【翻訳】Against the Odds:5色神殿(スタンダード)
ウギン「-5」
原文
やぁ、みんあ。第246回目の Against the Odds へようこそ。基本セットはここにある。つまり、特別回でこのフォーマットの探検を開始する時ということだ。基本セット2021のどのカードが、このセットの最初の Against the Odds として値があるのか? もちろん《万物の聖域/Sanctum of All》と新しい神殿サイクルだ! 今日のデッキは5色神殿で、多分門&神殿だ。主な目標は、戦場に同時に5種類の神殿全部と《万物の聖域/Sanctum of All》を出し、めちゃくちゃな量の価値をタダで得ることだ。神殿のバックアップとして門のシナジーがあり、これが5色のマナベースを安定させる助けになるだけでなく、低コストの全体除去《燃え立つ門/Gates Ablaze》に加え、《アーチ道の天使/Archway Angel》のライフゲインとしっかりとしたサイドボードも何枚かある。神殿は基本セット2021のスタンダードで戦うことができるのか? 動画に行って今日の Against the Odds の中で見つけ出そう。その後でこのデッキについてもっと話をしよう!
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動画
5色神殿
- メイン
Sorcery | ||
4 | 《燃え立つ門/Gates Ablaze》 | {2}{R} |
Land | ||
2 | 《繁殖池/Breeding Pool》 | |
1 | 《ディミーアのギルド門/Dimir Guildgate》 | |
1 | 《森/Forest》 | |
1 | 《ボロスのギルド門/Boros Guildgate》 | |
1 | 《アゾリウスのギルド門/Azorius Guildgate》 | |
1 | 《ゴルガリのギルド門/Golgari Guildgate》 | |
1 | 《沼/Swamp》 | |
2 | 《グルールのギルド門/Gruul Guildgate》 | |
1 | 《島/Island》 | |
1 | 《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate》 | |
1 | 《山/Mountain》 | |
1 | 《オルゾフのギルド門/Orzhov Guildgate》 | |
1 | 《平地/Plains》 | |
3 | 《調和の公有地/Plaza of Harmony》 | |
1 | 《ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgate》 | |
1 | 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》 | |
1 | 《蒸気孔/Steam Vents》 | |
4 | 《シミックのギルド門/Simic Guildgate》 | |
1 | 《セレズニアのギルド門/Selesnya Guildgate》 | |
Instant | ||
4 | 《成長のらせん/Growth Spiral》 | {G}{U} |
4 | 《意味の渇望/Thirst for Meaning》 | {2}{U} |
Enchantment | ||
3 | 《豊かな実りの聖域/Sanctum of Fruitful Harvest》 | {2}{G} |
3 | 《静かな水の聖域/Sanctum of Calm Waters》 | {3}{U} |
4 | 《万物の聖域/Sanctum of All》 | {W}{U}{B}{R}{G} |
2 | 《廃れた高地の聖域/Sanctum of Shattered Heights》 | {2}{R} |
1 | 《穏やかな光の聖域/Sanctum of Tranquil Light》 | {W} |
2 | 《石の牙の聖域/Sanctum of Stone Fangs》 | {1}{B} |
Creature | ||
3 | 《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》 | {1}{G}{U} |
- サイドボード
1 | 《アーチ道の天使/Archway Angel》 | {5}{W} |
4 | 《門破りの雄羊/Gatebreaker Ram》 | {2}{G} |
2 | 《ギルド会談/Guild Summit》 | {2}{U} |
3 | 《神秘の論争/Mystical Dispute》 | {2}{U} |
3 | 《否認/Negate》 | {1}{U} |
2 | 《空の粉砕/Shatter the Sky》 | {2}{W}{W} |
デッキ
《万物の聖域/Sanctum of All》と神殿がスポイラーされてすぐ、俺は初回の Against the Odds はこれをプレイすることだと確信した。問題は、このエンチャントを使ってどう構築するかだ。神殿で構築する上で気持ち悪いことは、このサイクル自体がたくさんの枠を取ることであり、ユーティリティーカード用にはほとんど枠が無いということだ。この問題を克服する方法は、このデッキは呪文を唱えるためにたくさんの土地が必要になるので、土地を使って追加の価値を生むことであり、これによって門計画が神殿のバックアッププランになった。物事がうまくいくと、この計画は、門が除去、ライフゲイン、カードドローのパワーを上げ、神殿が回りだすようになるまで生き残る助けになる。そしてその後、戦場に数枚神殿が出れば、すぐにゲームが優勢になる。
