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【翻訳】Against the Odds:小物泥棒、チビボネ(ヒストリック)

記事中、「ドレイン」と書いていますが、実際はライフローズだけです。原文では drain となっているので、そのままの訳にしました


原文

www.mtggoldfish.com

やぁ、みんな。第248回目の Against the Odds へようこそ。先週、ヒストリックの Againt the Odds の候補は Jumpstart だったが、最終的には、《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》が 50% 超えの投票で勝利を盗った(Agaist the Odds の中で一番高い得票の1つだと俺は考えている)。そういう訳で、今日はヒストリックへ向かって、基本的にヒストリック版8Rack である黒単の枠組みで、対戦相手にカードを捨てさせよう。(《拷問台/The Rack》も《金切り声の苦悶/Shrieking Affliction》も実際は合法ではないので、《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》自体以外では、ディスカードの対価でいくらか創造的になる必要があると、述べておく価値はあるだろう)。《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》はどのくらい優れているのか? ヒストリックは Jumpstart 後の世界でどう見えるのか? 動画に行って見つけ出そう。その後でこのデッキについてもっと話をしよう!

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動画

youtu.be

チビボネ

  • メイン
Sorcery
3 取り除き/Eliminate {4}{B}
3 無情な略奪/Heartless Pillage {2}{B}
Planeswalker
4 はぐれ影魔道士、ダブリエル/Davriel, Rogue Shadowmage {2}{B}
4 死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead {2}{B}{B}
Land
4 ロークスワイン城/Castle Locthwain  
17 沼/Swamp  
3 廃墟の地/Field of Ruin  
Instant
2 リリアナの勝利/Liliana's Triumph {1}{B}
Enchantment
2 ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena {1}{B}{B}
4 無駄省き/Waste Not {1}{B}
Creature
4 残忍な騎士/Murderous Rider {1}{B}{B}
4 泥棒ネズミ/Burglar Rat {1}{B}
2 悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks {2}{B}{B}
2 小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief {1}{B}
  • サイドボード
3 強迫/Duress {B}
2 才気ある霊基体/Gifted Aetherborn {B}{B}
3 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage {1}
2 漸増爆弾/Ratchet Bomb {2}
2 煤の儀式/Ritual of Soot {2}{B}{B}
2 魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass {2}
1 悪性の疫病/Virulent Plague {2}{B}

デッキ

《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》が Against the Odds の候補で勝ったとき、ある種の手札破壊デッキになりそうなことは、とても明らかだった。困難なことは、《チビボネ》を最高にサポートするのは、どの色の組み合わせで、追加の対価が何で、何の手札破壊呪文が働くか、見つけ出すことだった。ラクドスとグリクシスの両方に《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》の可能性はあったが、俺は結局黒単に決めた。大量の優れた手札破壊呪文と対価があり、スムーズな単色マナベースのおかげで、安定性が大きいからだ。このデッキの目標は単純だ。手札が空になるまで対戦相手にカードを捨てさせ、同時に途中で《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》と他の手札破壊の対価から価値を追加で得る。その後疑似 Rack で手札を空にしたら、最終的に《チビボネ》の 10点ドレインする能力でゲームに勝つことだ。

手札破壊の対価

このデッキの中心は、2種類の2マナだ。《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》と《無駄省き/Waste Not》で、対戦相手がカードを捨てるとき価値を生む。《チビボネ》はエンドステップでカードを1枚引き、対戦相手がそのターンでカードを1枚捨てているなら、《チビボネ》を変わった《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》風にする。《無駄省き/Waste Not》はすぐに価値が得られて、マナを生むか、2/2 ゾンビトークンを生むか、カードが1枚引ける。《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》と《無駄省き/Waste Not》の合計8枚あるので、ほとんどのゲームで最低1枚は2ターン目に戦場に置ける可能性がある。

手札破壊をするプレインズウォーカー

2ターン目に《チビボネ》か《無駄省き/Waste Not》をプレイできると、次の一番重要なカードは手札破壊をするプレインズウォーカー、《はぐれ影魔道士、ダブリエル/Davriel, Rogue Shadowmage》と《死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead》だ。このカードの力は2つある。1つ目は、両方とも毎ターンカードを1枚捨てさせて、《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》と《無駄省き/Waste Not》を誘発させる。2つ目は、対戦相手のカードが少なくなると、追加の手札破壊の対価として働くことだ。《ダブリエル》は1枚以下になるとアップキープに2点ダメージを与え、《死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead》は手札が空だと +1 で3点ドレインをする。

