【翻訳】Against the Odds:幼獣の復讐(モダン)
《降霊術/Seance》では、あかんのか?
原文
やぁ、みんな! 第268回目の Against the Oddsへようこそ。先週の Against the Odds の候補は、今年まだプレしていないスパイシーな 2020 のカードからだったが、最終的に《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》が勝利を支配した。そういう訳で、今日はモダンへ向かい、デッキ名のエンチャントの助けで、強力なクリーチャーを 1/1 速攻にリアニメートしよう。《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》はモダンでどんな狂ったことができるのか? 動画に行って見つけ出そう。その後でこのデッキについてもっと話をしよう!
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動画
幼獣の復讐
- メイン
- サイドボード
2 | 《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》 | {B}{G} |
1 | 《天界の粛清/Celestial Purge》 | {1}{W} |
2 | 《集団的蛮行/Collective Brutality》 | {1}{B} |
1 | 《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》 | {1}{G} |
1 | 《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》 | {1}{G/W}{G/W} |
3 | 《虚空の力線/Leyline of the Void》 | {2}{B}{B} |
1 | 《流刑への道/Path to Exile》 | {W} |
1 | 《疫病を仕組むもの/Plague Engineer》 | {2}{B} |
3 | 《夏の帳/Veil of Summer》 | {G} |
デッキ
ある意味、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》を中心にした構築はとても明らかだ。赤、黒、白のクリーチャーを墓地に必要とし、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》がそれを 1/1 速攻トークンにリアニメートする。一方で、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》でリアニメートするクリーチャーを正確に見つけ出すのはトリッキーだ。《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》がクリーチャーを 1/1 に変えるということは、大きなクリーチャーにとってあまり優れていないからだ。代わりに、強力な戦場に入ったときの誘発能力、生け贄、攻撃時の能力を必要とする。
《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》をさらにパワーアップさせるために、《選定された行進/Anointed Procession》を複数枚入れている。《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》はリアニメートするクリーチャーをトークンに変えるので、戦場に《選定された行進/Anointed Procession》があると、1体ではなく2体得られる。戦場に入ったときの誘発能力を持つクリーチャーと合わさると、このコンボで馬鹿げたことができ、すぐに 1/1 で優勢になる。
もちろん、これのどれもを働かせるために、墓地を満たす必要がある。このために、《縫い師への供給者/Stitcher's Supplier》、《神々との融和/Commune with the Gods》、《忌まわしい回収/Grisly Salvage》を頼りにしている。《神々との融和/Commune with the Gods》は一番重要で、墓地にクリーチャーを溜めることでデッキ名のエンチャントをサポートすることに加え、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》を見つける助けにもなり、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》のために5枚掘り進むことができるからだ。
それで、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》が戦場にあるとしよう。何をリアニメートするのか? ここでは、2つの計画がある。1つは準備を整えながらゲームを遅くすることで、もう1つはゲームを終わらせることだ。ゲームを遅くすることに対しては、好都合なことに墓地に置ける2枚の土地破壊クリーチャー、《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》と《なだれ乗り/Avalanche Riders》に頼っている。これらのカードは、土地を破壊するという仕事をした後、自然に自分自身を生贄に捧げるので、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》と馬鹿げたくらいうまく働く。こういう始まり方を想像してみてくれ。1ターン目、《極楽鳥/Birds of Paradise》をプレイする。2ターン目、《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》をプレイし、生贄にささげて土地を1枚破壊する。3ターン目、《なだれ乗り/Avalanche Riders》でもう一枚土地を破壊する(エコーは払わない)。4ターン目、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》をプレイする十分なマナがあるので、《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》を戻せるし(もう一枚土地を破壊する)、その後《なだれ乗り/Avalanche Riders》を戻せる(もう一枚土地が破壊する!)。物事が上手くいくと、文字通り対戦相手の土地をすべて破壊できる可能性が高いし、完璧に勝つことさえあるかもしれない!
