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【翻訳】Against the Odds:クリスマスツリー(闇属性)(パイオニア)

ようやく、翻訳する時間が取れた。しかし来年も2月くらいまでは翻訳する時間がとれなさそう。


原文

www.mtggoldfish.com

やぁ、みんな。第221回目の Against the Odds へようこそ。先週、Against the Odds では候補を挙げなかった。今日は、クリスマスの真っ只中なので、おそらく祝日をテーマにした特別回をすべきだと俺は思い描いた。そういう訳で、今日はパイオニアへ向かって、俺がクリスマスツリー(闇属性)と呼んでいるデッキをプレイしよう。そのクリスマスツリーとは《地獄の樹/Tree of Perdition》のことだ。樹の一回の起動能力で対戦相手のライフを1点にし、どんなちょっとのダメージでも対戦相手を片づけられる、《蛙変化/Turn to Frog》のような致命的な装飾になりうるカードで飾り付けをしよう。もしこれが失敗しても、実績がある《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》と《地獄の樹/Tree of Perdition》とのコンボで、アップキープ時に対戦相手のライフを樹のタフネス 13 と入れ替えることで、ゲームに勝つことができる。パイオニアで《地獄の樹/Tree of Perdition》の勝率はどのくらいなのか? 今日の Against the Odds 祝日特別回を、動画に行って見つけ出そう。そのあとで、このデッキについてもっと話をしよう!

動画

youtu.be

クリスマスツリー(闇属性)

  • メイン
土地
4 水没した地下墓地/Drowned Catacomb  
2 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth  
2 廃墟の地/Field of Ruin  
6 沼/Swamp  
4 湿った墓/Watery Grave  
4 変わり谷/Mutavault  
プレインズウォーカー
1 灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited (3)(黒)(黒)
ソーサリー
4 思考囲い/Thoughtseize (黒)
クリーチャー
4 才気ある霊基体/Gifted Aetherborn (黒)(黒)
1 アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel (3)(黒)(黒)
4 残忍な騎士/Murderous Rider (1)(黒)(黒)
4 地獄の樹/Tree of Perdition (3)(黒)
2 群れネズミ/Pack Rat (1)(黒)
エンチャント
4 地下世界の人脈/Underworld Connections (1)(黒)(黒)
4 十三恐怖症/Triskaidekaphobia (3)(黒)
インスタント
4 致命的な一押し/Fatal Push (黒)
4 蛙変化/Turn to Frog (1)(青)
  • サイドボード
4 強迫/Duress (黒)
2 衰滅/Languish (2)(黒)(黒)
3 虚空の力線/Leyline of the Void (2)(黒)(黒)
2 神秘の論争/Mystical Dispute (2)(青)
2 否認/Negate (1)(青)
2 真髄の針/Pithing Needle (1)

デッキ

クリスマスツリー(闇属性)について話す前に、俺はちょっと時間を取って、今年の祝日特別回で失敗したものを紹介したい。パイオニアクリスマスの12日間デッキだ。このデッキ自体はひどいが、とてもフレーバーに満ちていて、《唯々+諾々/Beck+Call》が4羽の鳴いている鳥になっているところが、特にポイントだ。(訳注:クリスマスの12日間という、クリスマス定番の歌がある)

ともかく、実際今週プレイするデッキに関しては、計画はとてもシンプルだ。《地獄の樹/Tree of Perdition》で勝つ。パイオニアで《地獄の樹/Tree of Perdition》をプレイする長所には、このフォーマットと奇妙にうまく合っていることだ。パイオニアの除去の多くは 0/13 を倒すには厳しく、樹のでかいタフネスは、このフォーマットでとても人気がある緑の大きなクリーチャーに対して、とても面白いくらい効果的である。《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》のような怒涛の恐竜を、クリスマスツリーで止めることより優れたことがあるだろうか!

《地獄の樹/Tree of Perdition》で勝つことに関しては、メインのコンボが2つある。最もフレーバーに満ちたものは《蛙変化/Turn to Frog》、つまりクリスマスツリーを飾る装飾だ。このアイデアは、《地獄の樹/Tree of Perdition》をプレイし、タップして対戦相手のライフと交換し、その交換の起動能力がスタックにあるときに、《蛙変化/Turn to Frog》で 1/1 に変え、たとえどんなにライフがあっても、対戦相手のライフを1に下げる。その後、何かのクリーチャーか2つ目のコンボパーツ《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》で1点のダメージを与えることで、仕事を終わらせることができる。

《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》を祝日のフレーバーとするにはちょっと厳しいが、クリスマスツリーとは本当にうまく働いてくれる。《地獄の樹/Tree of Perdition》は 0/13 なので、対戦相手のライフをいつでも 13 にすることができる。これによって、樹と《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》の2枚コンボで勝てるようになる。単純にアップキープまで待ち、《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》の誘発能力がスタックにあるときに、《地獄の樹/Tree of Perdition》を使って対戦相手のライフを 13 にし、《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》の誘発能力を解決させ、攻撃することなく勝ちを拾うことができる。《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》のもう一つの長所は、もし《蛙変化/Turn to Frog》+《地獄の樹/Tree of Perdition》コンボでライフを1に下げられたとすると、このエンチャントを使って残りの1点をドレインし、とどめを刺すことができることだ。

