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【翻訳】Budget Magic:黒単パンハモニコン(スタンダード)

原文

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少なくても1ヶ月前パンハモニコンのデッキをプレイして以来、時計の針はアーティファクトのローテーション落ち(今年の9月)の方向へ最終的に向かっている。だからスタンダードで俺が気にっているカードの1枚を使った他のデッキをプレイする予定だ。イクサランの相克によって、新しい素敵なおもちゃが、特に黒に手に入った。つまりひょっとすると、これは黒単パンハモニコンをプレイすることができるくらい、十分強力な戦場に入ったときの能力をもつ黒いクリーチャーがあるかもしれない! このデッキの基本的なアイデアは単純だ。戦場に入ったときの能力があるカードを大量にプレイし、《パンハモニコン/Panharmonicon》を使って誘発能力を倍にし、それによって得られた価値で対戦相手を圧倒しようとする。黒単パンハモニコンはイクサランの相克のスタンダードでうまくやれるかな? 動画に行って見てみよう、そしてこのデッキについてもっと話そう!

動画

Budget Magic: Mono-Black Panharmonicon (Standard) - YouTube

黒単パンハモニコン

メイン

2 《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester
4 《禍鞭の懲罰者/Banewhip Punisher
1 《陰謀の悪魔/Demon of Dark Schemes
2 《栄光の砂漠/Desert of the Glorified
2 《大災厄/Doomfall
4 《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot
3 《廃墟の地/Field of Ruin
3 《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn
2 《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury
4 《イフニルの死界/Ifnir Deadlands
4 《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter
2 《死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty
2 《金属紡績工の組細工/Metalspinner's Puzzleknot
1 《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk
4 《パンハモニコン/Panharmonicon
3 《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra
2 《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds
1 《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship
14 《沼/Swamp

サイドボード

2 《バントゥ最後の算段/Bontu's Last Reckoning
1 《陰謀の悪魔/Demon of Dark Schemes
2 《大災厄/Doomfall
4 《強迫/Duress
1 《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn
1 《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury
4 《失われた遺産/Lost Legacy

デッキ

以前《パンハモニコン/Panharmonicon》デッキをプレイしたが、今日のデッキの基本的なアイデアは同じである。アーティファクトを使って、戦場に入ったときの能力を持つクリーチャーから得られる価値で対戦相手を圧倒する。そういう訳で、一番わくわくする構築部分は、イクサランの相克は直線的な黒単版で構築できるほど、《パンハモニコン/Panharmonicon》の新しいおもちゃがあるという事実であり、このデッキは過去に構築した4~5色版のデッキより多くのの一貫性が加えられた。

俺は《パンハモニコン/Panharmonicon》を説明する方法が尽きてしまった。だから次のことを言ってここは終わっておく。クリーチャーとアーティファクトの戦場に入ったときの能力を倍にする。これがこのデッキの主な計画だ。

カード・ドロー

薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》はイクサランの相克で、一番大きな新規の追加カードだ。このカードは2マナで戦場に入ったときカードを1枚引くという、《エルフの幻想家/Elvish Visionary》の黒版だ。ゲームの序盤では、ドローを回しチャンプブロッカーとなる。ゲームの終盤では、いったん1つか2つ《パンハモニコン/Panharmonicon》が戦場にあると、チャンプブロックをする体を残しつつ2マナの《予言/Divination》や《集中/Concentrate》に変わる。ライフを失うことは嫌なことだが、ゲームの終盤では「1点のライフを失う」という誘発能力も《パンハモニコン/Panharmonicon》のせいで複数回誘発するということに知っていたとしても、ほとんどの場合問題とならない。一方《金属紡績工の組細工/Metalspinner's Puzzleknot》は《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》のバックアップ版であり、チャンプブロッカーとなる長所と、生け贄に捧げたときもう一枚引けるという長所との交換となっている。他の部分については、計算上《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》と同じように動き、ゲーム序盤ではカードの回転と、ゲーム終盤では《パンハモニコン/Panharmonicon》による大量のカードアドバンテージを産む。

