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【翻訳】Budget Magic:緑単モニュメント(スタンダード)

原文

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最近スタンダードをほとんどプレイしていないし、イクサランの相克がリリースされスタンダードがかき回されるまで待っている間、ほとんどモダンに集中していたからだろうが、今週はスタンダードに飛び戻ってエネルギーとかいうモンスターをふるい落としに他のことをやってみよう。以前スタンダードの2つのテストがどのようなものであるかについて話した。それは、2ターン目の《牙長獣の仔/Longtusk Cub》テストと、中~終盤の《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》(と《スカラベの神/The Scarab God》)テストだ。このテストを通過する最も普通の方法は、除去をプレイすることだ。《致命的な一押し/Fatal Push》と《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》は《牙長獣の仔/Longtusk Cub》を倒すために、そして《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》と《イクサランの束縛/Ixalan's Binding》は神を倒すためだ。しかし他の方法もある。早く最高のカードを引くことだ。これが今日のデッキの主な計画、緑単モニュメントだ!

《ロナスの碑/Rhonas's Monument》は潜在能力があるカードで、強力なクリーチャーへランプするだけでなくクリーチャーをパンプアップする。一番重要なことは、トランプルを与え対戦相手のブロッカーを粉砕することだ。今日のデッキは基本的には、古典的なBudgetのアーキタイプである緑単ストンピィのイクサラン・スタンダード版だ。そしてこれに《ロナスの碑/Rhonas's Monument》を加えたものだ、というのはスタンダードで一番良い緑単ストンピィのカードだからだ。緑単デッキはイクサランのスタンダードでやれるだろうか? 動画に行って見てみよう、そしてデッキについて議論しよう。

動画

Budget Magic: $87 (36 tix) Mono-Green Monument (Deck Tech) - YouTube

Budget Magic: Mono-Green Monument vs Four-Color Control (Match 1) - YouTube

  • 緑単モニュメント v.s. グリクシス・ミッドレンジ

Budget Magic: Mono-Green Monument vs Grixis Midrange (Match 2) - YouTube

  • 緑単モニュメント v.s. 白青サイクリング

Budget Magic: Mono-Green Monument vs UW Cycling (Match 3) - YouTube

  • 緑単モニュメント v.s. スゥルタイ・エネルギー

Budget Magic: Mono-Green Monument vs Sultai Energy (Match 4) - YouTube

  • 緑単モニュメント v.s. ラムナプ・レッド

Budget Magic: Mono-Green Monument vs Ramunap Red (Match 5) - YouTube

緑単モニュメント

Creatures (27)

4 《 緑地帯の暴れ者/Greenbelt Rampager 》
4 《 マーフォークの枝渡り/Merfolk Branchwalker 》
4 《 立て直しのケンラ/Resilient Khenra 》
4 《 導路の召使い/Servant of the Conduit 》
1 《 不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable 》
2 《 ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade 》
4 《 横断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing 》
4 《 新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk 》

Spells (5)

4 《 顕在的防御/Blossoming Defense 》
1 《 襲撃/Pounce 》

Artifacts (6)

3 《 造命師の動物記/Lifecrafter's Bestiary 》
3 《 ロナスの碑/Rhonas's Monument 》

Lands (22)

3 《 Desert of the Indomitable 》
14 《 森/Forest 》
4 《 Hashep Oasis
1 《 Scavenger Grounds 》

Sideboard (15)

2 《 形成師の聖域/Shapers' Sanctuary 》
1 《 没収の曲杖/Crook of Condemnation 》
3 《 英雄的介入/Heroic Intervention 》
3 《 襲撃/Pounce 》
2 《 霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester 》
2 《 貪る死肉あさり/Deathgorge Scavenger 》
2 《 刻み角/Manglehorn 》