《地獄の樹/Tree of Perdition》と《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》のコンボが、パイオニアではフェッチランドが禁止なので、モダンよりもパイオニアのほうがずっと簡単にうまくやれるということも、述べておく価値がある。フェッチランドは、対戦相手がライフを操作するのが本当に簡単にする。《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》で勝つときまで単純に待ち、フェッチを切って、ライフを 12 に下げれば、この計画を台無しにできる。パイオニアのデッキには少しペインランドをプレイしていて、同様な効果があるが、大半のマナベースは、ショックランド、M10ランド、ファストランドであり、樹+恐怖症コンボは、驚くほど現実的であるということである。

デッキの残りは、クリスマスツリーと2つ目のコンボパーツを見つけるために、十分長く生き残ることである。クリーチャー的には、《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn》と1枚刺しの《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》で、ライフを高く保ち、時間を購入する。《群れネズミ/Pack Rat》は複数体のブロッカーで盤面を安定させることができる。技術的には、クリーチャーのビートダウンで勝つこともできるが、《地獄の樹/Tree of Perdition》と《蛙変化/Turn to Frog》で対戦相手のライフを1にできないなら、ほとんど起こりえないことである。なぜなら、クリーチャーの大半は守るより攻めるほうが優れているし、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》は、デッキの中心というより、ただの1枚刺しのライフを回復する呪文だからである。しかしながら、もし対戦相手のライフを、クリスマスツリーと装飾で1に下げることができたなら、《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》は無いならば、最後の1点を与えてゲームを終わらせるために、どんなクリーチャーでも有効な方法になる。

《残忍な騎士/Murderous Rider》、《致命的な一押し/Fatal Push》、《思考囲い/Thoughtseize》は、対戦相手の脅威に対処することで、「クリスマスツリーでゲームに勝つ準備が整うまで生き延びる」計画を続けるカードである。《残忍な騎士/Murderous Rider》は、クリーチャーかプレインズウォーカーを倒した後、堅牢な 2/3 絆魂になるので、特に優れている。《致命的な一押し/Fatal Push》は序盤の脅威の回答になり、《思考囲い/Thoughtseize》は別の除去を避ける呪文に対処することができる。対戦相手をスローダウンさせる優れた方法になるだけでなく、《地獄の樹/Tree of Perdition》を除去から守る方法にもなる。

それ以外は、《地下世界の人脈/Underworld Connections》と《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》は、何枚かカードを引くことができ、クリスマスツリーとゲームに勝つために必要な装飾をなんでも確実に見つけられるようにする。《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn》、《残忍な騎士/Murderous Rider》、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》、《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》によるライフ回復は、ライフが低すぎてゲーム外までダメージを喰らうリスクを負うことなく、毎ターン追加でカードを引くためにライフを払えることを保証する助けになる。

 対戦

一般的に、クリスマスツリー(闇属性)は、対戦で見たように、本当にうまくアグロデッキに調整されていた。優れたブロッカーがたくさんあり、そのうちの多くは絆魂を持っているし、《地獄の樹/Tree of Perdition》自体は、基本的に地上クリーチャーを止めている。これとまずまずの除去と合わさって、毎ゲームいろいろなクリーチャーベースのアグロデッキに対してプレイした。逆に、コントロールと《睡蓮の原野/Lotus Field》ストームのようなコンボは、厳しい対戦になる。優れたカードは何枚かあり、理論的には5ターン目という早さでゲームに勝つことができるが、確定除去と打ち消し呪文は《地獄の樹/Tree of Perdition》計画を遅くする優れた手段になるし、(《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn》や《致命的な一押し/Fatal Push》のような)メインデッキに、コントロールに対して素晴らしくないカードがたくさんある。コントロールやコンボに対してサイドボードにたくさんカードがあるので、2ゲーム目や3ゲーム目には助けになり、《地下世界の人脈/Underworld Connections》を十分な数引ければ、カードアドバンテージでの戦いで勝つ可能性はある。しかし選択肢があるなら、コントロールやコンボとの対戦は避けたい。

勝率

概して、5回対戦し4回勝ち、勝率 80% で、どういうわけか Against the Odds のデッキとしては平均よりかなり上だった。もっと重要なことは、ほとんどすべて《地獄の樹/Tree of Perdition》で勝ち、直接コンボを決めるか、直接ではないが《地獄の樹/Tree of Perdition》と《十三恐怖症/Triskaidekaphobia》を戦場に置くことで対戦相手を倒した。デッキは奇妙に競技的で、《地獄の樹/Tree of Perdition》は驚くほど優れており、対戦相手のほとんどの除去を避けられ、クリスマスツリーを装飾する飾りが見つかるまで、素晴らしいブロッカーになった!

来週の候補

イオニアの到来で、モダンは最近数か月にわたって道端に置き去りにしてしまっていた。じゃあ、次回はテーロス還魂記のエンチャント・テーマを祝いながら、モダンにもう一つ輝くチャンスを与えてみよう。どのジャンクなエンチャントを使って、モダンで構築すべきかな? 投票して教えてくれ!

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(おわり)