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【翻訳】基本セット2019の対策カードと残念なカードを理解する(後編)

前編:

【翻訳】基本セット2019の対策カードと残念なカードを理解する(前編) - MTG翻訳したいブログ

 

原文

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 《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》

http://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=448574&type=card

このカードは何か?

《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》は、メインデッキと対話する唯一の残念であり対策カードである。2マナで 2/1 飛行はすでに十分有効なカードであり(《無私の霊魂/Selfless Spirit》を見よ)、相当に良く、回避能力があるクロックである。つまり《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》の生け贄能力を持った、時たま当たる墓地利用のデッキを倒すことができる。

主な対象は?

《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》は、《陽光浄化者/Suncleanser》と同じように特定のデッキやカードを対象にしないと思う。それよりも、スタンダードとモダンの両方でたくさんの異なるデッキに対し、大量の副次的な価値を提供する。もし俺が、このカードの対象を一つに無理矢理狭めろというなら、おそらく《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》にするだろう。少しまえに《陽光浄化者/Suncleanser》は、狭い対策カードより特定の対戦に対して対策カードになることもある、追加の良いクリーチャーであると言ったにもかかわらずだ。

他に何のカードが対象になるのか?

スタンダードでは、《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》は、少なくてもこのフォーマットのベスト・デッキのほとんどすべてに対して、ほんの少し価値がある。赤単アグロの多くは《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》と《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》がある。コントロールデッキは《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》と《スカラベの神/The Scarab God》、そして《アズカンタの探索/Search for Azcanta》も入っている場合がある。《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》デッキは、墓地を利用する計画に対して全部良い。加えてまた基本セット2019に戻ると、《骨ドラゴン/Bone Dragon》、《死が触れぬ者、リリアナ/Liliana, Untouched by Death》、《墓場からの復活/Rise from the Grave》、《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》がある。

一方モダンでは、ほとんどのトップTierがある程度墓地を使っているように見える。ドレッジ、ストーム、ホロウワン、死せる生、アイアンワークス、そしてマルドゥ・パイロマンサーのようなデッキでさえ、墓地利用がメインとなっている。各種コントロールデッキは《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》をプレイしているし、カウンター・カンパニー(《永遠の証人/Eternal Witness》)、死の影(《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》)、ジャンド(《タルモゴイフ/Tarmogoyf》)のような墓地を利用しないデッキでさえ、墓地によって強力になるカードが少なくても何枚かはある。

このカードはどう良いのか?

スタンダードでは、《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》の最大の問題は、《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》で倒されることである。もしこの問題が無ければ、メインデッキの枠に入れるには、少なくてもいくつかのデッキにとってはもっと価値が出るだろう。しかし現状では、このスピリットは特に強力になる対戦に対するだけの、サイドボード要員に格が落ちるかもしれない。モダンでは《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》は、《集合した中隊/Collected Company》や《召喚の調べ/Chord of Calling》のようなインスタンス・スピードでサーチできるデッキのメインデッキに見られることになりそうだ。そして、デス・タックス、エルドラージ・タックス、各種スピリットベースのデッキのような、《霊気の薬瓶/AEther Vial》を使うデッキでもメインデッキに入る可能性があるかもしれない。たとえメインデッキに忍ばせておくことが出来なくても、すべてのデッキにとってほぼ確実にサイドボード定番になる。クリーチャーベースの墓地対策として、《土覆いのシャーマン/Loaming Shaman》よりずっと良いからだ。逆に、《安らかなる眠り/Rest in Peace》や《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》のようなカードは、ほとんどのコントロールデッキにとって、2/1 がいることは何の関心もなく、クリーチャー・シナジーに何の意味もないので、まだ良いように思える。結局《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》は、メインデッキに忍ばせておくか、あまたの墓地対策カードの選択があるおかげで、ほとんど確実にサイドボード定番になることになる。

《冥府の報い/Infernal Reckoning》

http://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=448643&type=card

このカードは何か?

非常に効果的な方法といくらかの素敵なライフゲインという長所を持った、アーティファクト・クリーチャーと、エルドラージのような無色クリーチャーに対する対策カードである。

主な対象は?

