【翻訳】Against the Odds:5c無色空虚への扉(モダン)
5色デッキ(無色)
原文:
やぁ、みんな。第264回目の Against the Odds へようこそ。先週のモダンでの候補では、結局《空虚への扉/Door to Nothingness》が堂々と勝利した。《空虚への扉/Door to Nothingness》はそこそこ昔に複数回プレイしたが(1回は《荒野の再生/Wilderness Reclamation》でもう一回は《原初のうねり/Primal Surge》デッキ)、今日の構築はかなり違っている。無色コンボデッキだ! どうすれば無色デッキで《空虚への扉/Door to Nothingness》を起動する各色ダブルシンボルを生み出せるのか? もちろん《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》だ! この基本セット2021の神話レアアーティファクトは、実際完璧なコンボパーツだ。起動に使うマナを修正するだけでなく、5マナを得てゲームに勝つ 10 マナにランプできるのだ! 《空虚への扉/Door to Nothingness》はモダンで、全部無色のデッキで動くのか? このアーティファクトでの勝率はどのくらいなのか? 動画に行って見つけ出そう。その後でこのデッキについてもっと話をしよう!
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動画
5c無色空虚への扉
- メイン
Creature | ||
4 | 《地核搾り/Coretapper》 | {2} |
4 | 《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》 | {5} |
Sorcery | ||
1 | 《全ては塵/All Is Dust》 | {7} |
Artifact | ||
4 | 《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》 | {7} |
4 | 《うねりの結節/Surge Node》 | {1} |
4 | 《空虚への扉/Door to Nothingness》 | {5} |
4 | 《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》 | {0} |
4 | 《探検の地図/Expedition Map》 | {1} |
4 | 《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia》 | {X}{X}{X} |
1 | 《通電式キー/Voltaic Key》 | {1} |
Land | ||
3 | 《爆発域/Blast Zone》 | |
2 | 《大瀑布/Cascading Cataracts》 | |
4 | 《ウルザの鉱山/Urza's Mine》 | |
4 | 《ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant》 | |
4 | 《ウルザの塔/Urza's Tower》 | |
1 | 《カーンの拠点/Karn's Bastion》 | |
3 | 《発明博覧会/Inventors' Fair》 | |
1 | 《荒地/Wastes》 |
- サイドボード
2 | 《全ては塵/All Is Dust》 | {7} |
4 | 《虚空の杯/Chalice of the Void》 | {X}{X} |
1 | 《清水のゴブレット/Clearwater Goblet》 | {5} |
1 | 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》 | {X} |
4 | 《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》 | {1} |
1 | 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》 | {2} |
2 | 《次元の歪曲/Spatial Contortion》 | {1}{C} |
デッキ
以前プレイしてきたカードを中心にした構築は、時々トリッキーになることがある。ジャンクなカードを働かせる方法を見つけることに加え、完璧な世界では、単に以前と同じデッキをプレイするのも避けたいからだ。ありがたいことに、《空虚への扉/Door to Nothingness》では問題にならなかった。この候補が勝利してすぐ、俺は《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》とプレイすることを確信した。この新しい神話レアのマナファクトは、《扉》でゲームに勝つ完璧な方法のように見えたからだ。
《空虚への扉/Door to Nothingness》は、基本的に3つのことをするように要求してくる。しかし、これをすればゲームに勝つことができる(対戦相手を負けさせることで)。1つは、《空虚への扉/Door to Nothingness》を見つけること。2つ目は、戦場にこれを出し、アンタップすること。3つ目は、10マナ必要なだけでなく、各色2マナずつ10マナ必要なことだ。たくさんのことをするように聞こえるかもしれないが --- ある意味、そうなのだが --- 報酬は高額だ。文字通りゲームに勝つ! ありがたいことに、今や《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》という、《空虚への扉/Door to Nothingness》キルをやりとげる助けになる完璧なコンボパーツがある。《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》は 10 マナにランプして《空虚への扉/Door to Nothingness》を起動する助けになるだけでなく、まるでどんな色でもあるかのようにマナを払えることで、一番強力なマナ修正でもある。戦場に《宇宙儀》があると無色 10 マナを得ることができる上に、《空虚への扉/Door to Nothingness》を起動してゲームに勝つことができる! もちろん、このどれもを働かせるために、《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》を唱える7マナを準備する必要がある。良い知らせは、ここには少し手段があることだ:
まず最初に、トロン土地に加え、足りないパーツはなんでも見つける助けになる《探検の地図/Expedition Map》がある。トロン土地が戦場に1枚ずつ得られれば、7マナに届く、というのはかなり起こりうることで、《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》を唱えるにはちょうど十分だ。そしてその後、《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》をタップして5マナ以上出すと、《空虚への扉/Door to Nothingness》を唱えるのにちょうど十分だ。その結果、運よくトロンが成立すると、《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》と《空虚への扉/Door to Nothingness》の両方とも3ターン目に唱えることができ、その後4ターン目で最低 12 マナになっている。これは、《空虚への扉/Door to Nothingness》で勝つ以上のマナだ。トロンをプレイし、トロンが7マナを出すので、他の強力な7マナをデッキに入れざるを得ない。しかし心配しないでくれ。《解放された者、カーン/Karn Liberated》じゃない。その代わり…
《ギルドパクトのスフィンクス/Sphinx of the Guildpact》だ。《ギルドパクトのスフィンクス/Sphinx of the Guildpact》はおそらくとてもジャンキーに見えるだろうが(そして俺が予想するに、ある意味そうだが)、このデッキでは実際本当に強力だ。大きな飛行という以外では、単色からの呪禁があることで、基本的にモダンで一番人気のある除去は、《ギルドパクトのスフィンクス/Sphinx of the Guildpact》に干渉できない。だから、戦場に残りそうである。もっと重要なことは、《ギルドパクトのスフィンクス/Sphinx of the Guildpact》はルール的には全色なので、《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》のカードを引く起動能力とコンボし、毎ターン5マナで5枚引け、《空虚への扉/Door to Nothingness》を見つけるか、ゲームを終わらせる他の何でも見つけるために、デッキを掘り進める素晴らしい方法にもなる。
ランプの第2の計画は、《うねりの結節/Surge Node》と《地核搾り/Coretapper》で《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》と《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia》にチャージカウンターの束を乗せることだ。《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia》と《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》は両方ともランプ呪文としてはどこか高コストだが、《地核搾り/Coretapper》と《うねりの結節/Surge Node》のおかげで、わずか数マナで唱えることができ、その後《地核搾り/Coretapper》と《うねりの結節/Surge Node》でパワーを上げるために使える。特に《地核搾り/Coretapper》は、この計画において本当に強力だ。タップしてその後生け贄に捧げると、《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia》か《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》に3個のチャージカウンターを乗せられ、基本的にわずか2マナの《金粉の水蓮/Gilded Lotus》になる。そしてゲームが進むと、タダのマナファクトのおかげで、必要なマナになるまで、毎ターンカウンターを乗せ続けることができる。
ランププランのナンバー3は《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》で、多分《大瀑布/Cascading Cataracts》を2枚持ってくることになる。《ゴロス》はこのデッキで素晴らしく、場に出たとき(足りないトロンパーツのような)土地をチューターして戦場に置くだけでなく、《大瀑布/Cascading Cataracts》と《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》の能力によって色マナが作れるおかげで、起動能力でデッキを掘り進めて、《空虚への扉/Door to Nothingness》や他の重要なカードを見つけることができる。チャージカウンター、トロン、《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》のランプ計画のおかげで、《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》を1ターンで2回か、3回でさえ起動できるところまで行くことがかなりあり、デッキの大量のかたまりをタダで唱えられる。《大瀑布/Cascading Cataracts》に関しては、《ゴロス》の起動の助けになることを除くと、各色2マナずつ生むバックアップにもなっている。このデッキには《大瀑布/Cascading Cataracts》が2枚あるが、アーティファクトのランプとトロンのマナの助けがあるので、ダブル白青黒赤緑を生むにはちょうど十分である。