一方、《灰燼の乗り手/Ashen Rider》も1枚あり、戦場に入ったとき(あとボーナスで死んだとき)土地を追放することで、別の《なだれ乗り/Avalanche Riders》や《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》として働くことができるが、どんなパーマネントでも当たるという長所もある。そのため、対戦相手に問題のあるクリーチャー、アーティファクト、プレインズウォーカー、エンチャントがあったら、《灰燼の乗り手/Ashen Rider》はリアニメートできる回答となる。
土地を全部破壊することで、対戦相手がフラストレーションを溜めたなら勝つことができるが、《墓破りのラミア/Gravebreaker Lamia》、《残虐の達人/Master of Cruelties》、《黙示録の悪魔/Apocalypse Demon》がそれぞれ1枚ずつあり、(大量の 1/1 の《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》トークンで攻撃する他に)対戦相手のライフを0にする計画もある。《墓破りのラミア/Gravebreaker Lamia》は、これ自体ではゲームに勝つことには素晴らしくないが、必要な1枚差しのフィニッシャーを何でもチューターでき、直接墓地に置いて《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》でリアニメートできる。対戦相手に何もブロッカーがいないと、最高のフィニッシャーは《残虐の達人/Master of Cruelties》になる。どんなライフでも1にでき、続くターンで《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》の 1/1 でゲームを終わらせることができる。対戦相手にブロッカーがいるなら、《黙示録の悪魔/Apocalypse Demon》で行ける。欠点が「1/1 にしからならない」だけなので、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》で隠された強さがある。ルール的に《黙示録の悪魔/Apocalypse Demon》は 0/0 で、1/1 として墓地から戻ると、実際弱くなるよりむしろ強くなる。その後、《黙示録の悪魔/Apocalypse Demon》は墓地の各カード毎に +1/+1 する。《縫い師への供給者/Stitcher's Supplier》、《神々との融和/Commune with the Gods》、《忌まわしい回収/Grisly Salvage》、フェッチランドのようなカードのおかげで、墓地を 20 枚以上にするのはとても簡単で、《黙示録の悪魔/Apocalypse Demon》で飛行でワンショットできる!
デッキのまとめは、1枚入っている《戦闘の祝賀者/Combat Celebrant》で、追加の戦闘ステップを得ることにより、本質的に1ターンで《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》の誘発を2回得ることができる。その上、1枚の《包囲サイ/Siege Rhino》でライフゲインとちょっとの直接ダメージ、《極楽鳥/Birds of Paradise》でランプと4色のマナベースの修正、2枚の《未練ある魂/Lingering Souls》は《神々との融和/Commune with the Gods》や《縫い師への供給者/Stitcher's Supplier》のようなカードで切削されると、その後フラッシュバックで飛行ブロッカーを産むことができる。《未練ある魂/Lingering Souls》も《選定された行進/Anointed Procession》とかなり良く働き、同じターンで通常とフラッシュバックをプレイできれば、4~5ターン目に8体の 1/1 飛行が得られる可能性がある。
対戦
《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》が最も心配することは、墓地対策だ。リアニメートの対象の多くは自然に唱えられるくらい十分低コストだが、《安らかなる眠り/Rest in Peace》、《虚空の力線/Leyline of the Void》、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》のようなカードは、デッキ名の《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》を止めるので、このデッキに対して本当に強い。アグロ特化(と高速コンボ)も問題になる。《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》はロングゲームで倒すのは難しいが、2~3ターンで倒されると、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》を戦場に置く時間はありそうにない。(加えて、アグロと高速コンボは、ミッドレンジやコントロールに比べ、土地を破壊が気にならなない。)逆に、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》は遅いアグロ、コンボ、ミッドレンジ、コントロールには本当にしっかりとしている。動画の対戦では、《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》と《なだれ乗り/Avalanche Riders》がゲームを遅くする本当に良い仕事をし、《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》を置く十分な時間が得られた。
勝率
概して、動画では 4-1 し、全体では 4-2 だった(《ウーロ》との再戦で負けた)。勝率は 66.7% になり、幼獣の復讐は Against the Oddsではしっかりと平均より上だった。さらに重要なことは、対戦相手を 29/29 《黙示録の悪魔/Apocalypse Demon》でジャンクにしたり、《選定された行進/Anointed Procession》でトークンを倍にしたりなど、完璧に近い勝ちを拾うという壮観なことをした! 墓地対策を避けられたというちょっとした幸運もあったが、このデッキは驚くほどしっかりとしていると感じたし、超楽しかった。《幼獣の復讐/Offspring's Revenge》は、スタンダードやヒストリックで別の形態にする価値もあるかもしれない。正しいデッキなら、このエンチャントはすごく強い!
来週の候補
来週は、モダンで古典的な Against the Odds に再訪しよう。どのカードを中心に構築すべきか? ここから投票して教えてくれ!