MTG翻訳したいブログ

主に金魚(mtggoldfish.com)にある需要のなさそうな記事を翻訳する俺得ブログ

【翻訳】偽カード問題(前編)

金魚がコメント大炎上しそうな記事が投稿されました。私もこの記事を読むまで、ここまで偽造カードの精度が上がっているとは知りませんでした。記事自体は、いつものようにクソ長なので、おそらく前半部分しか翻訳できないと思います。

 なお、今回は画像が無いと意味不明な部分が多いため、このブログに載せることにしました。画像の権利は、特に明記が無い場合は、金魚(mtggoldfish.com)に属することを最初に断っておきます。


原文:

www.mtggoldfish.com

Magicの偽造カードは長い間あちこちにあったが、Magicのコミュニティの表面下に潜んでいた。実際、基本セット2015でカードにホログラムを加えたことは、少なくても偽カードを作ることをさらに難しくすることで、中国から出てくる偽造カードの氾濫を減らす努力の一つであった。しかしながら、過去1~2年で物事は変わってしまった。レガシーの定番カード、特に再録禁止カードは、正気でないほど高額になっており、ちょうど先週モダンに特化した良いマスターズ・セットが無いことが、今年1年でフォーマットの平均価格を 26% 上昇させていることを話した。カードがさらに高くなると、合法な《Underground Sea》や《Mox Opal》一式を買う余裕があるプレイヤーの数がだんだん少なくなっていくので、偽カードを作ることが、もっと利益が産むようになる。

このことで、偽造カードのサブカルチャーが莫大に激増し、今やYouTubeで偽造カードがレビューされ、subredditはプレイヤーに一番本物に近い偽造カードを見つける手助けをすることに精力を傾けている。そして(おそらく)プロツアーやグランプリのような大きなイベントで偽造カードを故意にプレイして、偽造カードがどのくらい本物に近くなっているかを証明しようと試みるプレイヤーの一団さえいる。

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進捗とマイルストーン

ホログラムとフォイルの定番カードは、2018年4月4日から使用可能です。

フォイルとホロフォイルは、2018年5月15日からすでに使用可能です。

WSGは、2018年5月28日より、「MP list Pool」を192から495種のカードへ拡張しました。

WSGは、2018年6月11日より、「MP list Polo」を495から647種のカードへ拡張しました。

偽カードへの関心が殺到したことで、偽造者達を新しい高みへと押し上げた。上記の有名な偽造者の「進捗とマイルストーン」を見てみてくれ。たった4か月間で、ホログラムを加え、フォイルを偽造し始め、提供するカードの数は 300% 以上増大した。昔は、主な関心は、適当な高額で古い再録禁止カードであり、こういったカードは比較的偽造が簡単であった。今は、フォイル、FNMプロモーション、ジャッジメント報酬を作っているし、もっと新しいカードも作っている。《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》や《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》のようなスタンダード合法カードでさえ、偽造から守りカードの正当性を検証する意図として入れられたホログラムを完全に偽造している。基本的には、どんなMagicのカードも、つまりエクスペディションやインヴェンションや他のマスターピース・シリーズのカードも、偽造することができるという点にたどり着くことになる。そして本物のMagicのカードの値段が、特に古いフォーマットで上がると、偽造者が自身の技を磨き、できるだけ本物に近い偽カードを作るという巨大な動機付けがされる。

このことは、Magicのプレイヤー、カードショップ、ウィザーズ、ゲームすべてにとって悪いことである。俺から見ても、このことは明らかに見えるが、俺がRedditソーシャルメディアで見た議論をいくつかを元にすると、一定数のMagicのプレイヤーはそうは見ていない。だから今日は、いくらか時間を取って、なぜ偽カードが問題なのか、つまりもし君がMagicについて気にかけているなら、たとえ君自身の個人的な使用であっても、なぜ君が偽造カードを買うべきでは無いか、という問題について話をしよう。そしてその後、この問題は修正されるのかの話をしよう。

偽カードとは何か?

