【翻訳】Much Abrew:フブルスプ・フレンズ(アゾリウス・スーパーフレンズ)
今ではすでにジェスカイ型があったりと、デッキの進化が速すぎる!
原文
やぁ、みんな! Much Abrew About Nothing へようこそ。今のところ、灯争戦争のスタンダードはラヴニカの献身のスタンダードと多くが似ているようだ。トップデッキは、新しい灯争戦争のカードを数枚投げ入れた、赤単アグロ、エスパー(コントロールとミッドレンジ)、シミック・ネクサスが残っている。しかし、いくつかの灯争戦争のデッキは、裏側に潜んでいる。フブルスプ・フレンズだ! このデッキの計画はとても単純だ。基本的には、メインデッキに9種類のプレインズウォーカーとサイドボードに追加もある、タックスとプリズン風のスーパーフレンズだ。目的は、《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》、《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》、《支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control》のようないやらしい常在能力で、対戦相手をゲーム外にソフトロックし、最終的にプレインズウォーカーの起動能力で対戦相手からリソース差を付けて価値を拾う。あぁ、それと、4枚フル投入の《迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost》で序盤は地上を塞ぎ、《モックス・アンバー/Mox Amber》をランプに変える。灯争戦争のなかで最も灯争戦争らしいこのデッキは、スタンダードで戦うことができるのか? 動画に行って見つけ出そう。その後でこのデッキについてもっと話をしよう!
動画
フブルスプ・フレンズ
- メイン
土地 | ||
3 | 《平地/Plains》 | |
3 | 《総動員地区/Mobilized District》 | |
1 | 《カーンの拠点/Karn's Bastion》 | |
4 | 《島/Island》 | |
1 | 《廃墟の地/Field of Ruin》 | |
4 | 《氷河の城砦/Glacial Fortress》 | |
4 | 《神聖なる泉/Hallowed Fountain》 | |
4 | 《次元間の標/Interplanar Beacon》 | |
プレインズウォーカー | ||
1 | 《謎めいた指導者、カズミナ/Kasmina, Enigmatic Mentor》 | (3)(青) |
2 | 《支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control》 | (2)(白/青) |
2 | 《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》 | (4) |
3 | 《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》 | (1)(白)(青) |
2 | 《大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter》 | (1)(白)(青) |
2 | 《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》 | (3)(白)(青) |
3 | 《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》 | (1)(青)(青) |
1 | 《崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer》 | (1)(青/赤)(青/赤) |
2 | 《人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable》 | (6) |
ソーサリー | ||
4 | 《浄化の輝き/Cleansing Nova》 | (3)(白)(白) |
クリーチャー | ||
4 | 《迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost》 | (1)(青) |
インスタント | ||
1 | 《否認/Negate》 | (1)(青) |
1 | 《残骸の漂着/Settle the Wreckage》 | (2)(白)(白) |
アーティファクト | ||
3 | 《宝物の地図/Treasure Map》 | (2) |
3 | 《モックス・アンバー/Mox Amber》 | (0) |
- サイドボード
3 | 《不可解な終焉/Baffling End》 | (1)(白) |
1 | 《謎めいた指導者、カズミナ/Kasmina, Enigmatic Mentor》 | (3)(青) |
1 | 《黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer》 | (3)(白)(白) |
2 | 《否認/Negate》 | (1)(青) |
3 | 《牢獄領域/Prison Realm》 | (2)(白) |
1 | 《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》 | (2) |
1 | 《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》 | (1)(白)(青) |
3 | 《盾魔道士、テヨ/Teyo, the Shieldmage》 | (2)(白) |
議論
- 結果については 4-1 で、エスパー・コントロール、シミック・アグロ、白単アグロ、スゥルタイ・ミッドレンジを倒したが、グルール・ミッドレンジとの対戦は落とした。この結果は独特な立ち位置だ。フブルスプ・フレンズは、クリーチャーをソーサリー・スピードで止めるのは本当に優れているが、グルール・ミッドレンジは速攻を持つ脅威がたくさんあり、ライフを攻める前にプレインズウォーカーをどかすことが、本当に優れている。