神殿
《万物の聖域/Sanctum of All》が、基本セット2021の神殿をすごくわくわくさせた理由だ。戦場に大量の神殿を出すことで対価を得るだけでなく(本質的に6枚神殿が出ると、《万物の聖域/Sanctum of All》を《パンハモニコン/Panharmonicon》に変える)、神殿も見つけられる。神殿を使った構築で困難なことは、伝説であることであり、そのため特定の神殿を2枚以上引くと、そんなに価値が得られなくなる。つまり、特定の神殿を4枚(多くの場合、3枚でも)プレイするのを避ける必要があるということだ。一方で、5種類の神殿をすべて安定して見つける必要がある。《万物の聖域/Sanctum of All》は、すべてのターンで神殿をチューターすることができ、神殿を見つける完璧な方法であり、集めるとさらに優れたボーナスが付く。
残りの神殿については、3枚か2枚、あるいは1枚入りであり、何枚入れるかは、それ自体が戦場にあるとどれだけ良いかによる。一般的に、どの神殿も(いや、少なくても大半の神殿は)、戦場に3枚以上出るとその能力をパワーアップして非常に強力だが、最高の神殿でもそれ自体だけではそこそこである。3枚入っている神殿は《豊かな実りの聖域/Sanctum of Fruitful Harvest》と《静かな水の聖域/Sanctum of Calm Waters》だ。たとえ他の神殿が戦場に無くても、《豊かな実りの聖域/Sanctum of Fruitful Harvest》は基本的に《楽園の贈り物/Gift of Paradise》で、すべてのターンで好きな色のマナを追加で得られる。これが、《万物の聖域/Sanctum of All》にランプするからだけでなく、5色のマナを安定させるので、超重要である。《静かな水の聖域/Sanctum of Calm Waters》は単独だとルーティングだが、たくさん死にドローになりやすい伝説のエンチャントで満ちたこのデッキでは、特に価値がある。しかし、数枚戦場に神殿が出ると、タダで繰り返しのカードアドバンテージ源になる。
次は2枚入りの神殿で、《廃れた高地の聖域/Sanctum of Shattered Heights》と《石の牙の聖域/Sanctum of Stone Fangs》だ。中盤から終盤で戦場に何枚か神殿があると、このカードはこのデッキで最高のカードになる。《石の牙の聖域/Sanctum of Stone Fangs》は主な勝利条件だし、《廃れた高地の聖域/Sanctum of Shattered Heights》は繰り返しの除去になる(そして、引いてしまった余分な神殿を片づける方法でもある)。逆に、両方とも最初の1枚目としては、とてもぱっとしない。赤の神殿は、ほとんど何も倒せないし(再度燃料を与えてくれる《静かな水の聖域/Sanctum of Calm Waters》が無いと、すぐに手札が尽きる)、黒の神殿で1点ドレインしても、あまり有益ではない。基本的に完全な世界では、《豊かな実りの聖域/Sanctum of Fruitful Harvest》と《静かな水の聖域/Sanctum of Calm Waters》が最初で、多分《万物の聖域/Sanctum of All》でもいいが、《豊かな実りの聖域/Sanctum of Fruitful Harvest》と《石の牙の聖域/Sanctum of Stone Fangs》が着地してゲームを終わらせることになる。
最後だが確実に一番重要で無いものは《穏やかな光の聖域/Sanctum of Tranquil Light》で、本当に悪いから1枚だけ入れている。すべてのゲームで、俺は1回も《穏やかな光の聖域/Sanctum of Tranquil Light》を起動したことは無いと思う(最終的には起動することはあるが)。そういう訳で、他の神殿のように能力のためにデッキにあるのではなく、《穏やかな光の聖域/Sanctum of Tranquil Light》はこのデッキでは他の神殿のパワーを1上げることで、単純に神殿の数を増やすためだ。
それで、戦場に6枚すべての神殿を出すという目標を達成すると何が起こるのか? 各ターンで、《豊かな実りの聖域/Sanctum of Fruitful Harvest》から 12マナ、《静かな水の聖域/Sanctum of Calm Waters》から 12枚ドロー(と2枚捨て)、《石の牙の聖域/Sanctum of Stone Fangs》から 12点ドレインし、《廃れた高地の聖域/Sanctum of Shattered Heights》で対戦相手の盤面を倒す… それと《穏やかな光の聖域/Sanctum of Tranquil Light》で何かもタップするね。最終的にばかげた量の価値をタダで得て、大抵《石の牙の聖域/Sanctum of Stone Fangs》のおかげでわずか1~2ターンでゲームを終わらせることになる!