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Mox Opel》と《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》の偽造マスターピース

基本的なことから始めよう。Magicの偽造や偽カードはウィザードから刷られていないカードのことで、できるでけ本物のように作られており、その目的は正規のMagicのカードだと思うように人々をだますことである。偽カードの大半は中国から現れていて、俺はこの記事内で、そういったカードの売却をするすべての場所へのリンクを故意に避けているが、そういった場所をインターネットで見つけることは全く苦労せずとても簡単である。伝統的には、偽物はデュアルランドやパワーナインのような古く高額なレガシーやヴィンテージのカードであったが、今や偽造者はすべてのMagicのカードにまでその活動の手を広げている。まだ高価なカードが偽造されていると一般的には言うが、印刷の活動には、完全に文字通り君が欲しいどんなカードも注文することができ、君のためにそのカードを刷ることが出来るものもある。だから、ホログラム入りでも、フォイルでも、通常のカードでも、安くても高くても、偽造から 100% 安全であるカードは無い。

偽カードはどの程度本物に近いのか?

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ホログラム入り偽造《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》

朗報から始めよう。俺は、スリーブ無しで手にして、それが本物のMagicのカードだと思うくらい本物に近い偽造カードを手にしたことはないし、聞いたことすらない。肉眼では、特に1~2枚のスリーブを通しているなら、完全に本物に見えるカードも何枚かはあるが、偽カードは奇妙な、Magicのカードよりある種の光沢やワックスがあるように感じられる。どうやらこの新しいホログラム入りフォイルカードは、ホログラムやフォイル自体に問題があるらしい。ホログラムは本物のMagicのカードよりはみ出しており、フォイルを入れる過程はオリジナルと異なっている。そういう訳で、もし君がしばらくの間Magicをプレイしていて、Magicのカードをたくさん触っているならば、スリーブを取って見てみればすぐにカードが偽物であると分かりそうである。逆に、たとえ本物であっても、印刷の過程が一定で無かったり、奇妙なフォイルをする過程があるマスターピースのようなモノのせいで、特に奇妙に感じる古いカードがときおりあると、新規プレイヤーがだまされる可能性は非常に高い。

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下:本物の《タルモゴイフ/Tarmogoyf》、上:偽《タルモゴイフ/Tarmogoyf》。偽造カードの文字には、奇妙な空白が入っている。

もう一つの問題は、偽造カードは着実に向上しているということだ。5年前、ほとんどの偽造カードは笑えるくらい悪く、考えられるすべてのテストには失敗だけであり、ちょっと見ただけでも間違っているように見えるのがほとんどだった。今日では、大半の偽造カードはベンドテストや光沢テストのような各種テストに合格するようにデザインされていて、たとえ厳密な調査(偽カードを排除する良い方法になるが平均的なプレイヤーにとってはやり過ぎであるくらい、あまり深い調査はや宝石商のルーペを使わないなら)をしてもほとんど正確に本物に見える。偽造者によって産みだされた大量の金があるから、偽カードが迅速に向上し続けそうでもある。そして、偽カードを作る活動はいくつか、というかたくさんあり、個々の偽造者は競争を勝ち抜くために自分の「製品」を向上し続ける動機が働く。

そういう訳で最低ラインは、現在の偽カードは、長い間Magicをしているプレイヤーには見分けられずにすり抜けることは全くなさそうだが、新規プレイヤーはだまされるかもしれない。そして現在ある最高の偽造カードは、特に二重にスリーブをしてテーブル越しにしか見ていないと、トーナメントで気付かれずにすり抜けることが非常にありそうである。

プロキシ―と偽造カードとの違い

偽造カードのコミュニティは自分達の偽カードを「偽」とか「偽造」と言ったりはしない。「プロキシ―」と呼んでいる。これは、違法なMagicのカードを買ったり売ったりする事に対して、正当性を加えようとしているように見える。残念なことに、このことによって多くの混乱を引き起こしている。「プロキシ―」という言葉は、長い間Magicの一部であるし、プロキシ―を使うことはある種の目的やプレイにとって広く受け入れられていることだからだ。

技術的には、プロキシ―はどんなMagicカードの代替にもなる。だから理屈上は偽造カードはプロキシ―であるし、基本土地にペンで《Underground Sea》と書いてもプロキシ―になる。逆に、偽造カードは、人々をだまして本物と思わせるくらい本物に近くデザインされている。だからすべての偽造カードは理屈上プロキシ―ではあるが、すべてのプロキシ―が偽造カードでなはい。本当のプロキシ―とは、健全でMagicの重要な部分である。すべての人がすべてのカードを所有する余裕はないので、テストやキッチンテーブルで他の何かを《Underground Sea》のように見せたいのなら、それは素晴らしいことだ。逆に、偽造カードの目的は、文字通り人々を本物のカードと思わせるようにだますことであり、トーナメントのプレイでも、信用しているプレイヤーにカードを売って利益を上げても、偽造カード「プロキシ―」は問題である。