メインデッキの土地以外のまとめは、除去の《全ては塵/All Is Dust》と《通電式キー/Voltaic Key》だ。《通電式キー/Voltaic Key》は、対戦相手にターンを渡して《扉》が壊されたり負けたりするチャンスを与えないで、《空虚への扉/Door to Nothingness》を唱えたターン(十分なマナがあれば)すぐにゲームに勝つために、アンタップできるようにこのデッキに入っている。しかし、《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》や《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》のような何かをアンタップしてさらにマナを生むためでも優れている。
無色デッキをプレイする他の大きな利点は、スイートで強力な無色ユーティリティー土地の枠が大量にあることだ。《発明博覧会/Inventors' Fair》は《空虚への扉/Door to Nothingness》(か必要なアーティファクト何でも)を見つけるもう一つの方法となるし、《爆発域/Blast Zone》は《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》や《探検の地図/Expedition Map》のようなカードでチューターできる除去になるし、《カーンの拠点/Karn's Bastion》は増殖で《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》と《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia》のチャージカウンターをさらに増やす優れた方法になる。
対戦
対戦的なものは、ほぼ次の2つのものが恐ろしい。高速コンボと、土地とアーティファクトを破壊するのが得意なデッキだ。高速コンボに対しては、対戦相手がコンボを開始する前に、右手力で《空虚への扉/Door to Nothingness》で勝つか、サイドボードの《虚空の杯/Chalice of the Void》か《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》のようなカードのおかげで、ゲームに勝つ可能性はある。しかし一般的には、5c無色空虚への扉は、ついて行くにはちょっと遅すぎる。一方で、《略奪/Pillage》があるポンザのようなデッキは、対戦相手が土地やマナファクトを破壊できると、《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》と《空虚への扉/Door to Nothingness》を素キャストする十分なマナを得るのが難しいので、特に厳しい。逆に、ミッドレンジやアグロなクリーチャーデッキに対しては堅牢だ。ライフレースでは大抵十分早く、こっそり忍ばせた優れた除去がある(《全ては塵/All Is Dust》は、こういったデッキの大半に対してゲームオーバーだ)。そしてコントールに対しても、《マナ漏出/Mana Leak》や《差し戻し/Remand》のようなものを通して大抵重要な呪文を唱えられるくらいたくさんのマナが生めるので、そこそこチャンスはある。
勝率
どういうわけか 4-1 して、勝率は 80% になった。これは、特に負けた1回がポンザで、本当に厳しい対戦であったことを考えると、ショックを受けるくらい優れた記録だ。もっと重要なことは、《空虚への扉/Door to Nothingness》でほとんどすべてのゲームに勝ったことだ! 《空虚への扉/Door to Nothingness》をそこそこ昔に、《荒野の再生/Wilderness Reclamation》や《原初のうねり/Primal Surge》のようなカードと複数回プレイしたが、このバージョンはより優れた方法だと感じた。ゲームに勝てるだけでなく、《空虚への扉/Door to Nothingness》自体でゲームに勝つことができる。その大きな理由は、《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》が《空虚への扉/Door to Nothingness》キルを働かせる完璧なカードだということだ。完璧なマナがあることは、ダブル白青黒赤緑を生むとき、明らかに有益だ。そして《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》が生む5マナは、《空虚への扉/Door to Nothingness》キルを拾うのに、奇妙に合致した量になっている。モダンで困難に立ち向かい《扉》で勝ちを拾いたいなら、これは俺が確かに推奨するバージョンだ!
来週の候補
今週の候補はない。明日カラデシュリマスターが Arena でリリースされるので、特別回で祝福しよう。心配しないでくれ。候補は次回、スイートな新しい選択肢で溢れて戻って来る!