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【翻訳】Against the Odds:ヴァドロック・コンボ(スタンダード)

このコンボ、テフェリー一枚で瓦解する気がするのだが。


原文

www.mtggoldfish.com

やぁ、みんな。第244回目の Againet The Odds へようこそ。今週はイコリア・スタンダード 2.0 に向かい、《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》と《栄光の好機/Chance for Glory》のコンボだった、Againt The Odds の候補に戻ろう! 知っているかもしれないが、技術的にはこのコンボを先週プレイするはずだったが、ウィザーズが禁止改定の更新を実装するまで待つために、結局一週後ろにすることになった。ありがたいことに、このコンボ自体は超スイートなので、やらないよりは遅いほうが良いケースだ。このコンボはどのように働くのか? 勝つだけでなく、《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》と《栄光の好機/Chance for Glory》の無限コンボになる確率はどのくらいなのか? 動画に行って見つけ出そう。その後でこのデッキについてもっと話をしよう!

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動画

youtu.be

ヴァドロック・コンボ

  • メイン
Land
2 島/Island  
2 凱旋の神殿/Temple of Triumph  
1 山/Mountain  
1 平地/Plains  
4 蒸気孔/Steam Vents  
4 神聖なる泉/Hallowed Fountain  
2 天啓の神殿/Temple of Epiphany  
4 ラウグリンのトライオーム/Raugrin Triome  
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry  
Instant
4 物語の終わり/Tale's End {1}{U}
4 栄光の好機/Chance for Glory {1}{R}{W}
4 意味の渇望/Thirst for Meaning {2}{U}
Creature
2 飛びかかる岸鮫/Pouncing Shoreshark {4}{U}
4 両生共生体/Pollywog Symbiote {1}{U}
4 伝承のドラッキス/Lore Drakkis {1}{U}{R}
2 威厳あるレオサウルス/Regal Leosaur {R}{W}
4 海駆けダコ/Sea-Dasher Octopus {1}{U}{U}
4 雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder {U}{R}{W}
  • サイドボード
2 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke {1}{U}
1 炎の一掃/Flame Sweep {2}{R}
1 ヘリオッドの介入/Heliod's Intervention {X}{W}{W}
3 神秘の論争/Mystical Dispute {2}{U}
2 否認/Negate {1}{U}
3 焦熱の竜火/Scorching Dragonfire {1}{R}
3 時の一掃/Time Wipe {2}{W}{W}{U}

デッキ

《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》と《栄光の好機/Chance for Glory》が投票で勝ったとき、どういう方向性にするか俺にはとても良いアイデアがあった。主コンボは、《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》と《伝承のドラッキス/Lore Drakkis》を一緒に変容させ、毎ターン変容させ続けて《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》を使い、墓地から《栄光の好機/Chance for Glory》を再度唱え追加ターンを得て、その後《伝承のドラッキス/Lore Drakkis》を使って《物語の終わり/Tale's End》を戻して、追加ターンの終わりに《栄光の好機/Chance for Glory》の「ゲームに敗北する」という誘発能力を《もみ消し/Stifle》する。理論的には、《ヴァドロック》+《ドラッキス》が毎ターン変容し続ければ、最終的に適当な変容クリーチャーで殴って勝つまで、追加ターンを得続けることができる。

コンボの中心は、変容クリーチャー2体と2枚の呪文だ。変容カードに関しては、このデッキが本当にやりたいことは、《伝承のドラッキス/Lore Drakkis》が変容している《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》を得ることであり、このクリーチャーに変容するときはいつでも、マナコスト3以下のクリーチャーでない呪文を墓地から唱えられ、別のインスタンスかソーサリーを墓地から手札に戻すことができる。ゲームが進むと、大抵《ヴァドロック》か《伝承のドラッキス/Lore Drakkis》が複数体変容し、さらにあり得ないことになる、と述べておく価値もあるだろう。最終的に、変容するどんな時でも、4枚の低コストな非クリーチャー呪文を墓地から唱え、4枚のインスタンスかソーサリーを墓地から手札に戻せるようになるところへ行きつく。あぁそうだ。《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》の独特なテキスト(墓地から唱えても呪文を追放しない)によって、《栄光の好機/Chance for Glory》を追加で引く必要はなく、同じ《栄光の好機/Chance for Glory》を繰り返し何度も唱え続けられるので、コンボを働かせられるということについても、指摘しておく価値があるだろう。

呪文に関しては、《栄光の好機/Chance for Glory》と《物語の終わり/Tale's End》が2つのコンボ・パーツだ。最終目的は、追加のターンを得るために《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》の能力で《栄光の好機/Chance for Glory》を毎ターン唱え、その後《伝承のドラッキス/Lore Drakkis》の能力で《物語の終わり/Tale's End》を手札に戻し、追加ターンのエンドステップで誘発する「ゲームに敗北する」を打ち消せるようにすることだ。変容クリーチャーを引き続けたとすると、本当にジャンクな方法で無限ターンをすることができる。最終的に、適当な変容クリーチャーで殴ってゲームに勝つことになる。