エルドラージを押しつぶす技能を元にすると、俺の推測では、《冥府の報い/Infernal Reckoning》はウィザーズがモダン(とレガシー)のプレイヤーに、親和のようなアーティファクト・ベースのデッキをも対処する追加の柔軟性を持ちながら、人気のある各種のエルドラージデッキ(エルドラージ・トロン、エルドラージ・タクス、バント・エルドラージ)を対策するために与えてくれたカードだ。

他には何が対象になるのか?

スタンダードでは、《冥府の報い/Infernal Reckoning》はたくさんの対象はいない。しかし対象となる少数の対象は非常によくプレイされている。《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》、《ボーマットの急使/Bomat Courier》、《歩行バリスタ/Walking Ballista》の3人組は、最も良くプレイされるトップ6のうちの3枚であり、《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》(アーティファクトトークンを産む)と《キランの真意号/Heart of Kiran》は非クリーチャー呪文で最もよくプレイされるトップ10の中にある。モダンに関しては、《冥府の報い/Infernal Reckoning》の対象は、《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》や《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》が入っているような伝統的なトロンデッキの適当なフィニッシャーに加え、《屑鉄さらい/Scrap Trawler》や《マイアの回収者/Myr Retriever》のようなKCIコンボパーツも狙い撃ちできるが、基本的に3つのデッキに落ち着く。親和(《冥府の報い/Infernal Reckoning》はすべて倒せる)、エルドラージ(《冥府の報い/Infernal Reckoning》は、特定の構築に依存するが、すべてからほとんどのモノまで倒せる)、ホロウワン(《冥府の報い/Infernal Reckoning》は《虚ろな者/Hollow One》だけ倒せる)だ。

このカードはどう良いのか?

スタンダードでは、《冥府の報い/Infernal Reckoning》の最大の問題は、このカードで追放できるものは何でも《致命的な一押し/Fatal Push》で倒せるということだ。つまり、少なくても当分の間は、《冥府の報い/Infernal Reckoning》は、このカードを使って構築するというよりは、《致命的な一押し/Fatal Push》の5枚目のようなカードであるということである。確かに追放とライフゲインの長所のおかげでプレイされるかもしれないが、《致命的な一押し/Fatal Push》より柔軟性が低い版というのは、サイドボードの定番でさえならないように感じる。モダンでは、最大の問題は、すでにたくさんの強力な除去呪文があるということである。エルドラージとアーティファクト・クリーチャーだけ倒すカードが、たとえ長所を考慮しても、《四肢切断/Dismember》のような何かより良いサイドボードの選択肢であるというシナリオを構築するのは難しい。このカードを今すぐエルドラージと親和の対策カードとして1枚サイドボードに忍ばせておくことが出来るかもしれないが、もっと柔軟な除去が有利である当面の間は、脇に置いておくことになるだろう。しかしもしメタゲームがある方向に動くなら、将来潜在能力がある選択肢になる。

 《霧の呼び手/Mistcaller》

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このカードは何か?

《霧の呼び手/Mistcaller》は基本的にレガシー定番の《封じ込める僧侶/Containment Priest》の1回限り版で、他のカードに対して変な主流でない長所を持った、大きなクリーチャーを場に出すリアニメートとズルして出す他の方法をダメにするようにデザインされた。

主な対象は?

ウィザーズは《霧の呼び手/Mistcaller》をデザインしているとき、《裂け目の突破/Through the Breach》や《実物提示教育/Show and Tell》や、《死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty》や《墓場からの復活/Rise from the Grave》のようなスタンダードでのリアニメート効果のようなカードを念頭に置いた可能性があるが、ここでは、ほとんどの対象は《集合した中隊/Collected Company》がフォーマット定番の一枚として解決されている、モダンになりそうである。

他の何が対象になるのか?

