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【翻訳】Against the Odds:倍増の月プレインズウォーカー(モダン)

原文

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やぁ、みんな。第271回目の Against the Odds へようこそ。先週、俺は休暇だったので候補は無かったが、今日は俺が複数の理由でわくわくしているモダンのデッキをプレイしよう。倍増の月プレインズウォーカーだ! 2016年にプレイした、できるだけ速く《倍増の季節/Doubling Season》にランプし、その後《倍増の季節/Doubling Season》ですぐにゲームを終わらせるプレインズウォーカーの奥義を撃つことを中心に構築したデッキを覚えているかもしれない。それじゃあ今日の構築は、2016年にはいなかった(《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》のような)本当に強力なプレインズウォーカーを利用した、このアーキタイプのアップデート版だ。俺が倍増の月プレインズウォーカーの再訪を誇大に宣伝している他の理由は、カルドハイムだ。忠誠度を倍にすることですぐに奥義が撃てる方法になる、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》がプレビューされるまで、俺はこのアーキタイプを全然忘れていた。《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》はまだ使えないが(そしてモダンでは、低コストで大半のデッキにとって倒しにくい《倍増の季節/Doubling Season》があるので、本当にプレイするか分からないが)、カルドハイムがリリースされれば、パイオニアやヒストリック、そしてスタンダードでさえも、《倍増の季節/Doubling Season》の代わりに《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》にすることで、同じようなズルをうまくやることができることになる。倍増の月プレインズウォーカーは、5年の間でどんな新しいスイートなカードが追加されたのか? このアーキタイプは2021年でも戦えるのか? 動画に行って見つけ出そう。その後で、このデッキについてもっと話をしよう!

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動画

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倍増の月プレインズウォーカー

  • メイン
Creature (10)
4 極楽鳥/Birds of Paradise {G}
2 貴族の教主/Noble Hierarch {G}
Enchantment (15)
4 ニッサの誓い/Oath of Nissa {G}
4 倍増の季節/Doubling Season {4}{G}
4 楽園の拡散/Utopia Sprawl {G}
3 血染めの月/Blood Moon {2}{R}
Planeswalker (14)
4 思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought {2}{U}{U}
1 狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castaway {1}{U}{U}
1 戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General {4}{B}{B}
1 ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria {3}{W}{U}
1 卓絶のナーセット/Narset Transcendent {2}{W}{U}
1 龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God {U}{B}{B}{B}{R}
1 月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage {3}{U}{U}
2 実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher {1}{G}{W}{U}
1 精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon {8}
1 ラル・ザレック/Ral Zarek {2}{U}{R}
Land (21)
1 踏み鳴らされる地/Stomping Ground  
5 森/Forest  
1 島/Island  
4 霧深い雨林/Misty Rainforest  
1 寺院の庭/Temple Garden  
2 草むした墓/Overgrown Tomb  
1 平地/Plains  
2 繁殖池/Breeding Pool  
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath  
  • サイドボード
3 霊気の疾風/Aether Gust {1}{U}
3 夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render {1}{U/B}{U/B}
1 血染めの月/Blood Moon {2}{R}
3 致命的な一押し/Fatal Push {B}
1 真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth {10}
1 残骸の漂着/Settle the Wreckage {2}{W}{W}
3 夏の帳/Veil of Summer {G}

デッキ

倍増の月プレインズウォーカーは本質的にコンボデッキで、そのコンボは《倍増の季節/Doubling Season》と、《倍増の季節/Doubling Season》があると戦場に入ったとき奥義に届く忠誠度があるプレインズウォーカーだ。結果とゲームに勝つ手段は壮観だが、この計画は実際驚くほど単純だ!

ステップ1:ランプ、ランプ、ランプ

モダンは速いフォーマットで、倍増の月プレインズウォーカーが働くには、すぐに何もしない5マナのエンチャント(《倍増の季節/Doubling Season》)を解決し、その後ゲームに勝つために3~8マナのプレインズウォーカーを続ける必要がある。これにより、モダンのスピードについて行くために、ランプが重要になる。実際このデッキには、非常に多くの数のランプ呪文がある。《東屋のエルフ/Arbor Elf》が4枚、《楽園の拡散/Utopia Sprawl》が4枚、《極楽鳥/Birds of Paradise》が4枚、《貴族の教主/Noble Hierarch》が2枚あり、コンボに加速する(それと、マナの修正もあるが、これは後で)。

