【翻訳】Arena Boys Deck Guide:グリクシス動員(Arena)
原文:
私が、おおざっぱに「競技マジック」と言えるものを最初にプレイした 2012年に戻ると、賛美が最新の基本セット2013にメカニズムとして戻ってきました。このとき、なぜ一番高い競技レベルにあった賛美デッキがプレイされないのか、困惑していました。結局、賛美が競技フォーマットをの側面を導くものではなかったとしたら、セットにメカニズムとして入れることはなかったでしょう。そうでしょ?
私は、なぜ《栄光の騎士/Knight of Glory》と《悪名の騎士/Knight of Infamy》デッキが FNM を壊さなかった理由を見つけ出すことはできませんでした。プロモーションカードである《戦の大聖堂/Cathedral of War》をプレイしていてもね! しかし私は、次の重要な教訓を学びました。存在するからといって、優れているわけではない。これは、Magic を超えて多くのことに幅広く当てはまる、有益な教訓です。かぼちゃのスープが適例です。
そして私は、灯争戦争の特徴的なメカニズムである動員が、実際にデッキを産むことができることに、本当に驚きました。Astute の視聴者である Brady 氏が、最高の動員カードを使ったリストを投稿し、古き良き Arena Boys がちょっとだけ改良して、驚くくらい強力で弾力性のあるデッキに仕上がりました!
グリクシス動員
- メイン
土地 | ||
4 | 《湿った墓/Watery Grave》 | |
4 | 《硫黄の滝/Sulfur Falls》 | |
4 | 《蒸気孔/Steam Vents》 | |
4 | 《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》 | |
4 | 《血の墓所/Blood Crypt》 | |
1 | 《カーンの拠点/Karn's Bastion》 | |
プレインズウォーカー | ||
2 | 《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》 | (1)(青)(青) |
4 | 《混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos》 | (2)(黒/赤)(黒/赤) |
2 | 《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》 | (青)(黒)(黒)(黒)(赤) |
ソーサリー | ||
1 | 《都市侵略/Invade the City》 | (1)(青)(赤) |
3 | 《永遠神の投入/Enter the God-Eternals》 | (2)(青)(青)(黒) |
3 | 《蔓延する蛮行/Widespread Brutality》 | (1)(黒)(赤)(赤) |
クリーチャー | ||
2 | 《魂の占者/Soul Diviner》 | (青)(黒) |
4 | 《ラゾテプの肉裂き/Lazotep Reaver》 | (1)(黒) |
4 | 《煌めく監視者/Gleaming Overseer》 | (1)(青)(黒) |
1 | 《永遠衆の天空王/Eternal Skylord》 | (4)(青) |
エンチャント | ||
4 | 《戦慄衆の侵略/Dreadhorde Invasion》 | (1)(黒) |
インスタント | ||
2 | 《渇望の時/Moment of Craving》 | (1)(黒) |
2 | 《ラゾテプの板金/Lazotep Plating》 | (1)(青) |
1 | 《終局の始まり/Commence the Endgame》 | (4)(青)(青) |
動画
カード選択
このデッキの中心は、単純に動員のメカニズムを提供する最高のカード群です。主役は、構築でも定番である《永遠神の投入/Enter the God-Eternals》と《戦慄衆の侵略/Dreadhorde Invasion》といった、各種のレアです。両方とも、一般的にスタンダードに入れるには強力な選択であり、ひんしゅくを買い過ぎることはないでしょう。しかし、このリストにおける本物の強烈なカードは、もちろん《蔓延する蛮行/Widespread Brutality》です。
一方的な全体除去は、大抵8~9マナ(《疫病風/Plague Wind》はひどいね)という超過したコストであり、実際に盤面に追加する4マナをプレイできますか? このカードはマジカル・クリスマスランド風のカードですが、《蔓延する蛮行/Widespread Brutality》があると、道から外れた偉業を成しとげるのは難しくありません。
