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【翻訳】Against the Odds:ジェスカイ機械巨人(ヒストリック)

昔、スタンダードでマルドゥ型の機械巨人リアニメートの記事がありましたが、コンセプトが全く同じです。


原文

www.mtggoldfish.com

やぁ、みんな。第266回目の Against the Odds へようこそ。先週、カラディシュ・リマスター・イン・ヒストリックの候補で、《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》が《逆説的な結果/Paradoxical Outcome》を乗り越えて勝利を得た。そういうわけで、今日はヒストリックに向かい、《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》を中心にするだけでなく、機械巨人仲間も中心に構築したデッキをプレイしよう。ジェスカイ機械巨人だ! この計画は、《復元/Refurbish》や《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》のようなカードを使って、機械巨人を場に低コストで出し、《崇高な天啓/Sublime Epiphany》で何かずるいことをして機械巨人をコピーし、最後に機械巨人の価値で対戦相手を圧倒する。うまくいくのか? 《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》とその仲間達はヒストリックで何か狂ったことができるのか? 10枚の機械巨人が入ったデッキの勝率はどのくらいか? 動画に行って見つけ出そう。その後で、このデッキについてもっと話をしよう!

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動画

youtu.be

ジェスカイ機械巨人

  • メイン
Creature
4 奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk {4}{U}{U}
4 機知の勇者/Champion of Wits {2}{U}
4 焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk {4}{R}{R}
1 アゴナスの雄牛/Ox of Agonas {3}{R}{R}
Instant
4 知識の渇望/Thirst for Knowledge {2}{U}
4 崇高な天啓/Sublime Epiphany {4}{U}{U}
Sorcery
4 復元/Refurbish {3}{W}
2 巧みな軍略/Strategic Planning {1}{U}
4 安堵の再会/Cathartic Reunion {1}{R}
Artifact
4 王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift {7}
Land
1 平地/Plains  
1 針縁の小道/Needleverge Pathway  
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry  
4 蒸気孔/Steam Vents  
1 山/Mountain  
2 島/Island  
4 硫黄の滝/Sulfur Falls  
4 神聖なる泉/Hallowed Fountain  
2 玻璃池のミミック/Glasspool Mimic  
1 ヴァラクートの覚醒/Valakut Awakening  
  • サイドボード
3 削剥/Abrade {1}{R}
1 激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk {3}{W}{W}
3 ドビンの拒否権/Dovin's Veto {W}{U}
2 炎の一掃/Flame Sweep {2}{R}
1 神聖の発動/Invoke the Divine {2}{W}
1 残骸の漂着/Settle the Wreckage {2}{W}{W}
1 魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass {2}
2 魂焦がし/Soul Sear {2}{R}
1 神の怒り/Wrath of God {2}{W}{W}

デッキ

《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》が勝ったとき、俺はデッキをどの方向にもっていくかアイデアが無かった。6マナで 6/6 先制攻撃として、《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》はどんなデッキでも見られるくらい優れているが、グルール・ミッドレンジや同じようなデッキに何枚かぶちこむだけでは、Against the Odds にとってすべてではない。どのくらい《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》を中心に深く行き、対戦相手の選択に依存する、ダメージを与えるか何枚かカードを引ける能力を利用できるだろうか? こんな疑問が、結果的に機械巨人を増やし、最終的に今日プレイするジェスカイ機械巨人になった!

《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》は3つのことをさせたい。1つ目は、実際にこの6マナを戦場に出す必要がある。理論的には単に素キャストできるが、ヒストリックでは、6マナ過剰な計画で自然に唱えられるのを期待するには遅すぎるくらい速いフォーマットであるので、機械巨人をスピードアップする計画があることが重要になる。2つ目に、《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》は、対戦相手が切削を選んだとき、与えられるダメージを最大にするために、高CMCの束をプレイしたい。3枚引くことは悪くはないが、デッキを低コストのカードで満たすと、かしこい対戦相手は酷いダメージを喰らわないので、切削を選んでしまう。一般的に対戦相手が高いライフであるとき、3枚引かせるより3枚切削してダメージを喰らうほうを選びたがる。そしてこれで墓地にカードを置けることが、本質的な使い方である。

《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》をデッキに加えたことで(それと大したことではないが、《激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk》も、メインデッキに1枚)、《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》の2つの問題を解決する助けになる。《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》と《激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk》は両方ともかなりCMCが高く、《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》の戦場に入ったときの誘発能力で切削する安定したカードである。同時に《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》のフラッシュバック能力は、《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》で切削したカードを利用する方法になる。一方《激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk》は現在ヒストリックで驚くほど良く、でかいボディと、クリーチャーデッキに加え、《絶望の荒野/Forsaken Wastes》や《パラドックス装置/Paradox Engine》が入った(現在人気がある)アーティファクトベースのランプデッキとやり合ってるとき、アーティファクトも壊す疑似全体除去になる。