グレーゾーンもあり、ウィザーズのプロキシ―関連については複雑であるが、プロキシ―は一般的に非公式のプレイに対しては受け入れられている。プロキシ―を許可した非公式のヴィンテージのイベントを開催するショップもあり、そこでは多くの人達が自分のキューブや統率者デッキに何枚かプロキシ―を入れている。しかしながら、もしプロキシ―が倫理的に使われているなら、本物そっくりにする理由は無い。実際、「プロキシ―」を、偽カードを除くために光沢試験やベンド試験や他の既知の試験に合格させる、倫理的理由も受け入れられる理由も無い。なぜなら、できるだけ本物と同じようにするというプロキシ―を要求するような、プロキシ―の利用に倫理や受け入れの条件は無いからだ。基本島に書かれたペン字は、さしつかえなく、そして何の法的もモラルの問題も無く仕事をこなす。

蛇足だが、もし君がプロキシ―を非公式のプレイで使いたいなら、それは素晴らしいことだ。ペンでやるなら --- 君のキューブや統率者デッキにクールな見た目(だが明らかに本物ではない)プロキシ―を作るなら --- それは問題ない。問題は偽造カードが伝統的な意味で「プロキシ―」ではないということだ。なぜなら、彼らのたくらみは、だますことだからだ。代わりに、偽造のコミュニティは悪く聞こえないように、そしてもっと受け入れられるようにしようとするために、言葉を選んでいる。偽造カードをプロキシ―と呼ぶような罠に堕ちてはいけない。なぜならコミュニティの中で偽造カードの使用を標準化し、偽造カードの受け入れ易さを補強する手助けをすることになるからだ。これはゲーム、プレイヤー、カードショップ、ウィザーズにとって悪いことである。

なぜ偽造カードは問題なのか?

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どの《Underground Sea》が偽物かな? Medium.comより。

俺が聞いたことがある偽造カードに賛成する意見には、再録禁止によってデュアルランドのようなモノを再録することが不可能であり、だからプレイヤーはもっと手頃な選択を探す以外に選択肢が無い、というものがある。ぶっちゃけると、俺はこの意見に少しシンパシーを感じている。再録禁止はMagicの中で俺が一番気に入らないことであり、プレイヤーにとっても不愉快なものだ。他の有効な選択肢が(再録禁止のせいで)《Underground Sea》一式を $2,500 で手に入れるしかないのに、偽《Underground Sea》が $5 で使えるという衝動は理解できる。それでもまだ偽造品を買うことは間違っているが、理由はともかく、もし偽造カードの問題の先にあるものが、人々がウィザーズが生み出した再録禁止問題の周辺を見つけようとすることであるなら、俺はこの記事を書いていなかっただろう。

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誰かが《オーラの破片/Aura Shards》のプロキシ―を作っていますか?

私はルール2を破ろうとはしていません。私は「aura」「shards」「aura shards」でsubredditの検索を使っています。私はbuy, sell, tradeにチェックを入れていて、誰かのリストのABCの部分(※訳注 多分評価のことだと思います)に言及が無いことを見ています。私は複合のレビュースレッドに目を通しましたが、言及が無いのを見ています。

私は 20ドル 弱のカードにはプロキシ―が無いが、《流刑への道/Path to Exile》にはあるのを見つけています。

私はカスタムプロキシ―を作るサイトをいくつか行くことができるのは分かっていますが、同じ品質ではないでしょう。だから私はあなたたちすべてに理解を求めています。誰かが《オーラの破片/Aura Shards》のために快く有効なプロキシ―を知っていますか?

(※訳注 全体的に英語が不自然なのは、非ネイティブの人が機械翻訳をした英語をコピペしているからなのかもしれません)

もっと大きな問題は、さっき述べたように、再録禁止カードだけが(というより主に)偽造されることではない。直近の流行っているスタンダードのカードと最もよくプレイされるモダンのカードも偽造される。おそらく来年か再来年には再録されるだろう $15 の統率者のカードも偽造される。基本土地の偽造カードを求める人達すらいるんだ! もし偽造カードのsubredditをぶらつけば、偽《オーラの破片/Aura Shards》を求めている人達を見つけることになるだろう。このカードは再録禁止でもないし、すでに統率者セットで一度再録されている $15 のカードだ。スタンダードの神話レアや $10 の統率者定番カード --- こういったカードは、ほとんどのカードショップにとって生計の糧である。誰かが地元のカードショップに正規の《オーラの破片/Aura Shards》を得るのに $15 払う代わりに、偽《オーラの破片/Aura Shards》を得るのに $5 払ったら、店舗が運営するのに必要なわずかなマージンをすでに喰われていることになる。だから、偽カードを買うことは、直接君の地元のカードショップを傷つけるし、もし偽カードが人気が出すぎて広く使われるようになるなら、いくつかの店は生き残れない可能性がある。このことによって、すべての人が、偽カードを持っていようが本物のカードを持っていようが、Magicをプレイする場所を失うことになる。

