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【翻訳】モダンの定番カードをスタンダードでの再録について(後編)

原文:

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グループ5:再録可能性50%(リスクがあるが、ある日再録されるかも)

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次は、スタンダードで再録される可能性はあるが、永遠に再録はマスターズ・セットに追いやられそうなカードのグループだ。個人的には、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》はリストの下のほうにランキングしたかったが、この3マナプレインズウォーカーが最後のスタンダード合法セットにあったのは、ずっと前ではなかった。だから 100% 明らかではない。一方《解放された者、カーン/Karn Liberated》は完全に強力ではあるが、7マナでもある。前のスタンダードにあったとき、非主流のプレイにしか見られなかったし、正直に言うと、スタンダードでは1枚で盤面全部を追放する《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》より、1枚しか追放しないので危険度は低い。もしフォーマットに良いランプカードがあるなら、《解放された者、カーン/Karn Liberated》は問題になると見ることもできるが、カーンのために頑張ってたくさんランプをして、何かを1枚しか追放できずに、返しで《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》と《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》で倒される、となることを想像することもとても簡単だ。

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一方《復讐蔦/Vengevine》は《解放された者、カーン/Karn Liberated》と多くのことが似ている。古いフォーマットのほうがサポートカードが多くあるせいで、モダンではより恐ろしいことになる。モダンに人には言えない秘密がある。実は《解放された者、カーン/Karn Liberated》はぜんぜん良くないということだ。ウルザ・ランドで3ターン目に7マナを産むことが壊れているのである。《復讐蔦/Vengevine》も似ている。4/3 速攻はそんない良くは無いが、良くないことを起こすことができる《信仰無き物あさり/Faithless Looting》と他の低コストのルーティング呪文が壊れているのである。モダンで《復讐蔦/Vengevine》を禁止にすることもできるが、それでもまだみんなは、低コストの赤い呪文でデッキをルーティングすることで、3ターン目に倒す方法を見つけるだろう(《虚ろな者/Hollow One》は実際良い例だ。このデッキは長い間《復讐蔦/Vengevine》を全くプレイしていなかった)。《信仰無き物あさり/Faithless Looting》があるスタンダードでは、《虚ろな者/Hollow One》のように《復讐蔦/Vengevine》があることは賢くないだろうが、もし君がする最も恐ろしいことが、2ターン目に《安堵の再会/Cathartic Reunion》で《復讐蔦/Vengevine》を捨ててパワー4のクリーチャーを出すことをやりぬくと望んでいるなら、スタンダードでも再録は耐えるだろう。

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再録可能性 50% の中では、《天界の列柱/Celestial Colonnade》が一番確信がない。戦乱のゼンディガーではまさにミシュラ・ランドがあり、一般的にオリジナルのゼンディガー版と比較してパワーが低かった。このことは、ウィザーズが《天界の列柱/Celestial Colonnade》のパワーレベルが良すぎたと見ている、ということを示しているかもしれない。同様に、現在の白青コントロールやターボ・フォグにタダの《セラの天使/Serra Angel》がフィニッシャーとしていることを想像すると、信じられないくらい恐ろしいことであり、俺の視点を腐らせているかもしれない。しかしながら、一般的にミシュラ・ランドはスタンダードにいることができることは分かっているし、おそらくいつかゼンディガーに戻ったとき、ウィザーズは戦乱のゼンディガーの間違いを直そうとすることができる。もしウィザーズがスタンダードでフェッチランドを再録することに反し死にセットなら、オリジナルのミシュラ・ランドを含めることによって、セットを売る素晴らしい方法となるだろう。

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最後に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》だ。狂ったように聞こえるかもしれないが、俺はこの2マナがスタンダードでとにかく強すぎるということに納得していない。クリーチャーはどんどん良くなり続けている。2マナの《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が、ゲームの中盤から終盤で、2マナの《ルマグのアンコウ/Gurmag Angler》や《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》より本当にずっと良いのか? モダンでは、墓地にカードタイプを溜めることは、フェッチランドや《思考囲い/Thoughtseize》と《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》のような低コストの手札破壊呪文、《稲妻/Lightning Bolt》と《致命的な一押し/Fatal Push》のような低コストな除去呪文、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》のような低コストなプレインズウォーカーのおかげで、とても簡単である。スタンダードでは、これをやるのはずっと難しい。単に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をプレイし、自然に巨大な脅威へ成長することを信じる代わりに、もっとシナジーがあるように構築しそうだ(公平に言うと、スタンダードでは、2マナ 2/3 はすでにプレイアブル程度であり、2マナ 3/4 は素晴らしい。だから多分このクマは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が壊れているくらい十分低いだろう)。

