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【翻訳】Budget Magic:ウィザード信心(モダン)

原文

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今週はモダンへ向かって、素晴らしいメカニズムと俺が気に入っている部族と共にすりつぶすデッキを使おう。そのメカニズムとは信心で部族とはウィザードだ。つまり俺が青単信心と呼んでいるデッキをプレイしよう。基本的なアイデアはとても単純だ。青への信心を稼ぐためにたくさんの青マナシンボルを含むたくさんのクリーチャーをプレイし、《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》で大量のマナを増やし、フィニッシャーである《波使い/Master of Waves》と《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》をサポートする。青シンボルを増やすたくさんのベストクリーチャーは、たまたまウィザードであり、複数の協力な部族シナジーも加えられた。最終的にこのデッキは、対戦相手をウィザードで崩壊させることでゲームを長くし、たくさんのエレメンタル・トークンを《波使い/Master of Waves》で産むことでタダ勝ちを拾っていく。ウィザードと青信心という異なるものの組み合わせは、モダンで戦うことができるのか? 動画に行って見つけ出そう、そしてこのデッキについてもっと議論しよう。

動画

  • デッキ解説

Budget Magic: $94 (24 tix) Wizard Devotion (Deck Tech) - YouTube

Budget Magic: Wizard Devotion vs UW Control (Match 1) - YouTube

  • ウィザード信心 v.s. 白単エメリアコントロール

Budget Magic: Wizard Devotion vs Martyr Proc (Match 2) - YouTube

  • ウィザード信心 v.s. マーフォーク

Budget Magic: Wizard Devotion vs Merfolk (Match 3) - YouTube

  • ウィザード信心 v.s. 緑赤土地破壊

Budget Magic: Wizard Devotion vs GR Ponza (Match 4) - YouTube

  • ウィザード信心 v.s. 死の影

Budget Magic: Wizards Devotion vs Death's Shadow (Match 5) - YouTube

ウィザード信心

メイン

1 《アゾリウスのギルド魔道士/Azorius Guildmage
1 《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift
1 《ディミーアのギルド魔道士/Dimir Guildmage
4 《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides
20 《島/Island
4 《審判官の使い魔/Judge's Familiar
2 《マナ漏出/Mana Leak
4 《波使い/Master of Waves
4 《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer
1 《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror
4 《夜帷の死霊/Nightveil Specter
3 《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx
2 《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea
1 《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant
4 《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy
4 《悲しげなセルキー/Wistful Selkie

サイドボード

3 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
3 《否認/Negate
2 《川の叱責/River's Rebuke
2 《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass
2 《太陽のしずく/Sun Droplet
1 《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir
2 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag

デッキ

ウィザード信心は基本的に青単信心で、一握りのウィザードシナジーでアドバンテージを取るデッキだ。このデッキをどうプレイするかは、ほとんど手札と対戦に依る。1マナから4マナまでマナ・カーブに沿ってプレイすれば、巨大な《波使い/Master of Waves》でゲームを終わらせるアグロデッキになる対戦もあれば、ウィザードを使って対戦相手を崩壊させ《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》を対戦相手の適切な呪文を打ち消した後、《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》でゲームを終わらせるか《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》で対戦相手の盤面をバウンスする、コントロールデッキになる対戦もある。おそらくこのデッキを見る一番簡単な方法は信心のカード、つまりウィザード、フィニッシャー、ユーティリティー・カードを掘り下げることだろう。青への信心の燃料となるカードから始めよう。

信心を稼ぐカード

《審判官の使い魔/Judge's Familiar》と《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》は、本質的にこのデッキでは同じカードだ。両方とも非常に重要なことを3つする。1つ目は、対戦相手の回答となる1マナであり、信心を稼ぐ青シンボルを増やしながらダメージで削り始めることができる。これは大したことが無いように見えるかもしれないが、ダメージは何ターンか連続して加えることになり、頻繁に重要になる。2つ目は、《審判官の使い魔/Judge's Familiar》と《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》自体がすることで、速いコンボに対して何ゲームかは呪文限定の《魔力の乱れ/Force Spike》になる。最悪、《審判官の使い魔/Judge's Familiar》と《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》は対戦相手のマナ・カーブを抑えることはでき、ストームやドレッジのようなデッキに対して1~2ターンは時間を稼ぐことができる。最高だと、2~3枚の《審判官の使い魔/Judge's Familiar》と《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》を戦場に積み重ね、完全に対戦相手の呪文をプレイさせないようロックできる。3つ目は、《審判官の使い魔/Judge's Familiar》と《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》は全体除去に対していくらか防御になり、対戦相手が《神々の憤怒/Anger of the Gods》や《滅び/Damnation》といった全体除去でクリーチャーを蹴散らすことを難しくする。全体として、《審判官の使い魔/Judge's Familiar》と《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》は、たとえウィザードシナジーをサポートしなくても素晴らしいカードだ。

