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【翻訳】Budget Magic:12レア鍛えられた鋼(ヒストリック)

仕事が一段落ついたとおもったら、プライベートが大変なことに。今度こそ翻訳再開したい。(コロナは関係ないです)

 

※動画は禁止改定前のものです。 


原文

www.mtggoldfish.com

今週は、以前のBudget Magicでしてこなかったことをしよう。Arena でヒストリックをプレイすることだ! ヒストリックが最初にリリースされたとき、スタンダードととても似ていたので、俺は特に興味はなかった。しかし、状況は過去9か月間で変わった。ヒストリック・アンソロジーがによって新しいカードが追加され、スタンダード合法のセットもたくさん加わり、フォーマットのサイズが大きくなった。このことと、相棒と壊れたコンボのせいで、驚くようなことがなくなった他のフォーマットのことを合わせると、ヒストリックは現在、俺が気に入っているフォーマットだ!

ヒストリックは現在、Arena 専用フォーマットなので、今日の budget はちょっと違う。デッキは紙と Magic Online ではまだ安い($50 くらい)が、俺の主目的は、Arena でできるだけ値段を低く保つために、レアや神話レアを少なくすることだ。その結果、俺が考えたものは、ランク上げやラダーで最高の budget なヒストリックデッキかもしれない。レア12枚(と神話レア0枚)の《鍛えられた鋼/Tempered Steel》デッキだ! 《鍛えられた鋼/Tempered Steel》はヒストリックでどのくらい良いのか? レア12枚のデッキは、本当にヒストリックのトップ tier で戦えるのか? 動画に行って見つけ出そう。その後で、このデッキについてもっと話をしよう!

動画

youtu.be

鍛えられた鋼

  • メイン
土地
4

ザルファーの虚空/Zhalfirin Void

16 《平地》

クリーチャー

4 知りたがる人形/Inquisitive Puppet (1)
4 ロークスワインのガーゴイル/Locthwain Gargoyle (1)
2 通電式召使い/Voltaic Servant (2)
4 羽ばたき飛行機械/Ornithopter (0)
4 ジンジャーブルート/Gingerbrute (1)
4 演習用模型/Sparring Construct (1)
4 鋼の監視者/Steel Overseer (2)
4 石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent (X)
エンチャント
4 きらきらするすべて/All That Glitters (1)(白)
4 鍛えられた鋼/Tempered Steel (1)(白)(白)
インスタント
2 抗戦/Make a Stand (2)(白)
  • サイドボード
4 議事会の裁き/Conclave Tribunal (3)(白)
2 減衰球/Damping Sphere (2)
4 ガラスの棺/Glass Casket (1)(白)
2 抗戦/Make a Stand (2)(白)
3 魂標ランタン/Soul-Guide Lantern (1)

デッキ

《鍛えられた鋼/Tempered Steel》デッキは、どこかモダンの親和をプレイするのと似た、アーティファクトベースのアグロデッキだ。アイデアは、低コスト(か無コスト)のアーティファクト・クリーチャーで盤面を満たし、その後《鍛えられた鋼/Tempered Steel》、《鋼の監視者/Steel Overseer》、《きらきらするすべて/All That Glitters》のような対価を得るカードを使い、アーティファクト・クリーチャーをでかい脅威に変え、対戦相手がレアや強力な神話レアの束でゲームを取る前に、素早く勝つことだ。このデッキでとにかく一番重要なことは、対価のカードだ。適当なアーティファクト・クリーチャーの大半は、比較的交換可能だ --- たいしてコストが高くなく、アーティファクトであるから、デッキに入っている。なので、対価のカードから始め、その後ジャンクで低コストなアーティファクト・クリーチャーの話をしよう。

対価

このデッキには、低コストのアーティファクトで盤面を見たす報酬として、3枚の対価のカードがある。このカードは、本質的にデッキを成功させるものであり、初期手札に1枚もないならマリガンすべきものだ(デッキの残りは、対価の助けが無いと、本当に弱いカードである)。最高の対価は、デッキ名の《鍛えられた鋼/Tempered Steel》で、3マナでアーティファクト用ダブルアンセムである。このデッキには1マナアーティファクト・クリーチャーであふれている。つまり、大抵1ターン目に1枚、2ターン目に2枚以上プレイできるということだ。3ターン目に《鍛えられた鋼/Tempered Steel》が続けられると、このエンチャントで3体の1マナアーティファクトをパンプすることで、すぐにパワーとタフネスが6上がる。このことで、このデッキは信じられないくらい速く始められ、対戦相手が安定化させるチャンスを得る前に、戦闘ダメージで倒すことができる。