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《滅び/Damnation》のホログラムを披露する偽造者 

この文から上にスクロールしてみてくれ。もし偽カードと本物のカードと区別がつかないというところに到達し(これは、偽造者の表明された目標であり、少なくても偽造コミュニティの大部分の夢である)、一度偽カードがコミュニティに広く使われて受け入れられたら(これはもし、あるいは一度正規カードと本当に区別ができなるなら、起こりえそうなことである。なぜなら、もし君か相手がプレイしているカードが本物であったかどうか、どう分かるのか?)、ゲームの存続において非常に脅威となるかもしれない。好きであろうがなかろうが、ウィザーズは生き残るために利益を産む必要があるビジネスなのである。もし誰もが本物の《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》を買う(あるいは箱から開けようとする)代わりに偽《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》を $5 で買うなら、これはウィザーズの底を大きく打ち砕くだろう。音楽業界が違法コピー問題を対応をしたように、ウィザーズはこの問題に順応して前進する方法を見つけるだろうと主張する人もいるが、多分ゲームを完全にデジタルにすることで、ウィザーズが25年間続けて成功してきたブースターパックのモデルを完全に革新するかもしれない、という確信は俺にはほとんど無い。もっとありそうなことは、数年の間で利益が減少した後、ウィザーズの休止を見始めることになる。R&Dを維持していくのは費用がかかるということだ。つまり、最終的にウィザーズがただドアを閉めてMagicと言うゲームが死ぬまで、Magicのカードや製品がだんだん少なくなっていくことになるだろう(製品が少なくなることで再録が少なくなり、カードの価格はさらに吊り上って、偽カードはさらに魅力的になるので、自分で予言を実現させるといういくぶん皮肉めいている)。

 3つ目の問題は他のプレイヤーだ。君は、モダンのトーナメントで8Whackのような $150 の低予算デッキをプレイしたとしよう。物事はうまく行き、Top8になるためには、あと1回しか勝つ必要がないところまでいった! 最終スイスラウンドで、君は偽カード満載の $2,000 (相応の)デッキをプレイしていた誰かに負け、たった1回の対戦でTop8の逃してしまった。この状況に対する君の反応は君個人的なものに大きく依るが、ある人達は全然気にしないし、はるかに多く気にする人達もいる。そして少なくても何パーセントかのプレイヤーは、Top8(と賞金)を盗まれたように感じるだろう。君は $150 しか予算がないので、その予算でできる最高のデッキを構築し、一生懸命練習し、プレイもうまくやった。一方で君の対戦相手も予算は $150 しかなかったが、そのお金を犯罪組織に握らせて、最終的に $2,000 分の価値があるデッキにした。このことについて、俺の個人的な感覚はそんなに強くないが(多分、紙のMagicをあまりプレイしないからかもしれない)、8Whackのプレイヤーが怒るのは当然だし、チートした奴に盗まれたと感じるだろうことは、はっきり分かる。こんな経験をした後で、8Whackのプレイヤーは単にあきらめ、他のゲームに移る可能性もある。

最後に、偽カードはMagicの市場全体の信頼を傷つける。ここでは、俺の主な関心は、投資家やコレクターではない。モダンのデッキに最終的にeBayで買った偽《Mox Opal》を一緒に入れようとしているRadditの貧しい大学生や、Craigslist(※訳注:情報交換サイト)でコレクションを構築するために、モダンの定番カードをたくさん手に入れていると思っており、カードが偽であることが理解できるくらい十分にMagicをプレイしていない新規プレイヤーだ。偽造カードのコミュニティの多くは、プレイヤーに偽カードを売ることを否認しているが、君のお金が偽造者の手の中に入ることで、偽造カードの改良をし、さらに本物に近いものを作り、他のプレイヤーに詐欺を働く人達を促進する手助けをしているという事実には変わりない。

(後編に続...かない)