これをするためには、戦慄衆を構築する序盤のアクションが必要です。《ラゾテプの肉裂き/Lazotep Reaver》と《煌めく監視者/Gleaming Overseer》は《戦慄衆の侵略/Dreadhorde Invasion》をサポートし、同時に《ラゾテプの肉裂き/Lazotep Reaver》のような干渉手段があることで、積極的にも受動的にも同時になることができます。アングラスと《終局の始まり/Commence the Endgame》は、価値を産むカードとして優秀であり、1枚差しの《永遠衆の天空王/Eternal Skylord》と《都市侵略/Invade the City》は、長引いてしまったゲームを素早く終わらせることができます。
動員のカード自体以外では、一般的に「優れている」カードのための枠が少しあります。《渇望の時/Moment of Craving》は、アグロの対戦に対して有用であることが証明されていますし、《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》は、構築での原動力であり、このデッキのような比較的クリーチャーが少ないデッキでも、まだ優れています。《魂の占者/Soul Diviner》は、後から追加しましたが、機能しすぎでした。コントロールとアグロの両方に働くカードが他にあったことは、きわめて貴重です。最後に《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》は、もちろんいやらしいくらい強力でとても楽しいカードであり、このようなグリクシスデッキでプレイしないなんて、ありえません。
ゲームプレイ
このデッキで最も驚いたことは、遅いコントロールをしてくるデッキに対して、どのくらい良いかを発見したことでした。《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》デッキと一日中頭からつま先までやることができました。《戦慄衆の侵略/Dreadhorde Invasion》はもちろん優れていますが、《煌めく監視者/Gleaming Overseer》は、除去に対して稲妻の杖であり、戦慄衆を非常に効果的に守ることができます。《ラゾテプの肉裂き/Lazotep Reaver》のような無害なカードでさえ、ちゃんとした回答を要求させます。このデッキの多くの脅威(例えば《混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos》)は、対戦相手の除去一式をやりくりさせ、複数の回答を処理させるように迫らせられます。
2マナがたくさんあることで、序盤に盤面に展開するこはむずかしくありません。これはほとんどの対戦で重要なことですが、アグロデッキに対しては特殊です。《ラゾテプの肉裂き/Lazotep Reaver》と《煌めく監視者/Gleaming Overseer》はすばらしい防御カードとしてプレイできますし、《戦慄衆の侵略/Dreadhorde Invasion》は、奇妙なことですが、中~終盤に生き残ることができるなあ、焼かれないようにする驚くべき方法です。
《蔓延する蛮行/Widespread Brutality》は、ほとんどの対戦において、タダで牢獄から出ることができるカードです。クリーチャー重視のアグロとミッドレンジに対しては、一方的な全体除去は、そこから復活するのが非常に難しいですし、残った 2/2 が非常に有益であるため、ただの4マナ《紅蓮地獄/Pyroclasm》ではありません。クリーチャーが少ないデッキに対しては、このカードは4マナ 2/2 ですが、そういう風に解決することを恐れる必要はありません。
エッグマネージメントは、このデッキにおいて重大です。1つのカゴにどのくらい置くか、非常に注意する必要があります。例えば、《混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos》の能力は、「2/2 を1体生成する」か「1体のクリーチャーに +1/+1 カウンターを2つ乗せる」のどちらかという意味です。あなたが、こういった動的な能力の強さを、ケースバイケースで評価することは、絶対に不可欠です。
すでに 2/2 戦慄衆とアングラスがいることを想像してみてください。アングラスの能力を起動しますか? これは、ゲームの状態、盤面の位置、あなたが対戦相手の手札に何があると思っているかに、非常に依存しています。もし対戦相手が除去を持っているなら、2/2 に除去を引き付け、アングラスの能力を起動して盤面を戻したいでしょう。もし盤面に後れをとるリスクがあるなら、4/4 がいることで、もっと多くのものが得られるでしょう。
このことは、カバーすべきことが多すぎるので、簡単で簡潔な解決方法を与えることができない類のものです。しかし、ポイントはこうです。動員は本質的には、モードを選べず、それゆえプレイを選べない能力であると覚えておいてください。
このデッキの進化
今週は勝者と敗者がありました。このデッキをどうプレイしたかを基にすると、何枚かのカードは十分ではなく、切り落とす必要があることが明らかです。しかしこれは、まだこのリストの最高のバージョンを見つけていないということなので、非常にわくわくすることです。このデッキはすでにとても強力だと思いますので、ここからどう良くなるのか、非常に興味があるでしょう!