ここでのもっと大きな問題は複雑性だ。おそらくこれが、スタンダードのセットで《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を再録することに対する、主な反対意見だ。カードタイプを数えることは、特に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が「部族」のようなものを含むと、奇妙であり、このことによって、新規のスタンダードのプレイヤーに多くのことを説明することが要求になるだろう。さらに、墓地にインスタンスが無いときに、2/3 の《タルモゴイフ/Tarmogoyf》に《稲妻の一撃/Lightning Strike》を撃とうとして、《稲妻の一撃/Lightning Strike》自体によって《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が 3/4 になるから生き残ることになることに対して、ジャッジの呼び出しの嵐になるだろう。パワーレベルは最低ラインであるが、複雑性は高すぎるという2つのことから、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》がスタンダードに戻ることはない、という強力な意見がある。しかし、大量に誇大広告をし、大量のブースターを売る、そんなことが起きるこを想像できるくらい十分安全でもある。

 グループ6:再録可能性25%(正しくやるには多くのことが必要)

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オパールのモックス/Mox Opal》と《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》と《裂け目の突破/Through the Breach》は、スタンダードで高額なモダンのカードを再録する問題を強調している。非常に特殊はメカニズムを持っていて、再録可能性がものすごく制限されているということだ。パワー・レベルだけ見れば、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》は 100% 安全であり、《裂け目の突破/Through the Breach》は 50% 安全であり(このカードのパワーは場に何をズルして出すかに依る。もし《グリセルブランド/Griselbrand》か《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》だとしたら、スタンダードは壊れるだろうし、もし適当な恐竜だとしたら、《裂け目の突破/Through the Breach》はおそらく有効だろう)、《オパールのモックス/Mox Opal》は多分 25% 安全だろう(スタンダードではただに良いカードであるようにフォーマットをデザインできるかもしれないが、ウィザーズは他に何が合法であるか、十分注意する必要があるだろう)。しかしここでは、パワー・レベルは現実の課題ではない。現実の課題は、スタンダードにこれらのうちどんなカードが戻っても、メカニズムも戻す必要があるということだ。

基本的には、スタンダードに再録するには2つのことをやり抜くことで、これらのカードを残すことができる。1つ目は、ウィザーズがこのメカニズムが戻す価値があると考える必要があり、その後、ウィザーズが特定のカードを再録しても安全であると決める必要があるということである。1つだけではなく、2つのことを正しくやる必要があることで、これらのカードが再録される可能性を下げることになっている。

そういう訳で、これらのカードが再録される現実的なチャンスは何か? そのために、大雑把なアイデアを得るために、ストーム値(どの程度将来のセットに戻りやすいメカニズムであるか、というマローのランキング)を参考にしよう。金属術はストーム値6で、マローの言葉によると、「正しい場所を見つける必要があるだろう。しかし楽観的ではない。」を意味する。一方、烈日はストーム値9で、文字通りメカニズムが戻るには「ちょっとした奇跡」が要るだろう、という意味である。俺は、秘儀への連携のスコアを明確には見つけることができなかったが、一般的に秘儀はストーム値7(正しい環境にいる可能性はあまりなさそう)に入っている。基本的には、マローのランキングによると、これらのメカニズムは全部、全く戻りそうにない。つまり、《裂け目の突破/Through the Breach》、《オパールのモックス/Mox Opal》、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》は、近い内でもずっと先でも、スタンダードに見られるようになることは、さらに無さそうということである。

 グループ7:再録可能性10%(奇跡がいる)

