【翻訳】Against the Odds:部族タミヨウ(モダン)
原文
やぁ、みんな。第191回目の Against the Odds へようこそ。先週の Against the Odds の候補では、一番人気があるテーマ、プレインズウォーカー部族を再び取り上げた! 結局灯争戦争で新しく刷られたプレインズウォーカー、タミヨウがトップになった。そういう訳で、今日はモダンへ向かって、今までに刷られたすべてのタミヨウが入ったデッキをプレイしよう。タミヨウは、3種類のバージョンを結びつける超安定したテーマが無いという点で、独特なプレインズウォーカーだ。いろいろとクリーチャーに注意を払う以外では、すべてのタミヨウの奥義は非常に強力だ。最終的には、部族タミヨウデッキはクリーチャーを使ってできるだけ早く各タミヨウの奥義に到達し、その後その奥義で完璧に勝利を産むコンボでゲームに勝つ! モダンでタミヨウを使った構築する最高の方法は何なのか? 部族タミヨウの勝率はどのくらいなのか? 動画に行って見つけ出そう。その後でこのデッキについてもっと話をしよう!
動画
部族タミヨウ
- メイン
土地 | ||
2 | 《繁殖池/Breeding Pool》 | |
2 | 《寺院の庭/Temple Garden》 | |
1 | 《平地/Plains》 | |
1 | 《廃墟の地/Field of Ruin》 | |
2 | 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》 | |
1 | 《森/Forest》 | |
1 | 《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》 | |
1 | 《幽霊街/Ghost Quarter》 | |
2 | 《神聖なる泉/Hallowed Fountain》 | |
1 | 《島/Island》 | |
4 | 《霧深い雨林/Misty Rainforest》 | |
プレインズウォーカー | ||
3 | 《伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Tales》 | (2)(緑)(青) |
3 | 《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》 | (1)(緑)(白)(青) |
3 | 《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》 | (3)(青)(青) |
クリーチャー | ||
4 | 《進化の賢者/Evolution Sage》 | (2)(緑) |
3 | 《極楽鳥/Birds of Paradise》 | (緑) |
2 | 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》 | (1)(緑) |
4 | 《貴族の教主/Noble Hierarch》 | (緑) |
4 | 《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》 | (1)(緑)(白) |
2 | 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》 | (1)(青) |
インスタント | ||
4 | 《差し戻し/Remand》 | (1)(青) |
3 | 《謎めいた命令/Cryptic Command》 | (1)(青)(青)(青) |
3 | 《流刑への道/Path to Exile》 | (白) |
- サイドボード
3 | 《減衰球/Damping Sphere》 | (2) |
2 | 《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》 | (白)(青) |
2 | 《秋の騎士/Knight of Autumn》 | (1)(緑)(白) |
2 | 《残骸の漂着/Settle the Wreckage》 | (2)(白)(白) |
3 | 《石のような静寂/Stony Silence》 | (1)(白) |
3 | 《外科的摘出/Surgical Extraction》 | (黒/Φ) |
デッキ
冒頭で述べたように、タミヨウはトリッキーなプレインズウォーカーだ。3バージョンすべて強力だが、全部を結びつけるあまり統一したテーマがない。《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》はカードを引くために戦場にクリーチャーが必要で、偉大な《全知/Omniscience》+《集中/Concentrate》という奥義がある。《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》は《氷の干渉器/Icy Manipulator》を操り、呪文をすべて再利用できる奥義がある。《伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Tales》は奥義は無いが、デッキを掘り進めて他のタミヨウを見つけるか、もし倒されたら墓地から戻すことができる。ちょっとデッキ構築を調整していった後、俺は最も素敵で最も強力なことは、できるだけ早く奥義を撃つことだということが分かった。《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》の奥義と《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》の奥義が合わさると、とても狂ったことが起きる。呪文が墓地から手札に戻り続けるので、手札からタダで無限回呪文を唱えることができるようになる。それで、タミヨウの奥義を電光石火のスピードで撃つ最高の方法は何なのか?