スタンダードでは、《霧の呼び手/Mistcaller》の対象はかなり限定的である。その理由の大部分は、主なリアニメート・エンジン(《スカラベの神/The Scarab God》と《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》)はトークン・ベースであるので、《霧の呼び手/Mistcaller》は実のところ止めることが出来ないからだ。《最古再誕/The Eldest Reborn》や《死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty》、墓地から戻ってくる《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》と《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》のようなカードを止めることが出来るが、《霧の呼び手/Mistcaller》でスクープできるのは、良くプレイされるカードのうち一握りしかない。

逆にモダンはもっと潜在能力がある。《裂け目の突破/Through the Breach》か《御霊の復讐/Goryo's Vengeance》を、《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》か《グリセルブランド/Griselbrand》を場にズルして出すために使うことは、ゲームを終わらせる方法として人気があり、《霧の呼び手/Mistcaller》は素晴らしい1マナの回答になる。《集合した中隊/Collected Company》をフィズらせることも大きなことではあるが、《霊気の薬瓶/AEther Vial》(《霧の呼び手/Mistcaller》を生け贄に捧げた後、対戦相手が場にクリーチャーを置かない選択ができることを警告しておく)、ドレッジ、ホロウワン(《恐血鬼/Bloodghast》と《炎跡のフェニックス/Flamewake Phoenix》がある)、《ちらつき鬼火/Flickerwisp》と《修復の天使/Restoration Angel》といった奇妙なブリンクデッキ、といった変な対象も含まれる。

このカードはどう良いのか?

《霧の呼び手/Mistcaller》の最大の長所は、適切なクリーチャー・タイプを持っていることである。マーフォークは長い間モダンのTierデッキであり、スタンダードでもマーフォークが無傷である間にたくさんのトップTierデッキが何枚ものカードを失うので、ローテーション後急上昇するチャンスがある。プレイアブルであるという線は、部族デッキで働くカードとしてはずっと低い(モダンにおける《呪い捕らえ/Cursecatcher》と、スタンダードにおける《霧まといの川守り/Mist-Cloaked Herald》を見よ)。だから《霧の呼び手/Mistcaller》の最低ラインは、結局マーフォークの部族デッキにとって良い選択肢止まりということになる。

マーフォークから離れると、《霧の呼び手/Mistcaller》はただの 1/1 であるので、非常に速いクロックとはならないし、《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》で倒されてしまう。このことでおそらく、スタンダードもモダンでもメイン・デッキには入れられないだろう。そうは言うものの、特にモダンでは、サイドボードで見られる妥当な機会あるくらいは、少なくてもいくつかのデッキにとって十分独特で対象が広い。《集合した中隊/Collected Company》、《御霊の復讐/Goryo's Vengeance》、《裂け目の突破/Through the Breach》への対策は、それ自体で大きなモノであり、《霧の呼び手/Mistcaller》がたまたま良くなる他の変なカードを全部投げ入れるなら、みんながサイドボードの枠を1、2枚捻出しようとしても驚きはないだろう。

《安全の護符/Amulet of Safekeeping》

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 このカードは何か?

《安全の護符/Amulet of Safekeeping》は《減衰球/Damping Sphere》を思わせるものがある。非常に異なり全く関係のないアーキタイプを対策するという点でだ。最も明らかなのは、トークンデッキに対して素晴らしいことで、《軍団の上陸/Legion's Landing》、《霊気装置の展示/Servo Exhibition》、《未練ある魂/Lingering Souls》、《苦花/Bitterblossom》を使えないアタッカーに変えてしまう。しかし《安全の護符/Amulet of Safekeeping》の最初の能力が、《ぶどう弾/Grapeshot》のようなカードに対して常に戦場に座っている《狼狽の嵐/Flusterstorm》のように働くので、ストームのようなコンボ・デッキに対しても妥当な回答になる。

主な対象は?

《安全の護符/Amulet of Safekeeping》と《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》と《暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon》から、ウィザーズはトークン・デッキがスタンダードで非常に良すぎることを心配していたということがとても明白である。これは、《選定された行進/Anointed Procession》といった良いトークン生成カードを全部考えると分かりやすい。そういう訳で《安全の護符/Amulet of Safekeeping》は、このカードを複数の対戦でより適切にすることで、もっとモダンで潜在能力があるように《マナの税収/Mana Tithe》の側面が付け加えながら、主にスタンダードのトークンをあるラインの内側に保つようにデザインされたように見える。

他には何のカードが対象になるのか?