《鋼の監視者/Steel Overseer》は基本的に《鍛えられた鋼/Tempered Steel》のバックアップで、タップして +1/+1 カウンターをすべてのアーティファクト・クリーチャーに乗せる。1/1 クリーチャーであることは大きな欠点であるが(《鋼の監視者/Steel Overseer》は非常に頻繁に除去されて倒されやすい)、もし《鋼の監視者/Steel Overseer》が数ターン戦場に残ることができれば、実際《鍛えられた鋼/Tempered Steel》以上に強力になる。加えて、アーティファクト・クリーチャーであるので、《鋼の監視者/Steel Overseer》は《鍛えられた鋼/Tempered Steel》から恩恵を受け、1/1 を 3/3 に変える。《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》や《ショック/Shock》のような除去を心配しているなら、ときにはタフネスを除去圏外にブーストするために《鍛えられた鋼/Tempered Steel》をプレイする後まで、《鋼の監視者/Steel Overseer》をプレイするのを待ったほうが良い。

《きらきらするすべて/All That Glitters》は最後の対価のカードで、《鍛えられた鋼/Tempered Steel》と《鋼の監視者/Steel Overseer》のほとんど反対の方向である。大量のクリーチャーを少しパンプすることで幅広くいく代わりに、《きらきらするすべて/All That Glitters》は1体のクリーチャーをでかい量パンプする。このデッキには 38 枚のアーティファクトとエンチャントがあるので、《きらきらするすべて/All That Glitters》は大抵エンチャントしたクリーチャーに +5/+5 以上与えることになり、わずか2マナとしては素晴らしい。《ジンジャーブルート/Gingerbrute》や《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》、《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》でさえ、回避持ちの低コストのアーティファクト・クリーチャーと本当にうまく働く。ゲームに勝つ方法で一番ああるのは、最初の3~4ターンは《鋼の監視者/Steel Overseer》や《鍛えられた鋼/Tempered Steel》で広く行き、大量のダメージを通して、その後《きらきらするすべて/All That Glitters》を付けた一体のでかいクリーチャーによる1回の攻撃で、対戦相手を終わらせることだ。

アーティファクト

デッキの残りは、低コスト(0~2マナ)のアーティファクト・クリーチャーで満たされている。これらのカードは若干違いがあり、利益と欠点は違うが、メタの観点から、多かれ少なかれ交換可能だ。ポイントは、どのクリーチャーが手札にあるか、(ほとんど)あまり気にならないということだ。本当に注意するすべてのことは、対価から得られる低コストのアーティファクト・クリーチャーが大量にあることだ。

低コストのアーティファクト・クリーチャーで一番良いのは、ある種の回避能力があるもので、(対価で成長したあとで)ブロッカーがいても攻撃できるものだ。《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》と《ジンジャーブルート/Gingerbrute》は両方とも、大半のデッキでブロックするのが非常に難しく、《鍛えられた鋼/Tempered Steel》か《きらきらするすべて/All That Glitters》が戦場にあった後、でかいダメージの塊を与えることができる。《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》は最後のレアで、回避能力(トランプルとプロテクション(多色))があることを除くと、最高の利点は柔軟性だ。もし《鍛えられた鋼/Tempered Steel》か《鋼の監視者/Steel Overseer》が戦場にあると、1マナ 1/1 で唱えることができる。もし対価が無いなら、すべてのマナを《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》に使って 4/4 や 5/5 にでき、ゲームを終わらせることに使える。

