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【翻訳】九つの命ロック(ヒストリック)

原文

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やぁ、みんな。第253回目の Against the Odds へようこそ。先週 Against the Odds の候補は無かった。つまり今日は特別回ということだ! 《九つの命/Nine Lives》がスポイラーされて以来、俺はこのカードと《厳粛/Solemnity》で対戦相手をロックする方法を見つけるのを待っていた。配信で、パイオニアでこのコンボを試したが、全然成功しなかった。しかし今、アモンケット・リマスタリーのおかげで、ヒストリックには《厳粛/Solemnity》がある! 《厳粛/Solemnity》と《九つの命/Nine Lives》のコンボのおかげで(死なないことにより)勝率はどのくらいなのか? 動画に行って見つけ出そう。その後でこのデッキについてもっと話をうしよう!

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動画

youtu.be

九つの命ロック

  • メイン
Land
2 アーデンベイル城/Castle Ardenvale  
4 寺院の庭/Temple Garden  
3 森/Forest  
4 豊潤の神殿/Temple of Plenty  
4 まばらな木立ち/Scattered Groves  
4 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove  
Enchantment
4 イクサランの束縛/Ixalan's Binding {3}{W}
2 封じ込め/Seal Away {1}{W}
2 ギデオンの介入/Gideon's Intervention {2}{W}{W}
2 空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne {3}{W}{W}
4 厳粛/Solemnity {2}{W}
4 女魔術師の存在/Enchantress's Presence {2}{G}
2 払拭の光/Banishing Light {2}{W}
4 九つの命/Nine Lives {1}{W}{W}
4 狼柳の安息所/Wolfwillow Haven {1}{G}
Creature
4 セテッサの勇者/Setessan Champion {2}{G}
4 星原の神秘家/Starfield Mystic {1}{W}
  • サイドボード
3 運命を紡ぐ者/Destiny Spinner {1}{G}
3 神聖の力線/Leyline of Sanctity {2}{W}{W}
4 安らかなる眠り/Rest in Peace {1}{W}
2 魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass {2}
3 神の怒り/Wrath of God {2}{W}{W}

デッキ

九つの命ロックの中心はとても明らかだ。戦場に《九つの命/Nine Lives》と《厳粛/Solemnity》を同時に置きダメージをロックすることだが、ロック中心にした構築方法を正確に見つけることはトリッキーだ。理論的に、キーカードを唱える白マナがあるとすれば、このロックはどんなスタイルのデッキでも見つけ出すことができる。しかしながら、今日のデッキは《九つの命/Nine Lives》と《厳粛/Solemnity》のカードタイプに寄せよう。エンチャントだ。このデッキの残りは、エンチャントベースのランプ、除去、カードドローである、エンチャントレス・スタイルの枠組みである。

ロック

このデッキの心臓は、《九つの命/Nine Lives》と《厳粛/Solemnity》のコンボだ。主なアイデアは、《九つの命/Nine Lives》はダメージを与えられると、ダメージを受ける代わりに軽減し、具現カウンターが《九つの命/Nine Lives》に乗る。問題は、一度《九つの命/Nine Lives》にカウンターが9個乗ってしまうと、自身を追放し《九つの命/Nine Lives》が戦場を去って負けてしまうことである。ここで、《厳粛/Solemnity》でカウンターが乗るのを防ぐ力が発揮される。《九つの命/Nine Lives》と並んで《厳粛/Solemnity》が戦場にあると、《九つの命/Nine Lives》からダメージを軽減する恩恵を受けながら具現カウンターは乗らなくなり、戦場に両方のエンチャントを維持し続けることができる限り、ダメージでゲームに負けなくなる。これで大抵、対戦相手は勝てないことを知りカードを投げ出すことになる。しかし、実際には対戦相手のライフを0にする必要があり、その計画がある。

フィニッシャー

対戦相手を倒すなら、主な計画は、戦場に《空位玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》があるときに、《九つの命/Nine Lives》や《厳粛/Solemnity》のようなエンチャントを唱えることで、4/4 天使の束を出すことだ。このデッキには低コストのエンチャントの束があるおかげで、《空位玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》が戦場にあるときに自分のアンタップフェーズを迎えることができれば、大抵2体(ときどきそれ以上)の天使を毎ターン生むことができ、すぐにゲームを終わらせられる。

カードドロー

《九つの命/Nine Lives》と《厳粛/Solemnity》で対戦相手をゲーム外にロックするために、《九つの命/Nine Lives》と《厳粛/Solemnity》を引く必要がある。そのために、《セテッサの勇者/Setessan Champion》と《女魔術師の存在/Enchantress's Presence》という2枚のエンチャントレスの効果に頼る。両方ともエンチャントをプレイするとカードを引くことができる。これは、ロックパーツを見つける助けになるだけでなく、対戦相手を寄せ付けないように手札を除去で一杯にしておく助けにもなる。そして最終的に、対戦相手がロックで投了を認めないなら、《空位玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》を引くことになる。戦場に《厳粛/Solemnity》があると、《セテッサの勇者/Setessan Champion》にカウンターが乗らないのは気まずいが、主目的は追加でカードを引くことであり、でかい脅威に育てることではない。