タミヨウの奥義を高速で撃とうとしようとすると、その主な計画は《進化の賢者/Evolution Sage》で、土地が戦場に入ったとき増殖をすることができる。《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》と《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》に戻ると、奥義を撃つのに忠誠度カウンターがあと3か4必要だというのが分かる。つまり《進化の賢者/Evolution Sage》が場にいると、大体4枚の土地が戦場に必要だということだ。ありがたいことに、モダンのカードプールでは、フェッチランドのおかげでズルすることができ、2回分の土地プレイとして換算でき、2回増殖が行える。そういう訳で、どれかのタミヨウが戦場に入ったターンで奥義を撃つことは、とても簡単だ。フェッチランドをプレイして起動し、《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を使って土地を生け贄に捧げて、別のフェッチランドをサーチする。そしてそのフェッチランドも起動して、合計4回《進化の賢者/Evolution Sage》を誘発させる。その後単にタミヨウに4つのカウンターを乗せ、奥義を使ってコンボを開始し、ゲームに勝つ。
タミヨウの奥義を撃った後では、どんな方法でもゲームに勝つことができる。突如、《伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Tales》の+で4枚引ける。《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》の紋章で、墓地から手札に戻るからだ。つまり最終的に、対戦相手をカードアドバンテージの海に沈め、適当なクリーチャーで勝つことができる。しかしもっとずっと楽しい計画もある。《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》と《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》の両方の奥義が撃てると、すべてのカードをタダで唱えることができ、そのカードが墓地に落ちても手札に戻る。つまり、《謎めいた命令/Cryptic Command》を使って対戦相手のパーマネントをすべて1枚ずつバウンスしながら、デッキ全部を引くことができる(そしてタダでプレイすることができる)! 最終的には、対戦相手はパーマネントがゼロになり、戦場にはデッキすべてのカードがあることになる。
コンボパーツから離れると、プレインズウォーカーに加速する《貴族の教主/Noble Hierarch》と《極楽鳥/Birds of Paradise》がある。1ターン目に1枚のマナクリをがあると、2ターン目に《進化の賢者/Evolution Sage》か《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》をプレイでき、3ターン目にどれかのタミヨウをプレイして、タミヨウの奥義の計画へ進み始めることができる。マナクリはバックアップする計画としても重要な部分であり、《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》をサーチして適当なクリーチャーにカウンターを乗せ、その後《進化の賢者/Evolution Sage》で増殖して複数の 0/1 を意味のある脅威に変えることもできる。
それ以外の部分では、《差し戻し/Remand》と《流刑への道/Path to Exile》という対戦相手を遅くする呪文が複数あり、加えて《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》で墓地から再利用できる。両方とも、タミヨウを引くまで長く生き残るようにする助けになるし、ちょっと運があれば、奥義も狙える。これらのカードはすべて、《伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Tales》とうまく働き、タミヨウの -3 で低コストな干渉できる呪文を戻すことができる。
対戦
部族タミヨウは、他のすべてのものに隠れているが、ほとんどミッドレンジデッキだ。だから対戦は、他の何よりもドローに依る。理想的には、コンボクリーチャーを簡単に倒せる超除去偏重のデッキを避けられるだろう。高速なコンボに対しては、1ゲーム目は打消しのおかげでチャンスがあるが、対戦に応じて《減衰球/Damping Sphere》、《石のような静寂/Stony Silence》、《外科的摘出/Surgical Extraction》が入れられるので、物事はサイドボード後でもっと良くなる。一方アグロに対しては、序盤にブロッカーと除去があるが、怒り狂ったような高速なスタートがきれるバーンや8Whackのようなデッキには苦戦させられる。とは言っても、2ターン目に3マナをプレイし、3ターン目にタミヨウがプレイできる手札があると、このフォーマットのどんなデッキに対してもチャンスはある。
勝率
概して、部族タミヨウは 3-3 で終わり、勝率は 50% だった。この結果は有効だが、Against the Odds のデッキとしては平均より若干下だ。もっと重要なことは、実際にダブル・タミヨウ奥義で無限《謎めいた命令/Cryptic Command》を数回やりとげたことであり、聞いた通り絢爛だった。《伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Tales》は、手札破壊ベースのデッキに対して本当に効果的で、対戦相手が手札からタミヨウを《思考囲い/Thoughtseize》する前に戦場に着地できると、これだけで8ラックを倒すことができた。《進化の賢者/Evolution Sage》、プレインズウォーカー、《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》のシナジーも印象的で、おそらく将来、非プレインズウォーカー部族デッキでもっと探索するだろう。最終的には、競技レベルという観点では、中間なデッキを残すことになったが、超素敵なコンボターンと完璧な勝利を成し遂げられる驚くくらい高いチャンスがあり、対戦相手にパーマネントをゼロにさせてしまう!
来週の候補
来週は、モダンホライゾンが Migic Online に配られるので、翌月以降はモダンでたくさんプレイすることになる。そういう訳で、今週はもう一回スタンダードをやろう。来週スタンダードでは、どのカードを使って構築すべきかな? 下で投票して教えてくれ!
(おわり)