除去

黒単パンハモニコンをプレイする最大の理由は、クリーチャーデッキに対して正気でないほど良いからだ、ということがある。なぜならたくさんのクリーチャーは《パンハモニコン/Panharmonicon》が無くても1対2交換するし、戦場にデッキ名になっているアーティファクトが何枚かあると、3対1交換や4対1交換にさえなったりする。《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》はとても自己完結している。戦場に入ったとき倒したいクリーチャーは何でも倒せて、同時に 2/2 の体をも残す。ゲーム終盤で《パンハモニコン/Panharmonicon》があると、ときどき一方的な《滅び/Damnation》に変わり、《パンハモニコン/Panharmonicon》の助けで対戦相手の盤面全部を一掃することができる。

一方で、《禍鞭の懲罰者/Banewhip Punisher》は基本的に《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》の小さい版である。スタックに -1/-1 カウンターを乗せる誘発能力があるとき死ななかったとすると、戦場に入ったときどんなクリーチャーでも1体倒せるので、実際にはほとんど同じようにプレイされる(《禍鞭の懲罰者/Banewhip Punisher》の「クリーチャーを破壊する」の部分は実際には《パンハモニコン/Panharmonicon》で倍にしない、ということを指摘しておく価値があるだろうが)。《禍鞭の懲罰者/Banewhip Punisher》の長所は -1/-1 カウンターを何にでも置くことができることであり、これには重要なことが2つある。1つは、《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner》、《ボーマットの急使/Bomat Courier》、《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra》といった小さいクリーチャーを、《禍鞭の懲罰者/Banewhip Punisher》を生け贄に捧げなくても倒すことができることである。2つ目は、特に《パンハモニコン/Panharmonicon》があると、《禍鞭の懲罰者/Banewhip Punisher》は《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》や《アダントの先兵/Adanto Vanguard》のような破壊不能なクリーチャーを対処する手段になることである。

《陰謀の悪魔/Demon of Dark Schemes》と《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk》はたった1枚だがクリーチャーを除去するクリーチャー・カーブの頂点であるが、両方ともゲーム終盤でたくさんの長所を提供してくれる。《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk》は基本的に大量のライフを得る長所を持った、《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》の高コストで大きい版であり、ゲームに沿って《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》と《金属紡績工の組細工/Metalspinner's Puzzleknot》の誘発能力が2倍か3倍になっていると、そこそこのライフを失っていることを考えると、重要である。一方《陰謀の悪魔/Demon of Dark Schemes》は幅広く展開する対戦に対しては一番良いクリーチャーで、盤面全体に満ちたトークンを絶滅させると同時に、《アダントの先兵/Adanto Vanguard》や《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》のようなやっかいなクリーチャーを(《パンハモニコン/Panharmonicon》の助けで)倒す手段をも得る。さらに重要なことは、《陰謀の悪魔/Demon of Dark Schemes》と《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk》はこのデッキの一番大きいクリーチャーを2体であるので、対戦相手のクリーチャーを全部倒した後に致命的な攻撃で、ゲームを早く終わらせることができる。

 《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》は非常に特別な、対戦相手のプレインズウォーカーを対処するという目的を持った、もう一枚の一枚差しカードだ。黒単パンハモニコンの欠点として、多くのクリーチャーは小さく、対戦相手のプレインズウォーカーにプレッシャーをかけるのが難しいというのがある。《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》は、着地するとプレインズウォーカーに《稲妻/Lightning Bolt》を浴びせることでこの問題を解決する(ときどき《パンハモニコン/Panharmonicon》があると2倍になる)。その後、なんとかして生き残るどんなプレインズウォーカーをも攻撃するために、空からの致命的なクロックがある。さらにたとえ対戦相手にプレインズウォーカーがいなくても、《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》はまだ堅牢で、クリーチャーを打ち抜いたりゲームを終わらせる大量のダメージをもたらしてくれる。