- フブルスプ・フレンズは、ある種説明するのが難しいデッキだ。スーパーフレンズのリストのように見えるが、いや、スーパーフレンズの厳密な定義では、これはスーパーフレンズのリストだが、このデッキは実際には、ある種プレインズウォーカーによるプリズン戦略だ。灯争戦争の各プレインズウォーカーは強力な常在能力を持っていて、もしこの能力を一旦着地させることができれば、スタンダードで人気のあるデッキを機能させるのは、本当に難しくなる。だから、プレインズウォーカーについて、ちょっと話をしよう。
- 《支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control》は、毎ターン単体の大きなクリーチャーを止められ、同時に対戦相手に呪文に追加のマナを強いるので、本当に優れている。
- 《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》は、シミック・ネクサス、エスパー・コントロールのようなデッキに対して最高のプレインズウォーカーだ。対戦相手に1ターンにたった1枚だけしか引かせないし、ときにはこれだけで勝つこともある。
- 《崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer》は、トークンを産み、盤面を硬直させて他のプレインズウォーカーを守るので、優れている。
- 《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》は、常在能力が打消し呪文を完全にテーブルから追い出すので、コントロールに対して素晴らしい。同時にアグロに対しては、対戦相手の最大の脅威をバウンスすることができるので、有効だ。《浄化の輝き/Cleansing Nova》を時々インスタント・スピードで撃てることも、ごちそうだ。
- 《謎めいた指導者、カズミナ/Kasmina, Enigmatic Mentor》は、《魔性/Bedevil》や《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》のような他のプレインズウォーカーを守るので優れている。
- 《大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter》はとても残念だ。おそらくこのデッキでは最悪のプレインズウォーカーで、デッキから抜く価値があるかもしれない。1/1 飛行機械トークンを産むことは有効で、ライフを1点得ることも時には良いが、このデッキの他のプレインズウォーカーと比べると、《大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter》はゲーム中のほとんどで一番インパクトが無い。
- 《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》は基本的にはカード・アドバンテージのエンジンで、《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》と《人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable》もだ(後者の2枚はほとんど条件の無い除去呪文でもあり、対戦相手のプレインズウォーカーや《荒野の再生/Wilderness Reclamation》のようなエンチャントへの回答にもなる)。
- ゲームに勝つことに関しては、直線的な計画は無い。変わりに、このデッキは基本的に、プレインズウォーカーの価値で盤面を圧倒する状況を作り、早かれ遅かれゲームのどこかで勝つことを信じるだけだ(ほんとどは、各プレインズウォーカーが産むトークンだ)。
- 《迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost》は、このデッキのもう一枚の特徴のカードであり、驚くほど効果的だ。序盤に着地してブロックし、プレインズウォーカーを守りながら、《モックス・アンバー/Mox Amber》を、4~5マナのプレインズウォーカーが1ターン速く得られるようにする。
- もう一枚の隠れたオールスターは、マナベースだ。《総動員地区/Mobilized District》は、一旦大量のプレインズウォーカーが戦場にいると、本当に強力なフィニッシャーであるし、《カーンの拠点/Karn's Bastion》は、プレインズウォーカーの忠誠度を高く保つために、ゲーム終盤の価値をもたらす。《爆発域/Blast Zone》は追加の除去となり、《次元間の標/Interplanar Beacon》は、赤単アグロのようなアグロデッキに対して鍵になる。プレインズウォーカーを唱えるごとに、ライフを1~2点得ることは、火力呪文の圏外へ逃れる良い手段となっている。
- 他については、このデッキについて多くを言うことは無い。プレインズウォーカーをプレイし続け、最高の結果を期待する。良い知らせは、多くのスタンダードの人気のあるデッキに対して、この計画は驚くほど効果的だということだ。さらにフブリスプ・フレンズは予想以上にプレイするのが楽しい!
- それで、君はフブルスプ・フレンズをプレイすべきか? 俺は、この答えは YES だと思う。このデッキはまだ発展の余地があるが(Zac Elskil の最新のアップデートを確かめよう)、ともて競技的だと感じた。欠点は Magic Arena で構築するにはたくさんのワイルドカード(紙では約 $400)を使うことだけだ。しかし一旦コストを乗り越えれば、このデッキは俺が今まで灯争戦争でプレイしてきたデッキの中で、一番楽しいモノだし、Arena のランクを登るには、優れている以上のものがある。
(終わり)