ランプ
神殿で他の大きな困難なことは、5色いることで、マナを若干トリッキーにしていることだ。《成長のらせん/Growth Spiral》と《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》のようなランプ呪文は、デッキを掘り進めて、5色の土地をすべて見つける助けになるし、《迂回路/Circuitous Route》は(2色土地を2枚チューターできるおかげで)これ自体で戦場にマナを4色増やす。両方とも、各ゲームで神殿すべてを唱える正しいマナを得る助けになるし、《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》と《成長のらせん/Growth Spiral》のドローは足りない土地を見つける助けになる。
他のカード
このデッキのまとめは《意味の渇望/Thirst for Meaning》と《燃え立つ門/Gates Ablaze》だ。《意味の渇望/Thirst for Meaning》は神殿デッキにとって完璧なドロー呪文で、インスタントスピードで3マナで3枚引き、その後手札にいっぱいになっている余分な神殿を捨てることもできる。《万物の聖域/Sanctum of All》は墓地からも神殿をチューターできることを覚えておいてほしい。だから、墓地対策を心配しないなら、《万物の聖域/Sanctum of All》で最終的に場に戻せることが分かっていると、序盤で神殿を捨てることが有効になることが多い。《燃え立つ門/Gates Ablaze》は、序盤で赤単に対して有益であるくらい十分早い全体除去だが、後に大きな脅威もぶちのめすくらい大きくもなる。
対戦
良い知らせから始めよう。俺は実際、神殿の素の力にショックを受けた。基本セット2021の新しいバージョンは、オリジナルより約10倍優れていて、競技的なスタンダードのデッキの基になるくらい十分強力に見えた。ここで悪いニュースについては、スタンダードにはこのデッキを吹き飛ばす、確実にかなりプレイされているカードがあるということだ。《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》、《厚かましい借り手/Brazen Borrower》、《エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death》、《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》、これらは一時的にしろ恒久的にしろ、すべて神殿への回答になる。対戦になるとき、偶然的に神殿に対処できるデッキを避けることを望んでいる。基本的に、神殿が戦場に着地すると、どんなデッキも倒すことができるが、対戦相手の偶然的な除去があると、このデッキはほとんど何もできない。
勝率
概して、5色神殿で 3-2 し、勝率は 60% となり、Against the Odds としては平均くらいとなった。しかしながら、俺がテストで大量にプレイしたときは、対戦という点ではちょっと運が良く、絶え間なく連続するバントの神話デッキを避けられたと言うだろう。このデッキは、神殿デッキへの回答をたくさんプレイしているので、悪夢のような対戦になる。神殿は実際、少なくても Tier 3 のデッキのパワーレベルがあると思うが、今のところは、メタのトップ Tier が、《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》、《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》、《戦争の犠牲/Casualties of War》、《秋の騎士/Knight of Autumn》のようなカードがローテーションされる後まで待つ必要があるくらい、とても敵対的だ。そうは言っても、このデッキはプレイするにはとても楽しく、メインにある対策カードを避けられるなら、本当に強力でもある!
来週のデッキの候補
Against the Odds の候補は、YouTybe にある! ここから来週のデッキを投票しよう。
※訳注:Jump start のカードイラストが無いので、カード名だけ載せておきます。
- 《文飾衒才のブルバック/Bruvac the Grandiloquent》
- 《不吉な狩猟のニース/Neyith of the Dire Hunt》
- 《タルジーディの隊商、スビラ/Subira, Tulzidi Caravanner》
- 《混沌の乗り手、ザルゾス/Zurzoth, Chaos Rider》