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【翻訳】Much Abrew:フブルスプ・フレンズ(アゾリウス・スーパーフレンズ)

今ではすでにジェスカイ型があったりと、デッキの進化が速すぎる!


原文

www.mtggoldfish.com

やぁ、みんな! Much Abrew About Nothing へようこそ。今のところ、灯争戦争のスタンダードはラヴニカの献身のスタンダードと多くが似ているようだ。トップデッキは、新しい灯争戦争のカードを数枚投げ入れた、赤単アグロ、エスパー(コントロールとミッドレンジ)、シミック・ネクサスが残っている。しかし、いくつかの灯争戦争のデッキは、裏側に潜んでいる。フブルスプ・フレンズだ! このデッキの計画はとても単純だ。基本的には、メインデッキに9種類のプレインズウォーカーとサイドボードに追加もある、タックスとプリズン風のスーパーフレンズだ。目的は、《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》、《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》、《支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control》のようないやらしい常在能力で、対戦相手をゲーム外にソフトロックし、最終的にプレインズウォーカーの起動能力で対戦相手からリソース差を付けて価値を拾う。あぁ、それと、4枚フル投入の《迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost》で序盤は地上を塞ぎ、《モックス・アンバー/Mox Amber》をランプに変える。灯争戦争のなかで最も灯争戦争らしいこのデッキは、スタンダードで戦うことができるのか? 動画に行って見つけ出そう。その後でこのデッキについてもっと話をしよう!

動画

youtu.be

フブルスプ・フレンズ

  • メイン
土地
3 平地/Plains  
3 総動員地区/Mobilized District  
1 カーンの拠点/Karn's Bastion  
4 島/Island  
1 廃墟の地/Field of Ruin  
4 氷河の城砦/Glacial Fortress  
4 神聖なる泉/Hallowed Fountain  
4 次元間の標/Interplanar Beacon  
プレインズウォーカー
1 謎めいた指導者、カズミナ/Kasmina, Enigmatic Mentor (3)(青)
2 支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control (2)(白/青)
2 ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza (4)
3 時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler (1)(白)(青)
2 大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter (1)(白)(青)
2 ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria (3)(白)(青)
3 覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils (1)(青)(青)
1 崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer (1)(青/赤)(青/赤)
2 人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable (6)
ソーサリー
4 浄化の輝き/Cleansing Nova (3)(白)(白)
クリーチャー
4 迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost (1)(青)
インスタント
1 否認/Negate (1)(青)
1 残骸の漂着/Settle the Wreckage (2)(白)(白)
アーティファクト
3 宝物の地図/Treasure Map (2)
3 モックス・アンバー/Mox Amber (0)
  • サイドボード
3 不可解な終焉/Baffling End (1)(白)
1 謎めいた指導者、カズミナ/Kasmina, Enigmatic Mentor (3)(青)
1 黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer (3)(白)(白)
2 否認/Negate (1)(青)
3 牢獄領域/Prison Realm (2)(白)
1 魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass (2)
1 時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler (1)(白)(青)
3 盾魔道士、テヨ/Teyo, the Shieldmage (2)(白)