《Nightveil Specter》はほとんど3マナで青シンボルを3つ稼ぐためにいる。青への信心を稼ぐ素晴らしい方法になるし、大量のエレメンタル・トークンを産む《波使い/Master of Waves》へのつなぐ完璧なマナ・カーブでもある。空からこの2つのことが起これば素敵だが、いつも起こるわけではない。《Nightveil Specter》はカード・アドバンテージを産むが、君が考えているほど頻繁には起こらない。なぜなら、対戦相手のデッキから追放したカードを唱える正しい色マナが必要だからだ。つまり大抵は最初のうちは追放して土地をプレイするか、後では意味のある呪文を追放されることを期待するだけだ。

ウィザード

《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》は主要なウィザードの対価だ。おそらくちょっと奇妙に見えるかもしれないが、実際は本当に驚くほど素晴らしいのだ。レベル1:《対抗呪文/Counterspell》のコストとして「(青)(青)を払う。ウィザードを生け贄に捧げる」を払うために自身を生け贄に捧げることで、このカードを戦場から高コストな打消し呪文として使うことができるが、戦場に大量のウィザードがいるとき傷つけることもできる。《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》から大量のマナを産みだせることとデッキに大量のウィザードがいるおかげで、《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》はときおり対戦相手を完全にMagicというゲームをさせなくすることができる。もちろん《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》も信心計画と良く働き、戦場に青マナシンボル2つを増やす。さらにたくさんの他のウィザードは戦場に入るときに何かをするので、つまりそのクリーチャーはすでに目的を果たしたので、《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》のために生け贄に捧げることに心配はいらない。

 例えば《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》と《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》を見てみよう。このクリーチャーの主な力は、戦場に入ったとき何かをバウンスすることができることだ。《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》については、これはタップしたクリーチャーで、《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》によって瞬速のための追加のマナを払える十分なマナが得られるので、インスタンス・スピードで起こせる。一方《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》については、スタックにある呪文を含む何か意味のあることができる。さらに《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》と《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》の価値の大半は戦場に入ったときの誘発能力からなので、一旦戦場に入れば、《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》で《対抗呪文/Counterspell》に変えることができる。

《アゾリウスのギルド魔道士/Azorius Guildmage》と《ディミーアのギルド魔道士/Dimir Guildmage》は一枚だけだが、ウィザードであることと複数の青シンボルがあることでこのデッキに入る基準を満たしながら、両方とも正しい状況でたくさんの価値を提供してくれる。《ディミーアのギルド魔道士/Dimir Guildmage》はとても直線的だ。たとえ対戦相手の手札を捨てる黒マナが全く出なくても、終盤では《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》が生むマナから毎ターン複数毎の追加カードを引くことに使える。このことによって、追加のウィザードと最終的にフィニッシャーを見つけるように動き続けられる。一方《アゾリウスのギルド魔道士/Azorius Guildmage》は非常に対戦に依存する。ある対戦では《もみ消し/Stifle》の能力は何もしないが、他の対戦ではゲームに勝ちに近づき、対戦相手がフェッチを切ったりプレインズウォーカーの能力を起動したりすることから遠ざけるようにする。両方のカードは余ったマナの使い道としての価値があることを、述べておくことにも価値があるだろう。このウィザード信心デッキの奇妙な方向性の一つには、ランプ先が何もないということであり、代わりに《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》は複数のウィザードを同じターンに唱えるか、何回か能力を起動することに使う。《アゾリウスのギルド魔道士/Azorius Guildmage》と《ディミーアのギルド魔道士/Dimir Guildmage》は両方とも、もしもっと良い使い道がないなら、常に《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》のマナの使い先を確実にしてくれる。

《悲しげなセルキー/Wistful Selkie》は基本的に、2つの理由からこのデッキにとって完璧なウィザードだ。1つ目はマナ・シンボルを3つ加えてくれるので、信心のフィニッシャーである《波使い/Master of Waves》と《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》の力を上げてくれる。2つ目は、戦場に入ったとき(カードを引くという)価値を産む追加のウィザードであり、《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》にとって素晴らしい生け贄の選択肢になる。単体の脅威としては全然強力ではないが、複数のシナジーの組み合わせによって、《悲しげなセルキー/Wistful Selkie》は完璧な3マナになる。

 《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》はたった1枚だが、彼女は本当に強力なことができる。最初に、土地を全部手札に戻すことは痛いが、ゲームを終わらせるためにすべてのマナ(と土地)を大量の 1/1 飛行を産むために使うことができる。さらに良いことは、これを対戦相手のエンド・ステップにできることだ。対戦相手が全体除去や他の除去でこれを台無しにすることは難しい。次に《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》は《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》とズルいシナジーがある。《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》を大量のマナのためにタップでき、《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》で手札に戻し、再度《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》をプレイして追加のマナを得る。本質的に信心から産むマナを2倍にする! さらに《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》は彼女自身超速いクロックではないが、5マナであり(《致命的な一押し/Fatal Push》と《突然の衰微/Abrupt Decay》を避ける)タフネスが4ある(《稲妻/Lightning Bolt》を避ける)ので倒すのがとても難しい。つまり対戦相手は戦場から《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》をどかすために、《流刑への道/Path to Exile》か、まれに使われる《終止/Terminate》のような固い除去がとても必要になる。