デッキ

緑単モニュメントの基本的なアイデアは単純だ。主な目的は、対戦相手がやることは無視して、大量の効果的な緑のクリーチャーをプレイし、《ロナスの碑/Rhonas's Monument》と大量のパンプアップ呪文を使ってクリーチャーを巨大にしトランプルを与える。そして対戦相手が立て直す前に踏み倒す。効果的なクリーチャーをプレイすることは計画の大きな部分ではあるが、《ロナスの碑/Rhonas's Monument》は、クリーチャーを成長させるだけではなくトランプルも与えるので、すべてを働かせるようにするカードでもある。つまりこの何もしないアーティファクトが、このデッキを議論し始める完全に良い場所ということである。

何もしないアーティファクト

《オケチラの碑/Oketra's Monument》はみんなから名声を得ているが、《ロナスの碑/Rhonas's Monument》は正しいデッキに入れればサイクルで最も強力かもしれない。そのトリックとは、このカードが持つ2面性をつなぐことができるかであり、このデッキはそれをする。緑のクリーチャーを1マナ少なくすることは、2つの重要なことをする。1つは、《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》をランプするのに有益で、このカードは中核となるドローの1枚である。2ターン目に2マナをプレイし、3ターン目に《ロナスの碑/Rhonas's Monument》をプレイし、《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》をプレイすることで(《ロナスの碑/Rhonas's Monument》の誘発能力の対象は2マナクリーチャーにする)、大量のトランプルダメージを入れることができる。2つ目は、《ロナスの碑/Rhonas's Monument》は2マナクリーチャーのコストが1マナ少なくすることで、小さいクリーチャーを盤面に満たす助けになることだ。これにより、幅広く展開して対戦相手の防御を迂回できるようになる。

ランプは素晴らしいが、《ロナスの碑/Rhonas's Monument》の最大の恩恵は、他のクリーチャーをプレイしたときクリーチャーをパンプアップしトランプルを与えられることだ。特にトランプルは鍵で、対戦相手の盤面を超えて攻撃できるからだ。このデッキにはクリーチャーで敷き詰められているから、《ロナスの碑/Rhonas's Monument》を引いているならば、4ターン目にパワー 10 のトランプルで攻撃できる、ということがあり得なくはない。さらにもう一つの何もしないアーティファクトとも本当に良く働く。

《造命師の動物記/Lifecrafter's Bestiary》は、クリーチャーを唱えるときカードを(わずか1マナで)引き、アップキープ時のタダで占術もできることで、《ロナスの碑/Rhonas's Monument》を誘発するクリーチャーを確実に尽きいようにする助けになる。もし《造命師の動物記/Lifecrafter's Bestiary》と《ロナスの碑/Rhonas's Monument》の両方が戦場にあるならば、《ロナスの碑/Rhonas's Monument》のコスト削減は本質的にカードを引くための支払いになり、単にクリーチャーのマナ・コストを払って、クリーチャーとカードを1枚引くことができる。《造命師の動物記/Lifecrafter's Bestiary》はアグロに特化したデッキに対してはちょっと遅くなることもあるが、コントロールやミッドレンジに対しては最善のカードの1枚であり、対戦相手の除去や打消しと戦うカード・アドバンテージを絶え間なく生み出してくれる。

コンボ・クリーチャー

このデッキのクリーチャーは、他のクリーチャーをパンプアップするのに効果的で良いので大半はクリーチャーが入っているが、素敵なコンボもある。《導路の召使い/Servant of the Conduit》は実際には素晴らしいビートダウンカードではないが(ときどき4~5マナへのランプになったとしても)、エネルギーを食い荒らすことで《緑地帯の暴れ者/Greenbelt Rampager》とコンボになるので、実際は本当に良い。ほとんどのデッキは《緑地帯の暴れ者/Greenbelt Rampager》がバウンスする能力を欠点と考えているが、このデッキではそれがこの1マナをプレイする主な理由になっている。もしエネルギーを費やし続けるために《導路の召使い/Servant of the Conduit》を使うなら、《緑地帯の暴れ者/Greenbelt Rampager》は《ロナスの碑/Rhonas's Monument》と《造命師の動物記/Lifecrafter's Bestiary》の誘発を毎ターン少なくても1回、ときには2回も繰り返す方法を与えてくれる! これによってカード・アドバンテージとソーサリースピードに +2/+2 トランプル呪文の繰り返すことができ、常に対戦相手の盤面をダメージを与えるために攻撃できる助けになる。さらにこのデッキはちょうどクリーチャーが欲しく、《導路の召使い/Servant of the Conduit》と《緑地帯の暴れ者/Greenbelt Rampager》はその要求に合っている。