グリクシス動員 version 2
- メイン
土地 | ||
4 | 《湿った墓/Watery Grave》 | |
4 | 《硫黄の滝/Sulfur Falls》 | |
4 | 《蒸気孔/Steam Vents》 | |
4 | 《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》 | |
1 | 《沼/Swamp》 | |
4 | 《血の墓所/Blood Crypt》 | |
プレインズウォーカー | ||
3 | 《混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos》 | (2)(黒/赤)(黒/赤) |
2 | 《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》 | (青)(黒)(黒)(黒)(赤) |
3 | 《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》 | (1)(青)(青) |
ソーサリー | ||
4 | 《蔓延する蛮行/Widespread Brutality》 | (1)(黒)(赤)(赤) |
3 | 《永遠神の投入/Enter the God-Eternals》 | (2)(青)(青)(黒) |
クリーチャー | ||
4 | 《煌めく監視者/Gleaming Overseer》 | (1)(青)(黒) |
4 | 《ラゾテプの肉裂き/Lazotep Reaver》 | (1)(黒) |
3 | 《魂の占者/Soul Diviner》 | (青)(黒) |
エンチャント | ||
4 | 《戦慄衆の侵略/Dreadhorde Invasion》 | (1)(黒) |
インスタント | ||
3 | 《渇望の時/Moment of Craving》 | (1)(黒) |
1 | 《ラゾテプの板金/Lazotep Plating》 | (1)(青) |
1 | 《終局の始まり/Commence the Endgame》 | (4)(青)(青) |
《都市侵略/Invade the City》と《永遠衆の天空王/Eternal Skylord》は両方とも抜きました。大きなインパクトがあるフィニッシャーとしてデザインされていますが(それぞれ戦慄衆を巨大に成長させたり、空に飛ばしたりする)、このデッキにはあまり必要のないものです。Rodney Mullen のようにやれると、デッキの枠をふさぐ、簡単お手軽に「私は勝利する」というボタンは必要ありません。
代わりに、高い能力を持つユーティリティカードの数を増やします。《魂の占者/Soul Diviner》は攻撃的なデッキに対して素晴らしいステータスがありますし、《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》は… うん、まぁ、かわいいからね。《ラゾテプの肉裂き/Lazotep Reaver》はすばらしい「ゴチになります」カードですが、つねに有効という訳ではないので、もっと良くすることができるでしょう。特に、《渇望の時/Moment of Craving》を追加することで、アグロの対戦に役立ちます。
《蔓延する蛮行/Widespread Brutality》を追加する隙間も見つけられました。このカードは、ばかばかしいくらい高い位置にあり、アングラスをそぎ落として4枚目のスキマを作りました。最後に《カーンの拠点/Karn's Bastion》は、たいくつでベンチにいるが、賢い基本沼ですが --- 大抵《カーンの拠点/Karn's Bastion》は「(4):+1/+1 カウンターを対象の戦慄衆に置く」であり、そんなに素晴らしくはないです。むしろ私は、タイミング良く《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》を唱えることを保証したいです。
今週はここまでです! プレイしたいリストを投稿できることを忘れないでください。投稿する最高の場所は Twitter です。それでは、もっとバカなことするために、次回会いましょう!
(おわり)