追加の手札破壊カード

《チビボネ》、《ダブリエル》、《リリアナ》はすべて対戦相手のカードを空にしようとするので、他の手札破壊呪文の束もある。《泥棒ネズミ/Burglar Rat》は場に入ると1枚カードを捨てさせ、その後プレインズウォーカーを守るために1ターンチャンプブロックができる。《無情な略奪/Heartless Pillage》はヒストリックで最高の《精神腐敗/Mind Rot》で、3マナで2枚捨てさせ、同時に宝物トークンを得る可能性もある。《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》はこのデッキでは超強力で、手札を1枚捨てさせるだけでなく、カードを1枚引かせることもできる。《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》と《無駄省き/Waste Not》の欠点の1つには、誘発させるためにカードを捨てさせる必要があり、手札が空だと価値を生まないのである。《ランクル》のおかげで、攻撃できると、カードを1枚引かせ、その後《はぐれ影魔道士、ダブリエル/Davriel, Rogue Shadowmage》、《死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead》、《泥棒ネズミ/Burglar Rat》のような何かですぐにカーをを捨てさせ、《無駄省き/Waste Not》の誘発と、《チビボネ》でエンドステップにカードをもう1枚引くことができる。

除去

手札破壊呪文をすり抜けた脅威に対処したり、手札破壊をするプレインズウォーカーを守ったりするために、除去の束もある。この束の中で一番興味深いのは《リリアナの勝利/Liliana's Triumph》だ。戦場に《死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead》がいると、布告以外に《リリアナの勝利/Liliana's Triumph》はインスタント・スピードの手札破壊呪文になり、対戦相手の手札が空のときにドローステップで唱えて、引いたカードを唱える前に捨てさせることができる。同時に《チビボネ》と《無駄省き/Waste Not》を誘発もできる。

追加のカードドロー

手札破壊呪文の束をプレイする欠点には、対戦相手が一度手札が空になると、とても悪くなる傾向があることだ(手札破壊するプレインズウォーカーは、追加の能力でこの問題を修正する助けにはなるが)。この悪いドローと戦うには、力ずくでカードを引くことだ。《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》を入れ、マナベースに《ロークスワイン城/Castle Locthwain》をフルでプレイすることに加え、複数の《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》で、各ターン追加のカードを引くことができる。これが他の色を入れるのではなく、黒単《チビボネ》をプレイする最大の理由である。

対戦

アグロは最悪の対戦だと思うかもしれないが、実際は、いくつもの異なるアグロと対戦し、それらを倒した。本当に悪い対戦は、バント・プレインズウォーカーのような、カードドロー偏重のコントロールデッキだ。こういった対戦での問題点は、対戦相手の脅威、《ウーロ》や各種テフェリー、《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》のほとんどすべてが、すべて付随的にカードを引くことだ。これが《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》のドレイン能力で勝つくらい長く、対戦相手の手札を空にし続けることを超難しくしている。他については、《チビボネ》は、ヒストリックのメタにある多くのアーキタイプに対して効果的である、手札破壊、対価、除去の組み合わせがある。

勝率

概して、4-2 で終わり(動画にしていない一戦は、1ゲーム目は明らかなマリガン手で、2ゲーム目は5ターンで土地1枚だった。マナスクリューが厳しい以外、何も多くのことを得るものがなかった)、Againet thd Odds のデッキとしてはしっかりしたものだった。もっと重要なことは、《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》自体はやばかったことだ。対戦相手の手札を空にした後、6マナ10点ドレインの能力を起動でたくさんゲームに勝った。俺は、この能力は比較的高コスト過ぎると考えていたが、この能力を中心にした構築は非常にたくさんの価値があったし、非常に強力だった。特にプレインズウォーカーが合わさると、ゲーム中盤で20点近い対戦相手を1ターンで倒すことができる。対戦に行くとき、俺は《チビボネ》は楽しいがおそらくそれほど優れていないだろうと考えていた。対戦後は、楽しさと良さの両方があると確信している。《小物泥棒、チビボネ/Tinybones, Trinket Thief》がヒストリックで適切なデッキで解決されているのを見ても、俺は驚かないだろう。

来週の候補

候補は Youtube へ移した! 来週の Against the Odds のモダンのデッキは、ここから投票できる。