価値を生むクリーチャー

《マーフォークの枝渡り/Merfolk Branchwalker》は単純に良い2マナクリーチャーだ。特に何のシナジーもないが、探検(explore)のおかげでドローをスムーズにしながら、何もしないアーティファクトを誘発する助けになる。前に述べたように、何もしないアーティファクトがクリーチャーを唱えないと文字通り何もしないので、できるだけだくさんのクリーチャーを入れたい。そして《マーフォークの枝渡り/Merfolk Branchwalker》は2マナ枠として妥当な選択肢である。

一方《横断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing》は戦場に《ロナスの碑/Rhonas's Monument》がある状態では最も強いフィニッシャーの1枚である。少なくても1体戦場に他のクリーチャーがいる限り、単に《横断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing》を唱えることで +2/+2 トランプルを与え、5/4 速攻(haste)の脅威も得られて、何もないところから大量のダメージとなる。さらに《ロナスの碑/Rhonas's Monument》があると、何の助けが無くても3マナ 5/4 速攻というばかげたモノが得られる。おそらく奇妙に見えるかもしれないが、このデッキでたくさんプレイした後では、《横断地のクロコダイル/Crocodile of the Crossing》は緑単モニュメントのBudget構築の中では、一番印象に残ったクリーチャーの1体だった。

パンプ・クリーチャー

《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》はおそらく最も強力なクリーチャーだろう。《導路の召使い/Servant of the Conduit》か《ロナスの碑/Rhonas's Monument》の助けで4ターン目に唱えることができれば、序盤で信じられないほどの量のパワーが得られる。この構造体はとりわけ《ロナスの碑/Rhonas's Monument》と良く働く。ちょっと想像してほしい、2ターン目に《導路の召使い/Servant of the Conduit》をプレイし、3ターン目に《ロナスの碑/Rhonas's Monument》をプレイする。4ターン目に《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》をプレイし《導路の召使い/Servant of the Conduit》にカウンターを乗せて 6/6 にし、+2/+2 トランプルも与えると、巨大な量のダメージにあんる。《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》が戦場にあった後では、もう1体のトランプルクリーチャーが得られ、対戦相手は生き残るためにチャンプブロックするのを本当に難しくさせられる。基本的に5マナで 8/8 トランプルは、すでにマナ・カーブの上を行っていて、《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》のパワーの半分を他のクリーチャーに与えられることは、《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》をさらにトラウマにする。

《立て直しのケンラ/Resilient Khenra》は《ロナスの碑/Rhonas's Monument》があると正気でないことになる。基本的には、2/2 を残して戦場にある《造命師の動物記/Lifecrafter's Bestiary》を誘発しながらクリーチャーに +4/+4 トランプルを与える、1マナのパンプアップ呪文である。緑単モニュメントの主な計画の一つには、毎ターン1体のクリーチャーをオールインすることで(《ロナスの碑/Rhonas's Monument》が対象とするクリーチャーは何でもトランプルが得られる)、《立て直しのケンラ/Resilient Khenra》は鍵の部分とある。永遠(eternalize)のおかげで、ゲームが長引けば墓地からクリーチャーをパンプアップするもう一つのずるい方法がある間、《立て直しのケンラ/Resilient Khenra》から奇妙なカードアドバンテージ源が得られる。最も重要なことは、前に話したように、《ロナスの碑/Rhonas's Monument》と《造命師の動物記/Lifecrafter's Bestiary》が鍵なので、できるだけたくさんのクリーチャーが欲しく、たとえ結果が同じでも《気宇壮大/Larger Than Life》のような呪文ベースのパンプアップ呪文より《立て直しのケンラ/Resilient Khenra》のほうがずっと良くなる。