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理論上、ウィザーズが本当にコントロール・デッキを心配していて、部族ベースのデッキがスタンダードにあったとしたら、《魂の洞窟/Cavern of Souls》は再録可能かもしれないが、スタンダードのトップ付近にコントロールがいた、部族ベースのイクサラン・ブロックであっても、ウィザーズが《魂の洞窟/Cavern of Souls》を再録しないこと選択した、という事実から、ウィザーズは、我々が思っている以上に再録の可能性がないという視点を持っているということになる。コントロールが本当に嫌いな人もいるが、《魂の洞窟/Cavern of Souls》はコントロール対策にはもしかしたら良すぎるかもしれず、文字通り対戦相手のデッキをほとんど無効にする土地にアクセスを許すことになる。ある意味、間違ったデッキをプレイしてしまうくらい十分賢くない適当対戦相手を倒す、《窒息/Choke》のような古いヤツを思い出させる。この「やったぜ」的なゲームプレイは、モダンのような古いフォーマットでは有効(で楽しくもある)だが、ウィザーズは最近数年の間、こういったカードやデッキをスタンダードから追い出だそうと一生懸命にやっており、《魂の洞窟/Cavern of Souls》はちょっと境界線に近すぎる。

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《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》に関しては、前回スタンダードにあったとき、非常にフラストレーションが溜まることを証明した。《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》で《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》を対象するといった、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》のようなカードが、たくさんのカードやデッキをフォーマットの外(この相互作用をごまかすために、特別に《スラーグ牙/Thragtusk》が刷られた、という点)へ押し出してしまった。本当に良くするために、非常に特殊な(《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》に入っている《風景の変容/Scapeshift》のような)サポートカードを要求するカードとは違って、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》はどんな低コストの呪文ともコンボになり、このことで基本的に、ウィザーズが悪い2マナがあるスタンダードをデザインすることを不可能にしている。そういう訳で、ただマスターズ・セットに追いやられる、というほうがずっとありそうである。

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俺は《貴族の教主/Noble Hierarch》をほとんど最後のグループ、「再録は起こりえない」に置きたかった。しかし《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》の再録によって、《貴族の教主/Noble Hierarch》の再録のチャンスがほんのわずか上がった。1マナのマナクリは、スタンダードでは完全に立ち入り禁止になっていて、このことで《貴族の教主/Noble Hierarch》を一緒に考えることから除いていた。しかしながら、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》が再録されて、ウィザーズは少なくても1マナのマナ・ランプの何枚かは安全であるという視点を持った、ということは明らかだ。《貴族の教主/Noble Hierarch》の凶報は、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》より複数の点で十分に良いということだ。複数色のマナを産み、攻撃では 1/2 になり、賛美のおかげで他のクリーチャーをパンプアップさえする。そういう訳で、たとえウィザーズが「1マナのマナクリを無くす」ルールを曲げても構わないとしても、スタンダードで《貴族の教主/Noble Hierarch》を再録しても構わないということにはなりそうもない。

 グループ8:再録可能性0%(起こりえない)

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このグループはとても簡単で、《虚空の杯/Chalice of the Void》を除くとあまり説明することは無い。《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》と《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》は(本質的に)スタンダードを殺す、というのが答えであり、みんなは単純にゲームをプレイするのを止めるくらい支配的であるからだ。そして両方のカードとも、最終的に問題を解決するために禁止になった。これらのカードは、スタンダードで再録されるチャンスがゼロというだけではなく、もしウィザーズがあるとき戻ったとしても、どちらも再録されないだろう。ウィザーズが犯した最も悪名高い2枚だからだ。

《虚空の杯/Chalice of the Void》は違う。この能力自体はスタンダードで必ずしも強すぎることはない。しかし、カードに書かれているテキストが問題なのだ(《虚空の杯/Chalice of the Void》に呪文を唱える倫理性と合法性について、最近の議論を参照)。もし《虚空の杯/Chalice of the Void》が戻ったとしたら、《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》のようなテキストを持った準機能的な再録となりそうである(このカードがあると、もし誘発能力を忘れていなければ、唱えられるが打ち消されるのではなく、点数で見たマナコストの呪文が唱えられない)。しかしながら、順機能的な再録は本物の再録ではにあ。そしてスタンダード合法セットでの《虚空の杯/Chalice of the Void》の確率は、本質的にゼロということになる。

