため実際には《顕在的防御/Blossoming Defense》と同じようにクリーチャーを除去やブロッカーから守る助けにはならない。巨大な《深根の勇者/Deeproot Champion》を成長させることで、ゲームを終わらせるのに必要とされる一度の攻撃が入れられなくなるよりも、悪くなるように感じるものはなく、《暴力の激励/Invigorated Rampage》は容易にこの問題を解決する。

マナ

ミラクルグローの最後のパーツはマナだ。これについて説明するのに時間をたくさん費やさないだろうが、指摘しておくことは複数の価値がある。まず実土地が17枚しかななく、加えて4枚の《霊気との調和/Attune with Aether》があり、このカードは基本的に呪文であることですべてのクリーチャーを支援するタップインランドでもある。このデッキにはエネルギー・シナジーが全く無いが、《奇怪なドレイク/Enigma Drake》と《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》と《深根の勇者/Deeproot Champion》を成長させ、《謎めいた海蛇/Cryptic Serpent》のコストを下げる土地であることは、《霊気との調和/Attune with Aether》を素晴らしいカードにするには十分だ。

俺がマナ・ベースについて述べておきたい他のことはファストランドで、大量にBudgetデッキに加えている(このデッキの非土地は実際非常に安いが、《植物の聖域/Botanical Sanctum》と《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》と《霊気拠点/Aether Hub》の値段はそれだけで $60 を超えている)。このデッキのマナの頂点は3マナで極端にアグロで構築しているので、タップインする土地はどれでもプレイすることは、デッキにものすごく悪影響を及ぼす。いくつかのBudgetデッキは一握りのタップインランドを入れることで何とかできるが、このデッキは違う。もしタップインランドのせいでマナ・カーブを外すようなプレイを強いられたら、ゲームに勝つ見込みは劇的に下がる。そういう訳で、このデッキの合計金額は俺がやりたいのより少し高い(だが、もし他のデッキからファストランドを持って来れるなら、ティムール・ミラクルグローをドラフトのカスで構築できる)。しかしこの場合、このデッキをきちんと機能させるために、土地に無駄使いすることは必要悪である。良い知らせは、それにもかかわらずファストランドは、スタンダードで安定であるだけでなくモダンでも重度にプレイされるので、良い土地であるということだ。だからもしすこし余計に支払うなら、やってくれるカードだ。

 結果

概して、このデッキは 3-2 で終わり、この結果は立派だったが、負けのうち少なくても1回は対戦相手は実際にこのデッキを倒したというより、自分自身に負けたりひどいマナの状況だったからであり、少しフラストレーションがあった。たった17枚の土地をプレイすることから来るリスクがあり、たくさんのカードドローや《霊気との調和/Attune with Aether》があっても、マナ・ベースが全く働かないゲームがあるだろう。他方で土地を切り詰めることで爆発力を加え、呪文をつないでいくことをずっと簡単にし、ゲームに勝てる。そういう訳で、土地を削るリスクについて述べておくことは価値があるが、俺は17枚のマナ・ベースでとても満足している。

俺がしたいこのデッキの変更点については、本当にほとんどない。クリーチャーは非常に強く感じたし、大部分で呪文も良く感じた。《暴力の激励/Invigorated Rampage》をもう一枚入れる空きを探すのは正しいかもしれない。なぜなら、《奇怪なドレイク/Enigma Drake》は通常このような状況で働くには十分ではあるが、ときどきゲームに勝利する妥当な方法は飛行がある《奇怪なドレイク/Enigma Drake》しかなかった状況があった。そうでないなら、《霊気拠点/Aether Hub》を過度に引いてしまったが色マナを産むエネルギーがないせいで少なくても1ゲーム負けたので、他のダメージ・ソースかエネルギー2つ(多分《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》)を見つけることが有益かもしれない。

基本的に、ティムール・ミラクルグローは本当に安定して戦えると感じたが、もっと重要なことは爆発的にプレイすることだ。中身はアグロデッキだが、アグロデッキにしり込みしてしまう俺のようなヤツにとってでさえ、大量の呪文を投げつけたりカードを引くことでプレイが楽しくなる。ほとんどのミッドレンジやコントロールデッキより十分早く(もしくは《奇怪なドレイク/Enigma Drake》の助けがあって)、一般的に他のアグロデッキより大きいクリーチャー(ラムナプ・レッドとの対戦を支えるために何枚かのライフゲインのカードをサイドボードに入れるかもしれないが)がある。ティムール・ミラクルグローをやってみよう、俺は君ががっかりするとは思えないね!

 超Budget ティムール・ミラクルグロー

ティムール・ミラクルグローの超Budgetを作ろうとしたとき、良い知らせと悪い知らせがある。良い知らせは、ファストランド以外ではこのデッキはすでにゴミのように安いことで、つまりこのデッキを超Budgetの予算に収めるために必要なことは、マナ・ベースを削るだけだ。悪い知らせは2つ要素がある。1つ目は、超Budgetの予算の範囲にする方法は土地を削るだけだということだ。なぜなら土地以外は何も価値がないからで、つまり柔軟性はほとんどないということだ。2つ目は、もしこれまでにファストランドを必要とするBudget Magicのデッキがあったなら、それはティムール・ミラクルグローだ。だから他のデッキとは違って、7枚のファストランドから4枚の《進化する未開地/Evolving Wilds》と基本土地を増やすことにするは、このデッキを傷つける。この方向へ向かうことはおそらくキッチンテーブル・マジックでは十分だが、ティムール・ミラクルグローをFNMレベルでプレイするときでさえも、戦う機会を得るためにファストランドへアップグレードする必要があるだろう。

非Budget ティムール・ミラクルグロー

ティムール・ミラクルグローの非Budget版の構築はたくさんの変更点はない。4枚目の《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》を除くと、俺がメインデッキに加えたいと考えるカードは《アズカンタの探索/Search for Azcanta》だけだ。メインデッキに28枚という大量の非クリーチャーで非土地というカードをがあることを考えると、このエンチャントはこのデッキには少し遅いが、もしゲームが長引いてしまったらたくさんの価値をもたらしてくれる。そのほかの点では、サイドボードにもう少し「長引かせる」カードがあり、それは追加の《アズカンタの探索/Search for Azcanta》と《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》と《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》だ。《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》はメインデッキという考えがふさわしいかもしれないが、たとえ《霊気との調和/Attune with Aether》と大量のキャントリップがあっても、土地が17枚のデッキで4マナをプレイするのはとてもリスクがある。基本的に動画でプレイした構築は、俺がティムール・ミラクルグローの最適な構築と考えているデッキととても近い。たまたまBudgetの価格範囲に(ものすごく)下がっただけだ!

 

(おわり)