ステップ2:《倍増の季節/Doubling Season》

ときどき適当なプレインズウォーカーにランプして素でプレイすることで、ゲームに勝つこともあるが、主な目的は、《倍増の季節/Doubling Season》使ってで忠誠度を倍にすることで、プレインズウォーカーをできるだけアンフェアにプレイすることだ。このデッキの10体のプレインズウォーカーは誰でも、すぐに奥義を撃つことができ、結果的にゲームに勝つはずだ! 《倍増の季節/Doubling Season》のトークンを倍にする能力と合致するプレインズウォーカーもいるが、それは非常にセカンドプランだ。倍増の月プレインズウォーカーは本当に、《倍増の季節/Doubling Season》にランプし、プレインズウォーカーをプレイし、奥義を撃って、勝つ前にものすごく馬鹿げたターンを可能にしたいのである!

ステップ3:プレインズウォーカー

このデッキには10種類と大量のプレインズウォーカーがいるが、2枚を除いてすべて1枚差しのフィニッシャーである。一方で、《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》は4枚フル、《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》は2枚入いっている。《倍増の季節/Doubling Season》の助けで即奥義できれば、ゲームに勝つフィニッシャー・プレインズウォーカーのうち1枚を見つけられるはずだからだ。《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》の奥義は、各プレイヤーのデッキからカードを1枚掴み、直接場に出すことができる。つまり、ゲームを終わらせるのに1枚差しのプレインズウォーカーの適している方を掴むことができる。《ジェイス》をチューターすれば、新しいプレインズウォーカーで即奥義でき、名目上はワンショットで対戦相手を倒すことができる。《タミヨウ》に関しては、彼女の奥義は本質的に、3枚カードが引ける《全知/Omniscience》の紋章になる。名目上は、《タミヨウ》が奥義してもまだ負けるが、タダでカードを全部プレイすることと手札を補充することのコンボは、《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》が奥義すると、さらにたくさんのプレインズウォーカーを続くことになり、その後対戦相手にとどめを刺すことになる。

1枚差しのプレインズウォーカーはすべて、異なる長所と目的がある。ざっと通していこう。《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》は一番直接的にゲームに勝つ(対戦相手に伝説のクリーチャーとプレインズウォーカーが戦場にいることがなければ)。《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》をプレイ(かチューター)し、すぐに -8 で対戦相手を倒すことができる。もし対戦相手に伝説のクリーチャーかプレインズウォーカーがいたら? 問題ない! 《ニコル》で勝てないのを避けられる、他のあまたのプレインズウォーカーの奥義がある。

戦場に《倍増の季節/Doubling Season》があると、《狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castaway》はこれ自体で無限にコピーし、その後無限の 2/2 イリュージョン・トークンを産み、次のターンの攻撃で対戦相手を倒せるはずだ。たとえ対戦相手が全体除去でトークンをすべて倒しても、まだ《狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castaway》の無限コピーをすれば、次のターンでこの過程を繰り返して再度 2/2 を無限に産み、最終的に全体除去が尽きた後勝つことができる。

《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》は直接ゲームに勝たせてはくれないが、彼女の奥義は一方的な《大変動/Cataclysm》になり、対戦相手の土地、クリーチャー、アーティファクト、エンチャント、プレインズウォーカーを1枚に落とし、一般的には敗北を導く。《リリアナ》の他の利点は、彼女の +1 は 2/2 ゾンビを産み、《倍増の季節/Doubling Season》で倍になるので、対戦相手のクリーチャーで倒されることを心配しているなら、盤面をブロッカーで覆い尽くすため、優れた方法である。

《ラル・ザレック/Ral Zarek》は、ルール的にはゲームに勝てないが現実的にはゲームに勝つ奥義を持つ、もう一枚のプレインズウォーカーである。5枚コイントスをし、勝てる追加ターンを得るのは、大抵《ラル・ザレック/Ral Zarek》の奥義を打ってから2~3ターンあればよく、これで他のプレインズウォーカーを見つける(あるいは単に適当なマナクリで殴り勝つ)あまたの時間が得られる。

《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》はこのデッキの中では、奇妙なプレインズウォーカーだ。奥義はすぐに何もしないが、墓地に落ちたカードを何でも手札に戻せることで、他のプレインズウォーカーの奥義を撃ち続けるという、とてもおかしなことができる。例えば、《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》の奥義と《ラル・ザレック/Ral Zarek》がコンボすると、無限ターンが得られる(コイントスが超クズ運でなければ。これはいつも不安だ)。《ラル・ザレック/Ral Zarek》が奥義できると、2~3ターンの追加ターンが得られ、追加ターンの間《ラル・ザレック/Ral Zarek》のマイナスで墓地に落ちても《タミヨウ》の紋章で手札に戻り、その後再度プレイして奥義を撃ち、さらに追加の(平均で)2~3ターンが得られる。