コントロールクリーチャー

いくつかの点で、黒単パンハモニコンは奇妙なデッキだ。メインデッキにあるすべての除去クリーチャーのおかげで、基本的な理論はどんなクリーチャーベースのデッキでもほとんど負けることは無いとうものだ。逆にもし対戦相手がクリーチャーの少ない(もしくはクリーチャーがいない)コントロールデッキであるならば、《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》と《禍鞭の懲罰者/Banewhip Punisher》はかなり残念なことになる。つまりコントロールに対しては1ゲームは大抵負けるということであり、その後2、3ゲーム目で勝つために大量の数のカードをサイドボードから入れることになる。そういう訳で、《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter》と《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》は、ちょっと幸運があれば1ゲーム目でコントロールを倒す弾丸になる。

定番の《強迫/Duress》のように、《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter》はほとんどのデッキに対して有効で、特にコントロールに対して良い。大きなプレイを通し、できればゲームを奪い取るために、全体除去や打消し呪文を引き付けることができる。《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》に関しては、アグロに対してはちょっと遅いが、コントロールとミッドレンジに対しては非常に強い。対戦相手のデッキにある有益なカードを盗むだけでなく、対戦相手がライブラリに戻した後追放することで、《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》は《副陽の接近/Approach of the Second Sun》(スタンダードにおける主なコントロールのフィニッシャー)に対処する変わった手段にもなる。

アグロ要員

《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn》と《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》は、《パンハモニコン/Panharmonicon》と特別なことはほとんど何もしない。しかしほとんどアグロに対して生き残るのと、《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》と《金属紡績工の組細工/Metalspinner's Puzzleknot》で失ったライフを取り戻す手段として、まだ非常に重要である。クリーチャーを倒すことは、ラムナプ(レス)・レッドのようなデッキに対して素晴らしい計画であるが、もし何点かライフを戻すことができなければ、《稲妻の一撃/Lightning Strike》や《ショック/Shock》で焼き尽くされるリスクがある。《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn》はライフを得ることもできる序盤の素晴らしいブロッカーであり、《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》は《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》や《栄光をもたらすもの/Glorybringer》のような攻撃カードを撃ち落とす手段になる。

他のカード

《死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty》は基本的に、ゲームの終盤で戦場に入ったときの能力があるクリーチャーを、全部リアニメートすることで再利用する手段である。つまり《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》でもっとカードを引いたり、《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》でもっと除去したり、《陰謀の悪魔/Demon of Dark Schemes》でもっと全体除去をするということだ。また欲しいリアニメートの対象を得るのを待っている間、ゾンビをチャンプブロッカーとして盤面に張り付かせておく手段にもなる。《死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty》には特別な目的は無いが、彼女はこのデッキのテーマと本当に良く働く素晴らしい価値があり、黒単パンハモニコンの1枚分の枠より価値があるものにする。

《大災厄/Doomfall》はこのデッキでは2つの理由がある。1つ目は、コントロールに対して良いもう一枚のカードであり、打消し呪文や対戦相手の手札から勝利条件を取り上げる《思考囲い/Thoughtseize》のように働く。これは(すべての除去クリーチャーがあまり良くない)悪い対戦に対してチャンスを与えてくれる。2つ目は、《禍鞭の懲罰者/Banewhip Punisher》でたくさんカウンターを置くことと、《パンハモニコン/Panharmonicon》と組み合わせた《陰謀の悪魔/Demon of Dark Schemes》を含めないと、メインデッキにある《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》と《スカラベの神/The Scarab God》への回答になる。大抵他の対戦相手のクリーチャーをすべて倒すことができるので、場に神だけ残すと、《大災厄/Doomfall》の布告の効果で追放することができる。