ランプ

《星原の神秘家/Starfield Mystic》と《狼柳の安息所/Wolfwillow Haven》は、《女魔術師の存在/Enchantress's Presence》と《セテッサの勇者/Setessan Champion》でカードの束を引き、《九つの命/Nine Lives》と《厳粛/Solemnity》を見つけ、ゲームをロックするという、エンチャントの束を唱える大きな爆発的なターンを迎えられるようにする。《星原の神秘家/Starfield Mystic》もアグロに対するゲーム序盤のブロッカーにもなるし、《狼柳の安息所/Wolfwillow Haven》は、《空位玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》で天使を生み、《セテッサの勇者/Setessan Champion》と《女魔術師の存在/Enchantress's Presence》でカードを引くというエンチャントの利点を持っている。

除去

最後に、エンチャント・ベースの除去の束があり、ハードロックの準備をしている間、戦場を安定させる助けになる。同時に、エンチャントレスでカードも引き、後に《空位玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》で天使も生める。《ギデオンの介入/Gideon's Intervention》は除去呪文の中で一番独特で、次の理由でデッキに入っている。対戦相手が《九つの命/Nine Lives》を壊すカードを唱えさせないようにするためだ。呪禁は《九つの命/Nine Lives》を安全に保つ助けになるが、どんな理由でも戦場から去ってしまうと負けてしまう。《ギデオンの介入/Gideon's Intervention》では、盤面に満ちたエンチャントを台無しにするだけでなく、《九つの命/Nine Lives》があると一撃で負けを引き起こす可能性がある、《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》や《次元の浄化/Planar Cleansing》のようなモノを指定する。

対戦

九つの命ロックには2つの懸念がある。対戦という点では、対戦相手がダメージで勝とうとするのかと、《九つの命/Nine Lives》と他のエンチャントに対する回答にどんな方法を持っているかだ。ありがたいことに、ヒストリックのほとんどのデッキは、いろいろな点でクリーチャーで殴って勝とうとし、九つの命ロックはこういった対戦には素晴らしい。そうは言うものの、《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》をしまい込んで勝とうとするコントロールデッキや、《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》のようなカードでライフをドレインできるデッキに対しては悪くなる。次は、《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》、《漸増爆弾/Ratchet Bomb》、《爆発域/Blast Zone》のようなカードで、《九つの命/Nine Lives》自体に対して回答できるデッキだ。《ギデオンの介入/Gideon's Intervention》と《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》が、こういった回答の能力を持っているカードに対して回答する助けになるが、呪禁エンチャントに対処する方法を持たないデッキに対してプレイしたい。基本的に、クリーチャー・ベースのアグロとミッドレンジは、素晴らしい対戦になる。コントロールデッキは悪くなるが、《セテッサの勇者/Setessan Champion》と《女魔術師の存在/Enchantress's Presence》で対戦相手より速くやれるおかげで、また勝つことができるが、《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》や《九つの命/Nine Lives》に対する他の奇妙な回答をプレイするデッキは、九つの命ロックにとって素晴らしい対戦ではない。

勝率

九つの命ロックで 5-0 したが、これには小さな注釈が付く。俺はオリジナルは、月曜日の奇襲禁止改定告知の前に録画したので、今禁止されている《死者の原野/Field of the Dead》の対戦が入っていた(そして、負けた)。もうフォーマットの一部ではないので、結局俺は替わりの対戦を録画した。なので、今時点で1回の負けをカウントすべきかは分からないが、技術的には 5-1 した。

このデッキは一般的には優れているように感じたが、《九つの命/Nine Lives》+《厳粛/Solemnity》ロックがほとんどの勝利に貢献していた。悪い対戦もあったが、一般的にはこのロックはとてもやばくて、いったん対処する方法が無く倒せないことが分かると、多くの対戦相手を屠っていった。エンチャントレスの枠組みは、これをサポートする優れた方法だが、ロック自体はおそらく他の枠組みを探索したほうが良いくらい十分強い。ヒストリックのプレイヤーは、ジャンクなプリズン風デッキに対処するのに慣れてないので、《九つの命/Nine Lives》+《厳粛/Solemnity》は、奇襲でタダで勝ちを拾う、本当に優れた方法に見える。

来週の候補

来週は古典的な Against the Odd のサブシリーズが戻ってきた。プレインズウォーカー部族だ。モダンでどのプレインズウォーカーを中心に構築すべきか? ここから投票しよう