【翻訳】Much Abrew:おおっと、土地が無い(The Spy)(パイオニア)
通常は毎週月曜に投稿されますが、なぜか土曜に投稿されていました。
原文
やぁ、みんな! Much Abrew About Nothing へようこそ。ゼンディガーの夜明けの両面フリップカードが、土地を置き換えることでほぼすべてのデッキにどう入るかについては多くのことがなされてきたが、多分さらにわくわくする側面は、古いフォーマットで有効になる新しいデッキだろう。《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》のような、デッキに土地がないことに積極的に気にかけるカードがある。そして、モードを持つ両面カード(MDFC)は戦場に土地として置くことができるが、ルール的にはデッキに土地がないおかげで、こういった戦略をサポートするには完璧だ。
マジックで最も悪名高い「土地がない」デッキに、The Spy がある。伝統的にこのデッキは、《Lotus Petal》のような速いマナが出るレガシーでのみプレイできる。モードを持つ両面カード(MDFC)のおかげで、他のフォーマットでも同じようなことができるようになった。今日は、パイオニアで The Spy をプレイしよう。目標は単純だ。このデッキには「実際の」土地がないため、《欄干のスパイ/Balustrade Spy》や《地底街の密告人/Undercity Informer》で自分自身を対象に解決できれば、文字通り自分のデッキ全部を切削でき、《這い寄る恐怖/Creeping Chill》と《銀打ちのグール/Silversmote Ghoul》と《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam》の組み合わせでゲームに勝つ。ちょっと運が良ければ、《絡みつく花面晶体/Tangled Florahedron》と《金のガチョウ/Gilded Goose》の助けがあると、3ターンという早さでこれができる。土地なしデッキはパイオニアで戦うことができるのか? このコンボはどのくらい一貫性があるのか? 動画に行って見つけ出そう。その後でこのデッキについてもっと話をしよう!
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動画
おおっと、土地が無い(The Spy)
- メイン
Unknown | ||
1 | 《悪戦+苦闘/Driven+Despair》 | |
Sorcery | ||
4 | 《思考囲い/Thoughtseize》 | {B} |
4 | 《這い寄る恐怖/Creeping Chill》 | {3}{B} |
Land | ||
4 | 《変わり樹の共生/Turntimber Symbiosis》 | |
4 | 《バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery》 | |
4 | 《アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening》 | |
4 | 《絡みつく花面晶体/Tangled Florahedron》 | |
4 | 《ハグラの噛み殺し/Hagra Mauling》 | |
3 | 《海門修復/Sea Gate Restoration》 | |
4 | 《ペラッカの捕食/Pelakka Predation》 | |
Instant | ||
1 | 《塵へのしがみつき/Cling to Dust》 | {B} |
Creature | ||
2 | 《銀打ちのグール/Silversmote Ghoul》 | {2}{B} |
4 | 《金のガチョウ/Gilded Goose》 | {G} |
1 | 《タッサの神託者/Thassa's Oracle》 | {U}{U} |
1 | 《憑依された死体/Haunted Dead》 | {3}{B} |
4 | 《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam》 | {1}{U}{B} |
4 | 《欄干のスパイ/Balustrade Spy》 | {3}{B} |
4 | 《地底街の密告人/Undercity Informer》 | {2}{B} |
2 | 《世界棘のワーム/Worldspine Wurm》 | {8}{G}{G}{G} |
- サイドボード
2 | 《突然の衰微/Abrupt Decay》 | {B}{G} |
4 | 《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》 | {B}{G} |
4 | 《強迫/Duress》 | {B} |
4 | 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》 | {2}{W}{W} |
1 | 《ナルコメーバ/Narcomoeba》 | {1}{U} |
議論
- ショックを受けるくらいうまくいった。どういうわけか、パイオニアリーグで 5-0 し、途中で2ゲームしか落とさなかった! 複数回完璧な瞬間で《欄干のスパイ/Balustrade Spy》を引くというちょっとした幸運と、多すぎる墓地対策があったが、このデッキは速く一貫性があり、驚くほど強かった。