パンプアップ・クリーチャーを締めくくるのは2枚の《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade》と1枚の《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》だ。《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade》はほとんどなんにでも良い枠で、《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》枠でもあり何もしないアーティファクトを誘発するもう一体のクリーチャーでもある。《造命師の動物記/Lifecrafter's Bestiary》が追加のカードを引く誘発能力のために何体かの小さいクリーチャーを使えるので、ときおりマナのために +1/+1 カウンターが乗っているクリーチャーをタップできることは重要でもある。一方《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》は正気ではなく、もし高くなければ少なくても2枚か、多分3枚はプレイしたかったカードだ。接死と破壊不能の組み合わせは、トランプル持ちの接死はブロッククリーチャーを倒すためにたった1ダメージを与え、残りはトランプルダメージになるので、《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》を《ロナスの碑/Rhonas's Monument》でトランプルを与える最善のクリーチャーの一体にする。

他のカード

このデッキを完全なものにするのは、複数枚の呪文だ。《顕在的防御/Blossoming Defense》は、呪禁のおかげで対象を取る除去と戦える、もうひとつのパンプアップ呪文である。対戦相手がブロックした後、クリーチャーをパンプアップし(できるならば)対戦相手のクリーチャーを通すために、インスタント・スピードで唱えられるので、クリーチャーデッキに対してはほとんど除去呪文のように働く。コントロールデッキに対しては、一番良いクリーチャーを対象にする《排斥/Cast Out》や《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》を止めることができるので、強気に行ける。《襲撃/Pounce》に関しては、メインではたった1枚だが(サイドにはもっとある)、ピンチのときにクリーチャーを倒す方法になる。さらに、「手札に戻る」誘発能力がスタックにあるとき、《襲撃/Pounce》を対戦相手の何かを倒すために使うことで、《緑地帯の暴れ者/Greenbelt Rampager》をプレイするトリックもできるので、インスタンススピードというのも素敵である。

結果

全体として、動画の対戦結果は 3-2 で、実際にはグリクシス・ミッドレンジと2回戦い負けたので、合計では 3-3 だった。ほとんど完全に除去を免れようとするのはいくぶんリスクがある戦略ではあるが、良い知らせはこのデッキは信じられないほど爆発的で、戦場に《ロナスの碑/Rhonas's Monument》があった後ではどこならともなく勝利する素晴らしい仕事をした。クリーチャーはみんな良く、何もしないアーティファクトは良いクリーチャーと共に良く働いた。つまりこのデッキは全体としてとても安定しているように感じた。

俺が何戦かした後で変更したい点に関しては、一番大きなことはサイドボードにある《刻み角/Manglehorn》をやめて《人工物への興味/Appetite for the Unnatural》を加えたいことだろう。何もしないアーティファクトを誘発するクリーチャーであるので、《刻み角/Manglehorn》はこのデッキでは良いように見えるが、エンチャントを破壊できないことは、特に《ドレイクの安息地/Drake Haven》に対しては、問題となった。他のことについては、Budget版についてはするべきことは無い。もし君が《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》を複数枚持っているなら、そのカードは素晴らしいので枠に入れよう。他には、《人工物への興味/Appetite for the Unnatural》を入れれば良くなるに違いない。

エネルギー・デッキとラムナプ・レッドはまだスタンダードのトップにいるが、イクサランの相克がリリースされる前は、何かのデッキが引きずり降ろすようには見えず、緑単モニュメントはとても妥当なBudgetの選択肢であるように感じる。複数のエネルギー・デッキに対してプレイし、ほとんど《ロナスの碑/Rhonas's Monument》がブロッカーを超えるトランプルを与えたおかげで、成功を収めた。これはエネルギー・デッキのメインの計画は、クリーチャーデッキに対して生き延びることだからであり、ラムナプ・レッドとの対戦は素晴らしくは感じられないが、悪いとは感じず、もっとライフ回復するか《貪る死肉あさり/Deathgorge Scavenger》をメインに移すかすれば、おそらく改良できるだろう。もし君が巨大なトランプルクリーチャーでビートダウンし対戦相手を速攻で倒したいなら、このデッキはBudgetなスタンダードデッキであるかもしれない!

 

(おわり)