議論

  • 結果については 4-1 で、エスパー・コントロールシミック・アグロ、白単アグロ、スゥルタイ・ミッドレンジを倒したが、グルール・ミッドレンジとの対戦は落とした。この結果は独特な立ち位置だ。フブルスプ・フレンズは、クリーチャーをソーサリー・スピードで止めるのは本当に優れているが、グルール・ミッドレンジは速攻を持つ脅威がたくさんあり、ライフを攻める前にプレインズウォーカーをどかすことが、本当に優れている。
  • フブルスプ・フレンズは、ある種説明するのが難しいデッキだ。スーパーフレンズのリストのように見えるが、いや、スーパーフレンズの厳密な定義では、これはスーパーフレンズのリストだが、このデッキは実際には、ある種プレインズウォーカーによるプリズン戦略だ。灯争戦争の各プレインズウォーカーは強力な常在能力を持っていて、もしこの能力を一旦着地させることができれば、スタンダードで人気のあるデッキを機能させるのは、本当に難しくなる。だから、プレインズウォーカーについて、ちょっと話をしよう。
  • 《支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control》は、毎ターン単体の大きなクリーチャーを止められ、同時に対戦相手に呪文に追加のマナを強いるので、本当に優れている。
  • 《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》は、シミック・ネクサス、エスパー・コントロールのようなデッキに対して最高のプレインズウォーカーだ。対戦相手に1ターンにたった1枚だけしか引かせないし、ときにはこれだけで勝つこともある。
  • 《崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer》は、トークンを産み、盤面を硬直させて他のプレインズウォーカーを守るので、優れている。
  • 《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》は、常在能力が打消し呪文を完全にテーブルから追い出すので、コントロールに対して素晴らしい。同時にアグロに対しては、対戦相手の最大の脅威をバウンスすることができるので、有効だ。《浄化の輝き/Cleansing Nova》を時々インスタント・スピードで撃てることも、ごちそうだ。
  • 《謎めいた指導者、カズミナ/Kasmina, Enigmatic Mentor》は、《魔性/Bedevil》や《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》のような他のプレインズウォーカーを守るので優れている。
  • 《大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter》はとても残念だ。おそらくこのデッキでは最悪のプレインズウォーカーで、デッキから抜く価値があるかもしれない。1/1 飛行機械トークンを産むことは有効で、ライフを1点得ることも時には良いが、このデッキの他のプレインズウォーカーと比べると、《大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter》はゲーム中のほとんどで一番インパクトが無い。
  • 《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》は基本的にはカード・アドバンテージのエンジンで、《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》と《人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable》もだ(後者の2枚はほとんど条件の無い除去呪文でもあり、対戦相手のプレインズウォーカーや《荒野の再生/Wilderness Reclamation》のようなエンチャントへの回答にもなる)。
  • ゲームに勝つことに関しては、直線的な計画は無い。変わりに、このデッキは基本的に、プレインズウォーカーの価値で盤面を圧倒する状況を作り、早かれ遅かれゲームのどこかで勝つことを信じるだけだ(ほんとどは、各プレインズウォーカーが産むトークンだ)。
  • 《迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost》は、このデッキのもう一枚の特徴のカードであり、驚くほど効果的だ。序盤に着地してブロックし、プレインズウォーカーを守りながら、《モックス・アンバー/Mox Amber》を、4~5マナのプレインズウォーカーが1ターン速く得られるようにする。
  • もう一枚の隠れたオールスターは、マナベースだ。《総動員地区/Mobilized District》は、一旦大量のプレインズウォーカーが戦場にいると、本当に強力なフィニッシャーであるし、《カーンの拠点/Karn's Bastion》は、プレインズウォーカーの忠誠度を高く保つために、ゲーム終盤の価値をもたらす。《爆発域/Blast Zone》は追加の除去となり、《次元間の標/Interplanar Beacon》は、赤単アグロのようなアグロデッキに対して鍵になる。プレインズウォーカーを唱えるごとに、ライフを1~2点得ることは、火力呪文の圏外へ逃れる良い手段となっている。
  • 他については、このデッキについて多くを言うことは無い。プレインズウォーカーをプレイし続け、最高の結果を期待する。良い知らせは、多くのスタンダードの人気のあるデッキに対して、この計画は驚くほど効果的だということだ。さらにフブリスプ・フレンズは予想以上にプレイするのが楽しい!
  • それで、君はフブルスプ・フレンズをプレイすべきか? 俺は、この答えは YES だと思う。このデッキはまだ発展の余地があるが(Zac Elskil の最新のアップデートを確かめよう)、ともて競技的だと感じた。欠点は Magic Arena で構築するにはたくさんのワイルドカード(紙では約 $400)を使うことだけだ。しかし一旦コストを乗り越えれば、このデッキは俺が今まで灯争戦争でプレイしてきたデッキの中で、一番楽しいモノだし、Arena のランクを登るには、優れている以上のものがある。

 

(終わり)