少し前に話した通り、スタンダードではトークンの対策が、限りなく重要な側面である。《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》がトークンを抑止する良い仕事をしているが、もし最終的に禁止されるなら、《安全の護符/Amulet of Safekeeping》はさらにもっと良くなる。逆に《マナの税収/Mana Tithe》の側面は、ゲームが壊れることよりもっと嫌なことであり、《残骸の漂着/Settle the Wreckage》、《マリオネットの達人/Marionette Master》、《歩行バリスタ/Walking Ballista》のようなカードをちょっとゴミにし高コストにする。対戦相手が《歩行バリスタ/Walking Ballista》でダメージを飛ばすのに1マナ払うことは素敵だが、何かが変わった場合次の15か月間このカードがあることは素晴らしい安全弁ではあるものの、メタゲームにトークンがいないことは、現在のスタンダードではサイドボードに見られるほど十分な仕事はしないように思う。

 モダンでは、物事が反転する。主流じゃないトークンに対しては良いボーナスがあるが、《マナの税収/Mana Tithe》の能力が中心的だ。ストームからの《ぶどう弾/Grapeshot》死やタイタンシフトからの《風景の変容/Scapeshift》、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》死を止めることは素敵だが、《安全の護符/Amulet of Safekeeping》はバーン対策に驚くほど効果的でもある。すべての《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》と《稲妻/Lightning Bolt》が追加のマナが必要になることはデッキを十分遅くするからだ。このアーティファクトは、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》の -2 や《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter》のような手札からカードを取っていくたくさんいるようなモノに追加コストを払わせつつ、《思考囲い/Thoughtseize》や《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》のような手札破壊呪文も効果を小さくする。

 

(途中...)

ランキング(スタンダード)

8位:《陽光浄化者/Suncleanser》 1年前なら1位だっただろう。エネルギーの対策としてはちょっと遅すぎた。
7位:《高山の月/Alpine Moon》 有効な安全弁ではあるが、現在のフォーマットでこのエンチャントが《廃墟の地/Field of Ruin》を押しのけるのをイメージすることは難しい。
6位:《安全の護符/Amulet of Safekeeping》 《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》がいるので、トークン・デッキは現実的ではない。しかし禁止されるようなことが起これば、《安全の護符/Amulet of Safekeeping》のランキングは急上昇するかもしれない。
5位:《霧の呼び手/Mistcaller》 《霧の呼び手/Mistcaller》はおそらくマーフォークでプレイされるだろうが、現在のスタンダードではすべての対策にはならない。
4位:《冥府の報い/Infernal Reckoning》 少なくてもカラディシュがローテーションされるまでは、《冥府の報い/Infernal Reckoning》をサイドボードに少しだけ忍ばせておくくらいの機会はある。
3位:《疎外/Isolate》 コントロール以外では、たくさんのベストデッキは1マナをプレイしており、このインスタントにはたくさんの対象がある。
2位:《Isolation Tower》 ローテーション後を取り上げることになるが、《殺戮の暴君/Carnage Tyrant》 v.s. コントロールが、ラヴニカのギルドのスタンダードを定義する対戦になる、という可能性が非常に高そうである。《Isolation Tower》は、コントロールデッキにこの恐竜を倒す機会コストをたくさん与えてくれる。
1位:《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》 堅牢な能力と適切な対象がたくさんあることで、《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》はすばらしいサイドボードの選択肢になる。そして多分いくつかの構築では、《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》への弱点があっても、メインデッキでさえプレイされるだろう。

ランキング(モダン)

8位:《陽光浄化者/Suncleanser》 多分この2マナは結果的に日の目を見る日がくるだろう。しかし今のところ、モダンではちょっと高コストだ。このクレリックをサイドボードに入れられるほど良い対象がいない。
7位:《Isolation Tower》 もし本当に呪禁オーラを倒したいなら、《Isolation Tower》は良い仕事をするだろう。しかし呪禁オーラがモダンで最も良くプレイされるデッキとならないなら、他の強力な無色土地を押しのけるのは難しい。呪禁オーラが君の地元のメタゲームで巨大な部分を占めているならば、《Isolation Tower》を念頭に置いておく価値はある。
6位:《冥府の報い/Infernal Reckoning》 このカードがすることは非常に良いが、モダンにはたくさんの強力な良い除去呪文の選択肢があり、サイドボード枠には限りがあるので、幅広い対象が取れる除去呪文を押しのけて、特定のデッキの少数を対象にするだけのカードを見るのは難しい。