次は、満たしたアーティファクト・クリーチャーとして俺が考えたことだ。これらは、対価をサポートするために入れたカードというだけであり、強力なカードだからではない。《知りたがる人形/Inquisitive Puppet》は、戦場に入った時の占術でちょっと価値があり、対価のためにデッキを掘ったり、余分な土地をボトムに送ったりする助けになる。《ロークスワインのガーゴイル/Locthwain Gargoyle》はゲーム終盤飛行を得ると実際とても強力だが、4マナが大きいコストだ(他に何もすることがないなら、追加の何ダメージかを与える方法にはなるが)。最後に《演習用模型/Sparring Construct》は、ルール的には倒されると他のクリーチャーを成長させるが、ほとんどはアーティファクトであるだけのただの1マナ 1/1 だ。

最後ではないが、《通電式召使い/Voltaic Servant》は、エンド・ステップにアーティファクトをアンタップするトリックはあるが、2マナでちょっと高コストだ。《通電式召使い/Voltaic Servant》ができる一番強力なことは、《鋼の監視者/Steel Overseer》をアンタップさせ、毎ターン2回能力を起動できることで、速く +1/+1 カウンターで成長させられることだ。しかしたとえ《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》のような何かをただアンタップするだけでも、まだブロッカーとしてある程度の価値はある。

他のカード

おそらく最後だが、《抗戦/Make a Stand》が2枚ある。このデッキが負ける手段には、対戦相手がドローして4ターン目に全体除去を解決することだ。《抗戦/Make a Stand》は《空の粉砕/Shatter the Sky》や《ケイヤの怒り/Kaya's Wrath》やそういったカードから守ることができる。対戦相手を倒せそうなとき、パンプ呪文のバックアップとして有益なときもたまにある。もし盤面を低コストなクリーチャーで十分満たしているなら、特に他の対価があると、+1/0 が致命的にもなる。

マナ

マナはとても単純だ。《平地》の束と4枚の《ザルファーの虚空/Zhalfirin Void》で、対価を探すためにデッキを掘るフィルターになったり、余分な土地を除いたり(序盤でフラッドして6~8枚土地を引くと、負けることになる。《ザルファーの虚空/Zhalfirin Void》と《知りたがる人形/Inquisitive Puppet》はこういった運命を避ける助けになる)する方法になる。俺は無色土地の枠として《幽霊街/Ghost Quarter》も考えたが、《死者の原野/Field of the Dead》のランプデッキについて実際心配しなくていいくらい、このデッキは十分早い。一般的に、《死者の原野/Field of the Dead》とレースでき、対戦相手が全体除去をなんとかしてしまったなら負けそうだが、特に《ザルファーの虚空/Zhalfirin Void》の占術のパワーと比較すると、《幽霊街/Ghost Quarter》に価値があるようには見えない。

サイドボード

鍛えられた鋼デッキのサイドボードは、軽く触る必要があるだけだ。一般的に、俺はどんな対戦でも5枚以上サイドインしていない。《通電式召使い/Voltaic Servant》は典型的に俺が最初に抜くカードであり、続いて(アグロに対して)《抗戦/Make a Stand》を抜くか(コントロールやミッドレンジに対して)《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》を2枚抜く。これで、《ガラスの棺/Glass Casket》や《議事会の裁き/Conclave Tribunal》のような除去呪文や、墓地デッキに対する《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》や、全体除去デッキに対して《抗戦/Make a Stand》を増やすような、十分な枠を空けられる。

  • 《議事会の裁き/Conclave Tribunal》はなんでも除去できる。ほとんどはミッドレンジで(《荒野の再生/Wilderness Reclamation》や《創案の火/Fires of Invention》のような)アーティファクトやエンチャントを使ったデッキに対してサイドインする。
  • 《ガラスの棺/Glass Casket》はアグロデッキに対する除去だ。効果的なクリーチャーで積極的に行こうとする、赤単アグロや(このデッキのような)他のアグロのようなものに対してサイドインする。
  • 《抗戦/Make a Stand》は全体除去がある対戦用で、主にコントロール用だ。
  • 《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》は墓地デッキに対して助けになる。
  • 《減衰球/Damping Sphere》はおそらくサイドインすべきじゃない。俺には代わるものが分からないが。

結果

12レア鍛えられた鋼はすごくめちゃくちゃだった。この記事を書いたとき、ランク戦を15戦したが、12-3 で勝率 80% であり、プラチナの真ん中からダイアモンドの真ん中まで上がった。結果は動画とまったく同じ構築で、(たとえデッキをさらに良くする変更はいくらかあっても)アップグレードも変更もしていない。もしたくさんのワイルドカードを使うことなく、ヒストリックでランクアップをしたいなら、俺はこのデッキを強く勧めるだろう。