フィニッシャー

ときおり適当なクリーチャーのビートダウンだけで勝つこともあるが、複数枚のフィニッシャーに特化しかカードもある。《波使い/Master of Waves》はこのデッキの中で最も強力なカードで、信じられないほど爆発的なことができる。ウィザード信心が典型的なマナ・カーブに沿ったときのことを考えてみると、1ターン目に1マナをプレイし、2ターン目に青ダブルシンボルの2マナをプレイし、3ターン目に青トリプルシンボルのカードをプレイする。これは4ターン目に《波使い/Master of Waves》をプレイするならば、信心は7になり、たった4マナで8体でパワー 16 を得ることになる。もちろん対戦相手が《波使い/Master of Waves》を倒すことができるならば、全部のエレメンタルも失うが、プロテクション(赤)があることで《波使い/Master of Waves》を実際倒せる除去呪文の種類は限られる。さらに重要なことは、対戦相手がすぐに《波使い/Master of Waves》を倒すことができなければ、盤面に大量に満ちたクリーチャーがアンタップしたらすぐにでも対戦相手を倒せるように見えることだ。

一方《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》は、とてもたくさんの青シンボルのカードがあるので、3マナでカジュアルな 5/5 破壊不能であるだけだ。このことは、《致命的な一押し/Fatal Push》が主流な除去呪文の一枚であるこのフォーマットでは、すでにとても強い。さらに《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》はただの 5/5 だけではなくもっとたくさんのことをする。毎ターン占術1ができることはすごいことのように聞こえないかもしれないが、必要なときに追加の土地を見つけたり、行動を起こす必要がるとき土地をデッキの底へ懲らしたりすることで、実際は本当にドローをスムーズにする助けになる。さらに重要なことは、ブロックされない能力を与える能力は、余ったマナの最善の使い道の一つであり、ゲームを終わらせる最善の方法になる。《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》がたくさんのマナを産めることによって、《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》を戦場に出した後、全盤面ブロックさらないクリーチャーを作り、たった1回か2回の攻撃で対戦相手を倒すことができる!

ユーティリティー・カード

このデッキの大半は信心とウィザードシナジーに燃料を与えるクリーチャーであるが、何枚かずるいことをする呪文もある。《マナ漏出/Mana Leak》は、《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》でロックするまで、アンフェア・デッキに対して生き残り序盤を安定化させる、ただの追加の打消しだ。《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》に関しては、ゲーム序盤ではバウンスで、終盤では対戦相手のすべてのカードをバウンスし、対戦相手は何の防御もない間に巨大な攻撃を1~2回攻撃するために、《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》のおかげで一旦超過(overload)で唱えることができると、頻繁にゲームに勝つこともある。

結果

全体として、5戦プレイして3回勝ったので、Budget Deckとしてはとても妥当な結果だった。負けについては、1つ目はマーフォークで、勝ち目がない対戦のように感じた。島渡りがある絶え間ないロードがいることで、対戦相手のカードはずっとブロックできず、レースに勝つのは本当に難しかった。もう一つの負けは《死の影/Death's Shadow》で、このデッキがやることを中断させるカードが大量にあるせいで、《死の影/Death's Shadow》は常に厳しい対戦になる。3ゲーム目では、勝てるように感じたゲームだったが、マナ・フラッドをしてしまった(14枚中10枚が土地)。

何戦かプレイした後このデッキの変更点に関しては、メインデッキについてはとても幸福だ。《アゾリウスのギルド魔道士/Azorius Guildmage》はある対戦では超オールスターで、もう1~2枚のスペースを見つける価値があるかもしれない。他については、おそらくサイドボードにある種の墓地対策を入れるべきだろう。《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》の代わりに《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》や《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》(このカードはコントロールに対しては強いが、すでにコントロールに対して強く、追加の助けは必要ない)と、打消しを1~2枚放り込んでおきたい。

要するに、ウィザード信心は驚くほど戦えるデッキにように感じたということだ。強いマナ・カーブ、いくらかのずるい打消し、素晴らしいフィニッシャー。これらはこのデッキにたくさんの対戦と戦える十分な力と柔軟性を与えてくれる。もし君が信心やウィザードという部族が好きなら、俺はこのデッキがFNMへ持ち込むには十分戦えると思うし、多分もっとチューニングすれば、もっとハイレベルでさえ戦うことができるかもしれない。

 

(おわり)