機械巨人を場にずるして出すことは、ターンを重ねるごとにそれ自体で強力な計画ではあるが、機械巨人をさらに良くするトリックがもう一つある。戦場に着地している機械巨人をコピーすることだ。《玻璃池のミミック/Glasspool Mimic》は土地枠に入れられる《クローン/Clone》としての自由枠だ。一方《崇高な天啓/Sublime Epiphany》はこのデッキで馬鹿げたことができる。もし《焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk》が戦場にあると、《崇高な天啓/Sublime Epiphany》でコピーして、もう一体 6/6 が作れ、戦場に入ったときの誘発能力で3枚引くかダメージを与えられる。そしてこのインスタンスは、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》だとさらに良くなる。もし《崇高な天啓/Sublime Epiphany》で《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》をコピーできると、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》の戦場に入ったときの誘発能力を使って《崇高な天啓/Sublime Epiphany》をフラッシュバックでき、対戦相手の何かをバウンスして、カードを1枚引き、多分何かを打ち消して、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》をもう一体コピーする。ゲームの終盤では、墓地に《崇高な天啓/Sublime Epiphany》がフルであると、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》か《崇高な天啓/Sublime Epiphany》の一枚から、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》の戦場に出たときの誘発能力で《崇高な天啓/Sublime Epiphany》を全部タダでフラッシュバックでき、最終的に4~5体の《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》が戦場に出るという、奇妙なループのきっかけになる可能性が非常に高い。

土地以外でメインデッキの残りは、デッキを攪拌して、機械巨人、リアニメート呪文、《崇高な天啓/Sublime Epiphany》を見つけ、同時にリアニメートする機械巨人と《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》でフラッシュバックする呪文で墓地を溜める助けになる、ルーティングの効果で満たしている。《機知の勇者/Champion of Wits》は、3ターン目に2枚ルーティングし、その後4枚ドローして2枚捨てて 4/4 で戻るという、後に《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》の優れた対象になるので、おろらくこの中では一番優れている。《安堵の再会/Cathartic Reunion》、《巧みな軍略/Strategic Planning》、《知識の渇望/Thirst for Knowledge》、1枚の《アゴナスの雄牛/Ox of Agonas》も、冗長性がある。合わせると、こういったカードでデッキは相当一貫性を持つし、強力なリアニメート呪文や奇妙な《崇高な天啓/Sublime Epiphany》ループのために、電光石火の速さで墓地を溜めることができる!

対戦

おそらく一番厳しい対戦は、アグロ特化のデッキだろう。サイドボードに除去と全体除去の束があるが、メインデッキには大した量の干渉は無い。つまり、ドローが悪いと機械巨人が行く前にひき殺されそうだということだ。これは機械巨人や《復元/Refurbish》を止める打ち消し呪文もあるアグロデッキでは、2つの意味で正しくなる。《虚空の力線/Leyline of the Void》や《安らかなる眠り/Rest in Peace》のようなハードな墓地対策も問題だが、ありがたいことに、大半のヒストリックのデッキは、墓地対策に加え《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》とゴブリンを止めるために、代わりに《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》をプレイしている。そしてこのデッキはほとんど《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》を注意しなくていい。このアーティファクトは、《復元/Refurbish》から直接機械巨人をリアニメートするのは止めるが、まだ《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》をリアニメートするのには使えるし、《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》はトークンという型で機械巨人を場にズルして出すことができる。逆に、このデッキはコントロールとミッドレンジに対しては本当にしっかりしている。強力な強烈な一撃で溢れており、勝ちを拾うのに、呪文を1~2枚対戦相手の防御をすり抜けて通しさえすればよいこと多い。

勝率

概して、6回対戦して4回勝ち、勝率は 66.7% だった。負けた内の1回は、馬鹿げたくらいのクズ運で、ゴブリンに対して《安堵の再会/Cathartic Reunion》と全体除去を複数枚で2回キープしたが、ドローステップで3枚目の土地を見つけられず、本当に何もしないで負けた。基本的にジェスカイ機械巨人は驚くくらい競技的だと感じたし、もっと重要なことは、このデッキはプレイするのがすごい楽しい。大量のドローで何かするカード、強力なフィニッシャー、本当にスィートなシナジーがいつもある。もし機械巨人のファンか何かをリアニメートするのが好きなら、やってみろよ!

今週の候補

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=400274&type=card

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=486843&type=card

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=173922&type=card

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=442348&type=card

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=73817&type=card

最近たくさんヒストリックをプレイしてきたので、スイッチして来週はモダンをプレイしよう! どの古典的な Against the Odds のカードを中心に構築すべきかな? ここから投票しよう!