《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》もすぐにゲームに勝たせてくれるプレインズウォーカーではないが、「カードを1枚引くたびにパーマネントを1つ追放する」という奥義は、対戦相手の効果的なパーマネントをすべて喰ったり、もしかすると完璧な勝利を拾うことさえするといったことで、大抵数ターンで勝てる。

《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》は奥義がなくても除去になり、《倍増の季節/Doubling Season》の助けで何とか奥義が撃てれば、7枚引いて場に7枚パーマネントを出せる。一般的にこれで、すぐに奥義を撃って対戦相手を倒せる2~3体のプレインズウォーカーが出ることになる。《ウギン》はルール的にはこれ自体でほとんどのゲームには勝てないが、大抵勝てる何かを見つけられる。

《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》の奥義は、対戦依存のプレインズウォーカーだ。クリーチャーベースのデッキではほとんど何もしないが、コンボやコントロールに対しては、たとえ実際は他のプレインズウォーカーが対戦相手の惨状から逃れさせても、クリーチャーでない呪文を本質的にゲームの終わりまで唱えさせないようにし続ける紋章が得られる。

ステップ4:《血染めの月/Blood Moon》

倍増の月プレインズウォーカーでの《血染めの月/Blood Moon》の理論は、本質的にマナクリと反対である。速くするためにデッキをスピードアップするのではなく、《血染めの月/Blood Moon》は対戦相手のデッキを遅くし、《倍増の季節/Doubling Season》とプレインズウォーカーを解決する十分な時間を得ることである。もちろん、5色デッキが戦場に《血染めの月/Blood Moon》がある状態で、実際どう解決するのか不思議に思うだろう。《極楽鳥/Birds of Paradise》、《貴族の教主/Noble Hierarch》、《楽園の拡散/Utopia Sprawl》のようなマナ修正の助けはあるが(2ターン目《血染めの月/Blood Moon》のランプにもなる)、マナ問題がたった1マナのカードで無くなる1枚のカードがある…

戦場に《ニッサの誓い/Oath of Nissa》が無いと勝てないが、この1マナのエンチャントは、このデッキでは最高で一番重要なカードだ。クリーチャー、土地、プレインズウォーカーのために3枚掘れる緑の《思案/Ponder》であること以外では、マナが任意の色であるかのようにプレインズウォーカーを唱えることができる。つまり、《血染めの月/Blood Moon》で自分自身を壊滅状態にするが、それでもまだ、たとえほとんど赤マナしか出なくても、《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》や《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》や他のプレインズウォーカーを唱えることができるということである。

対戦

倍増の月プレインズウォーカーにとって一番厳しい対戦は高速コンボだ。非常に良いドローがあると、4ターンでゲームに勝てるが、5ターンや6ターン目になりやすい。フェアデッキに対しては、プレインズウォーカー、マナクリ、《血染めの月/Blood Moon》が勝つまで生き延びる助けになるが、呪文ベースのコンボに対しては、対戦相手をソリティアする以外、多くの選択肢は無い。対戦相手が遅い手札であれば働くが、一般的には、大抵こちらが勝つより1~2ターン速く終わってしまう。逆に、フェアなミッドレンジとコントロールは、最高の対戦になりそうである。《倍増の季節/Doubling Season》を素で出す時間と、その後ゲームを終わらせられるプレインズウォーカーを出す時間が十分にあるからだ。

勝率

無限《狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castaway》と無限イリュージョン・トークンを産んだが、攻撃するチャンスが無く飛行で負けた対戦があったものの、輝かしいことをしたが、2-3 だった。倍増の月プレインズウォーカーは、モダンの選択肢としては、ちょっと遅すぎるし、ちょっとジャンキーすぎるようだが、良いゲームはおかしいくらい良かった。そして物事が上手くいくと、全モダンの中でも、一番大きく一番輝かしいターンをすることができる!

来週の候補

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=439035&type=card

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=490933&type=card

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=340191&type=card

https://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=112547&type=card

https://cdn1.mtggoldfish.com/images/h/Intruder-Alarm-FMB1-265.jpg

(※なぜかか《侵入警報/Intruder Alarm》の画像がないので、英語版です)

来週は、カルドハイムのリリースを待っている間、モダンでコンボをしよう。どのコンボをプレイすべきか? ここから投票しよう!