5位:《安全の護符/Amulet of Safekeeping》 《安全の護符/Amulet of Safekeeping》はランキングをつけるのが最も難しいカードだ。たくさんの異なるデッキに何かをするが、完全に荒廃させるのはストーム、バーン、トークンデッキに対してだけである。プレイレベルは週ごとのメタゲームと君がどのデッキを倒そうとしたいかに大半が依存する。
4位:《高山の月/Alpine Moon》 トロンとタイタンシフトに対してすばらしく、ミシュラランドがたくさんあるデッキに対して適切程度である。《高山の月/Alpine Moon》が困難なことは、効果が小さいが幅広いデッキに対して良い《血染めの月/Blood Moon》と《減衰球/Damping Sphere》を押しのけられるかである。
3位:《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》 すべてのデッキが《安らかなる眠り/Rest in Peace》や《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》のようなカードの代わりに、クリーチャーベースの《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》が欲しい訳ではないが、《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》は《集合した中隊/Collected Company》と《召喚の調べ/Chord of Calling》が入ったデッキでプレイされることをは間違いない。
2位:《霧の呼び手/Mistcaller》 適切なクリーチャー・タイプのおかげで、《霧の呼び手/Mistcaller》はプレイされるだろう。この魚は《裂け目の突破/Through the Breach》や《御霊の復讐/Goryo's Vengeance》のようなコンボカードを衰退させる機会を与えてくれる。一方で《集合した中隊/Collected Company》を対策するという側面によって、他のデッキにも入るかもしれない。
1位:《疎外/Isolate》 《疎外/Isolate》がサイドボード定番にならない世界を想像できないくらい、たくさんの良い対象がある。

総括

 君はこの記事のカードの議論を集めたなら、特にスタンダードでは、基本セット2019の対策カードの大半は、非主流からプレイアブルではないの間のどこかにありそうであることが分かる。このことは悪いことのように聞こえるかもしれないが、実は理想的なのである。もし《安全の護符/Amulet of Safekeeping》や《陽光浄化者/Suncleanser》のようなカードがたくさんプレイされるならば、1つのアーキタイプが支配していて、一般的にはフォーマットの具合が悪いというサインである。フォーマット定番であることよりはむしろ、対策カードにとって理想的な人生は、フォーマットの非主流でほとんどプレイアブルでなく隠れていることであり、あるテーマかカードがフォーマットで良すぎることになったら、サイドボードに現れて主役になるまで待っていることである。

基本セット2019の対策カードを全部を通してみると、異なるテーマとアーキタイプをたくさんカバーしていることが分かる。トークン、カウンター、低コストのパーマネント、無色クリーチャー、エネルギー、呪文ベースのコンボ、呪禁、リアニメート、墓地利用。このリストは、マジックの歴史上名人様がときどき壊れているとか楽しくないデッキだとかいうリストのように読める。つまり、少なくてもスタンダードの次の1年間は、ここに挙げたどんなテーマがベストなアーキタイプになっても、安全弁がフォーマットで使えることは、デッキをあるラインより後ろに下げることができるのである。

対策カードが最近数年間に渡って欠けていた。そしてドラフトで君のレアからプレイアブルではない《安全の護符/Amulet of Safekeeping》が出てくることは、全然わくわくすることじゃないかもしれない。しかし長い期間で見れば、対策カードがフォーマットで使えることは、より素晴らしいことのためにある。できれば、どのカードもプレイする必要がなければ、次のスタンダードの1年は素晴らしいものになる。しかし何かが間違ったとき、失敗しない安全網があることも素敵なことである。この安全網は過去数年間欠けていた。その結果、何かが間違ったときすべてを禁止へと落とした。前へ進むなら、対策カードがあることで、劇的な行動が必要となる前に、スタンダードは自分を正しくし、自分自身を修正する必要なツールがあることで、禁止という最悪のケースのシナリオは少なくなりそうである。

まとめ

ともかく今日はこれで全部だ! 君がわくわくした基本セット2019の対策カードは何かな? 挙げたカードで俺が見落とした他の適用方法は何かあるかな? どのカードがスタンダードでベストかな? モダンではどうかな? コメントで俺に教えてくれ! いつものように君の考え、アイデア、意見、提案をコメントに残してくれ。そして俺にはTwitterかメールで連絡を取ることが出来る。

(おわり)