 マナ

このデッキの土地全部については、大半は《沼/Swamp》と《廃墟の地/Field of Ruin》だけなので話すつもりはない。しかしちょっとだけ、ほとんどあるデッキを倒すために非常に重要であると理由で、砂漠について述べておきたかった。《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》は、特に戦場に居続け他の砂漠を生け贄に捧げるとき、これ自体で《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》を倒し、《スカラベの神/The Scarab God》をきっかりと止めることができるカードだ。遅いが、《イフニルの死界/Ifnir Deadlands》は《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》へ回答できるもう一つの方法であることも述べておく価値があるだろう。

サイドボード

前に述べたように、黒単パンハモニコンの基本的な理論は、ほとんど常にクリーチャーデッキを倒そうとすることである。しかしクリーチャーが少ないコントロールデッキに1ゲーム目は苦労することになるだろう。その結果サイドボードには、《禍鞭の懲罰者/Banewhip Punisher》、《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》、《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk》のようなカードに変えてサイドボード後の対戦を改良するために、コントロールに対する11枚のカードがある。サイドボード後は、ゲームプランは対戦相手の手札を《強迫/Duress》と《大災厄/Doomfall》と《失われた遺産/Lost Legacy》で取り上げることであり、その後結果的に《パンハモニコン/Panharmonicon》と組み合わさった《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》と《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》で生成したカードアドバンテージで勝つことができる。

結果

概して対戦は、グリクシス・エネルギー・コントロールに対して唯一の負けを含んだ(このデッキは本当によいが、対戦相手が完璧な2枚のカードを順に引いて1ゲームを奪ってしまうというちょっと不運もあったので厳しい対戦だった)、4-1で終わった。このデッキは驚くほど強く感じられた。予告したように、毎ターンとてもたくさん2対1交換(ときどき《パンハモニコン/Panharmonicon》で3対1交換)するカードを唱えることで、完全にクリーチャーベースのデッキを打ち砕いた。しかしもっと印象的だったのは、完全にクリーチャーがいないグリクシス・アミュレッとをなんとか倒すことができたことである。

このデッキの変更点を話す前に、リストに入れなかった1枚のカードについて述べておきたい。そのカードは《探求者の従者/Seekers' Squire》だ。(《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger》のような)例外はあるが、一般的に言うと、俺には探検のメカニズムと《パンハモニコン/Panharmonicon》との組み合わせは印象的ではない。ほとんど頻繁に、複数回の探検の結果はそこそこ大きいクリーチャーを得ることになり、これは有効であるが複数枚カードを引くより印象的ではない。墓地に大きなシナジーがあれば探検はもっと良くなるが、《死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty》だけでは十分ではない。そういう訳で、黒単パンハモニコンの遅い2マナ枠としては、俺は《探求者の従者/Seekers' Squire》より《金属紡績工の組細工/Metalspinner's Puzzleknot》のほうが好きだ。

アップグレードについては、黒単パンハモニコンのBudget版については変更したいことはたくさんは無い。《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》と《スカラベの神/The Scarab God》を片づける回答があることは有益であるかもしれないが、大抵固い方法(《禍鞭の懲罰者/Banewhip Punisher》と《陰謀の悪魔/Demon of Dark Schemes》と《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》)で倒すことができる。さらに黒には良い回答が《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》しかなく、このカードは強力であるが、Budgetの構築ではちょっと高い。もしBudgetであることにこだわるなら、メインデッキに何枚かを入れる枠を見つけることは有益であるかもしれない。

概して、黒単パンハモニコンは驚くほど戦えると感じれらた。良い対戦では素晴らしく、特にクリーチャーが少ないデッキに対して戦う大量にあるサイドボードのカードがあるので、悪い対戦でも十分に良い。俺は確かに FNM や Magic Online でたくさん勝つことをイメージできるだろう。そしてもう少しチューニングすれば、もっと高いレベルでも戦えるチャンスがあるかもしれない。

(おわり)