- 対戦に向かうと、俺はこのデッキは、かなりジャンキーで 2-3 か 3-2 に行けばぞくぞくするだろうと予想していた。だから比較的簡単に 5-0 で終えたことは、このデッキが予想を大幅に超えたということだ。
- 良い知らせから始めよう。このデッキはソリティアして3~4ターン目で倒すのが、本当に優れている。本当にゲームに勝つ必要なことすべては、4マナと《欄干のスパイ/Balustrade Spy》か《地底街の密告人/Undercity Informer》だ。ロンドン・マリガンのおかげで、《欄干のスパイ/Balustrade Spy》を探すのに5枚やある意味4枚に積極的にマリガンする余裕があり、このデッキには計8枚あるので、確率は最低でも1枚は見つけらそうである。
- 一度《欄干のスパイ/Balustrade Spy》か《地底街の密告人/Undercity Informer》が解決すると、自分のデッキを全部切削する。普通、これは負けを意味するが、2枚ある《世界棘のワーム/Worldspine Wurm》がライブラリに戻ってシャッフルし、複数ターンを買ってフィニッシュすることができる。ピンチのときは、引いた後ライブラリに2回戻した後、《憑依された死体/Haunted Dead》を使って《世界棘のワーム/Worldspine Wurm》を捨てることができる。そしてライブラリにカードが無くなるまで、2ターン以上得られる。
- ありがたいことに、普通はデッキを切削したあとゲームを終わらせるのに長くは掛からない。4枚の《這い寄る恐怖/Creeping Chill》を切削することで 12 ダメージ(と 12 点回復)を与え、これにより2枚の《銀打ちのグール/Silversmote Ghoul》が誘発し、その後で4枚の《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam》が誘発する。つまり、直接 12 点ダメージに加え、戦場にある6体で合計パワー 18 になり、特に3~4ターン目に起これば、一撃でゲームに勝つには十分なはずだ。もしブロッカーを心配しているなら、《悪戦+苦闘/Driven+Despair》の余波で全体に威迫を与えることができ、さらにダメージを通すことができる。かなりまれだが、自然に手札に来るか、切削後《立身+出世/Claim+Fame》でリアニメートするかで、ときどき1枚入っている《タッサの神託者/Thassa's Oracle》で勝つこともある。
- 基本的に The Spy の長所は、速さと一貫性の両方があることだ(特に積極的にマリガンする場合)。しかし悪い知らせもいくつかある…
- それで、パイオニアにける The Spy の欠点は何か? まず、墓地対策がかなり優れていることだ。サイドボードに《突然の衰微/Abrupt Decay》や《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》のような回答があるが、もし見つけられないと、本当にゲームに勝つことができなくなる。次に、干渉が問題になる。《欄干のスパイ/Balustrade Spy》か《地底街の密告人/Undercity Informer》を見つけるために積極的にマリガンするので、1枚の《思考囲い/Thoughtseize》か打ち消し呪文で、このデッキを葬ることができる。そして再構築するのに何ターンか(さらに多くのターンか)掛かりそうであり、そんなときはすでに死んでいそうである。サイドボードは(墓地対策を取り除く多くの方法、打ち消し呪文と戦う《強迫/Duress》、《思考囲い/Thoughtseize》と他の手札破壊呪文を避ける《神聖の力線/Leyline of Sanctity》)、こういったカードと戦う助けになるようにデザインされているが、ある意味 The Spy はガラスの大砲である。強力で一貫性があるが、干渉して倒すのもどこか簡単だ。
- モードを持つ両面カード(MDFC)土地については、唱えることはめったにない。《絡みつく花面晶体/Tangled Florahedron》は一番唱える MDFC で、《バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery》や《アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening》を《タッサの神託者/Thassa's Oracle》を墓地から戻すのに時々使う。他については、MDFC は基本的にコンボをサポートするための土地として数えない本当に奇妙な土地である。
- それで、パイオニアで The Spy をプレイすべきか? 今日のリーグを基にすると、その答えは明らかに YES だ。しかしこのデッキを回して買う前に簡単な警告たある。このデッキは、予想していない対戦相手に対しては本当に優れているが、より多くの人が取り上げると悪くなりそうだということだ。もし The Spy が トップ Tier デッキとして発展すると、対戦相手はさらに墓地対策を増やして抑止し始めるだろう。最後には、俺は The Spy は競技的だと思うが(明らかに Magic Online リーグで 5-0 は十分優れている)、長期的な未来では、ちょっと雲行きが怪しい。対策が増えることで、このデッキを Tier2 から Tier3 にすらしてしまうかもしれない。それでもまだ、このデッキは超独特で驚くほど強力だ。だから、もし君が本当にクールで新しくゼンディガーの夜明け的な方法でパイオニアへアタックするデッキを探しているなら、特にまだちょっとレーダーの下にある今なら、確かな選択肢だ。