もしこのデッキを使うと決めたらなら、対価のカードためにマリガンを積極的することが非常に重要だ。サポートカードは、《鍛えられた鋼/Tempered Steel》か《鋼の監視者/Steel Overseer》(あるいは、弱くなるが《きらきらするすべて/All That Glitters》で、一枚の除去呪文で台無しにされるという、対戦に依存する対価なので、強力だがリスクもある)の助けがないと、非常に強力とは言えない。もし《鍛えられた鋼/Tempered Steel》や《鋼の監視者/Steel Overseer》が無く、《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》、《ジンジャーブルート/Gingerbrute》、《ロークスワインのガーゴイル/Locthwain Gargoyle》がある手札をキープすると、ほとんどいつも負けることになる。ありがたいことに(あるいは君の観点に依るが、残念なことに)、ロンドンマリガンでリスクなく6枚にマリガンできるし、ときにはまだ手札が機能するなら、対価のカードを探すために(大抵強力な)5枚にマリガンもできる。対価のカードが無いなら、キープしてはならない!

アップグレードとダウングレード

デッキをさらに安くするということに関しては、できることはたくさんは無い。《鍛えられた鋼/Tempered Steel》4枚と《鋼の監視者/Steel Overseer》4枚はこのデッキの心臓だ。これが無いと働かない。理論的に、《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》が削れるだろうが、問題がある。文字通り、ヒストリックですべての1マナのアーティファクト・クリーチャーをプレイしているので、《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》を削ると、交換先は2マナになり、デッキを遅くするだろう。将来的に、別の1マナアーティファクト・クリーチャーがフォーマットに入れば、《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》は削れるだろう(このカードは非常に強力だが、《鍛えられた鋼/Tempered Steel》や《鋼の監視者/Steel Overseer》のように、本質ではない)。しかし今のところ、ワイルドカードのコストをレア12枚未満にする方法は無いと思う。

非 Budget 鍛えられた鋼

  • メイン
土地
4 ザルファーの虚空/Zhalfirin Void  
16 《平地》
クリーチャー
4 ロークスワインのガーゴイル/Locthwain Gargoyle (1)
4 羽ばたき飛行機械/Ornithopter (0)
4 知りたがる人形/Inquisitive Puppet (1)
4 ジンジャーブルート/Gingerbrute (1)
4 演習用模型/Sparring Construct (1)
4 鋼の監視者/Steel Overseer (2)
4 石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent (X)
2 通電式召使い/Voltaic Servant (2)
エンチャント
4 鍛えられた鋼/Tempered Steel (1)(白)(白)
4 きらきらするすべて/All That Glitters (1)(白)
インスタント
2 不敗の陣形/Unbreakable Formation (2)(白)
  • サイドボード
4 ガラスの棺/Glass Casket (1)(白)
4 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage (1)
2 魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass (2)
3 スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben (1)(白)
2 不敗の陣形/Unbreakable Formation (2)(白)

アップグレードに関しては、100% 交換されるべきメインデッキのカードは1枚だけあり、《抗戦/Make a Stand》で、《不敗の陣形/Unbreakable Formation》よりほとんどが悪いように思える。《通電式召使い/Voltaic Servant》も削りたいが、たとえデッキで最悪なカードであっても、もっと有用な選択は無いと思う。俺は、メインデッキでは、大量の除去呪文や他のユーティリティーカードをプレイする必要はないと確信している。鍛えられた鋼デッキは、すべてのカードが脅威であるとき一番強力あり、マナを残して受け身になったり、対戦相手のクリーチャーに回答しようとするときではない。他については、大きな変更はサイドボードであり、《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》は《ルーカ》デッキや《ウィノータ》デッキの回答になり、《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》は全体除去を1ターン遅らせ(これはゲームを終わらせることに必要なすべてだ)、《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》はプレインズウォーカーのようなものへの、一般的な回答である。

まとめ

ともかく、今日はこれで全部だ! ヒストリックはどう思う? コメントで教えてくれ!