総括

そういう訳で、今回の記事すべては、高額なモダンカードをスタンダードに再録することについて、何を示しているか? 俺が一番持ち帰って欲しいことは、スタンダードでモダンの高額カードを再録することは、見た目よりずっと難しいということだ。再録しても安全なように見えるカードは一握りはあるが、フェッチランドのサイクルを差し引くと、高額カードの20枚中14枚はスタンダードで再録可能性 50% 以下にランキングされており、リスクがあるから完全に安全でないの間のどこかということになる。

Magicというゲームには、たくさんの相反する楽しみ方がある。楽しく多様なスタンダードを求めている人もいるし、高額なモダン定番カードの再録をたくさん供給されることも求めている人もいる。あいにくほとんどのケースでは、2つの目的はお互い相反している。スタンダードに少なくても 15ヶ月間支配する《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》や《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》があることは、モダンのために《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》や《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》のカードをより安くするために払っても良いコストなのか? 君の答えはおそらくスタンダードとモダンのどちらかを主にプレイするかに依るが、俺はその答えはNOだと完全に確信している。悪いスタンダードがあることが(それどころか、スタンダードに禁止があることが)、高額な《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》や《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》があることと比較すると、短期的にも長期的にもゲームにとってずっと悪いことになる。

さらに問題を複雑にしていることは、たとえ低い Tier に移って最も高額なカード Top25 より下のカードを見ても、《謎めいた命令/Cryptic Command》や《霊気の薬瓶/AEther Vial》や《ゴブリンの先達/Goblin Guide》といったような、おそらくまだスタンダードに見られるべきではないカードがたくさんある。そうは言うものの、スタンダード合法セットのための、良い再録カードは確かにある。《ゴブリンの知識/Goblin Lore》は素晴らしい例だ。ランダムに捨てることはクランキーだが、ウィザーズはおろらく《安堵の再会/Cathartic Reunion》の代わりに、モダンのプレイヤーに安く手に入れられるように《ゴブリンの知識/Goblin Lore》を基本セットに収録することは、スタンダードでのゲームプレイという観点で、再録と関連するどんなコストよりも価値があるだろう。

モダンの高額なカードをスタンダードに再録することに関しての最低ラインは、ウィザーズとコミュニティでちょっとギブ&テイクが必要だということだ。コミュニティは、モダンにある大半の高額なカードは、再録で値段を下げる助けになることより、害のほうが大きくなるだろうという点において、スタンダードを完全に定義することになることを理解する必要がある。逆に、ウィザーズももうちょっとギブをする必要がある。多分フェッチランドでシャッフルすることは、スタンダードのプレイにとって不快で理想的ではないだろうが、我々はそれほど昔ではないときに、シャッフルで満ちたスタンダードを複数回やってきたし、俺は誰がシャッフルを非常に頻繁にしなけれなならないからMagicを辞める、言っていたか思い出すこともできない。《沸騰する小湖/Scalding Tarn》(や他のフェッチランド)の値段を $80 から $15 へ下げることは、モダンの参入のしやすさという問題の大部分を解決するだろうし、モダンのデッキの値段について、終わりなく説明し続けることを止めることになるだろう。こういったことは、コスト分の価値がある。

基本的には、多くの高額なモダンのカードは、簡単であるか完全に無理であるかは関係なく、スタンダードで再録は単純にできない。こういったカードの再録のために、供給セットが大量にある。ウィザーズがそのセットを生かすように求める必要がある。問題は、スタンダードで再録できる高額なカードも何枚かあるということであり、《風景の変容/Scapeshift》と《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》がある基本セット2019より前は、ウィザーズはこういったカードをどれも再録してこなかった。先へ進むと、できればウィザーズには、高供給なスタンダード・セットに安全であるカードを再録することで、すぼめた紐をちょっと緩める余地が欲しい。そしてできればコミュニティには、スタンダードでモダン定番のカードを再録することは、少なくても多くのカードは、見た目よりずっと難しくずっと危険であり、なぜ《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》や《オパールのモックス/Mox Opal》のようなカードがスタンダードのセットで再録できないのか、もっと理解をしてほしい。

(おわり)