《栄光の好機/Chance for Glory》は、クリーチャーを永遠に破壊不能にするという、追加の長所があることも述べておく価値があるだろう。特に大量のクリーチャーを変容させるデッキには価値がある。このことで、《厚かましい借り手/Brazen Borrower》のようなバウンス呪文か、《エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death》のような追放ベースの効果では、まだ台無しになるが(対戦相手にターンを回さなければ、こういった多くの呪文は避けられるが)、対戦相手が除去でコンボを止めることをより難しくさせている。

変容カード

もちろんコンボを働かせるために、すべてのターンで変容クリーチャーが必要でもある。このために、《海駆けダコ/Sea-Dasher Octopus》、《威厳あるレオサウルス/Regal Leosaur》、《飛びかかる岸鮫/Pouncing Shoreshark》という一握りの変容クリーチャーがある。それぞれある程度の長所はあるが、実際のところ、こういったクリーチャーがデッキにある理由のすべては、《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》と《伝承のドラッキス/Lore Drakkis》の変容能力を誘発させるためである。《海駆けダコ/Sea-Dasher Octopus》と《飛びかかる岸鮫/Pouncing Shoreshark》は瞬速のおかげで追加の長所があり、ピンチのとき、エンドステップに瞬速で唱えて《物語の終わり/Tale's End》を唱えて、《栄光の好機/Chance for Glory》で自爆するのを避けることができる。

一方《両生共生体/Pollywog Symbiote》は、最高の変容先クリーチャーだ。変容コストを減らすランプ呪文として働くだけでなく、追加ターンを得続けるために変容クリーチャーをもっと探している間、余計な土地や他の不要なカードを弾けることで、コンボをサポートする助けになるルーティングにもなる。《両生共生体/Pollywog Symbiote》も《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》と途方もないことをする。《共生体》を2ターン目に唱えると、《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》を3ターン目に変容でき、《両生共生体/Pollywog Symbiote》の能力で低コストの非クリーチャー呪文をルーティングできる。そしてすぐに《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》でタダで唱えることができる。

他のカード

このデッキのまとめは、《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》と《意味の渇望/Thirst for Meaning》で、両方とも3マナのコストを持つ非クリーチャー呪文なので、《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》で墓地からタダで唱えることができる。《意味の渇望/Thirst for Meaning》はデッキを掘り進めてコンボパーツを見つける助けになると同時に、《伝承のドラッキス/Lore Drakkis》と《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》用に墓地を貯められる。《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》は、このデッキでは2つのことをする。1つ目は、対戦相手の干渉から無限ターンコンボを守ることであり、インスタンス・スピードの除去で倒されたり、戦場にいる変容クリーチャーをバウンスされたりして台無しにならないようにすることだ。2つ目は、無限ターンのループ中に、戦場にいる変容クリーチャーをバウンスできることだ。前に述べたように、コンボを働かせるには、すべてのターンで変容クリーチャーを見つける必要がある。見つけ損なったら、戦場にある変容クリーチャーをバウンスし、コンボパーツを再度唱え、さらに何ターンかループを続くようにすることができる。

対戦

ヴァドロック・コンボの対戦は、詳細化するのはちょっとトリッキーだ。なぜなら、負けた赤単1回との対戦以外は、すべてコントロールとティムール再生だったからだ。一般的に、このデッキは、アグロとの対戦は比較的劣っているように思う(主な理由は、メインデッキに現実的な除去がたくさんないから)。しかし、コントロールとティムール再生のようなコンボ・コントロールに対しては、本当に良く働くように思う。

勝率

概して、赤単に1回負けたがこのフォーマットにある最高のデッキ、ティムール再生を2回倒し、ヴァドロック・コンボで 4-1 した! 勝率は 80% となり、ヴァドロック・コンボは Against the Odds のデッキの中で平均よりかなり上になった。コンボは、机上ではジャンキーに見えるが、特に《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》が追加ターンのループを守っていると、実際驚くほど効果的だった。無限ターン(あるいは、少なくても追加ターンで勝てるくらいの無限ターン)になるゲームも何ゲームかあったが、たとえ単に連続して何ターンか得ても、盤面は本当に強力だった。サンプルサイズはかなり小さいが、ヴァドロック・コンボは実際、スタンダードで最高で一番よくプレイされているデッキについて行くことができるように感じた。これは、机上では超ジャンキーに見えるデッキにとっては、とても驚くことだ。コンボを差し引いても、みんなは《両生共生体/Pollywog Symbiote》入りの《雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunder》をもっとプレイすべきだ。3ターン目に変容し、《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》のような何かを墓地においてルーティングし、タダで唱えることは、信じられないくらい強力な立ち上がりになる!

来週の候補

Against the Odds の候補は Youtube に移動した! 今ここで来週のデッキを投票しよう

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=274560&type=card

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=196206&type=card

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=481013&type=card

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=86692&type=card

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=356655&type=card