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【翻訳】Budget Magic:太陽鳥の報奨(スタンダード)

原文

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今週はイクサランの相克のスタンダードへ向かって、俺がスポイラーの時期から誇大広告をしていたが、未だにどのデッキにも居場所が見つけられないカードをプレイしよう。《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》だ! おそらくこの7マナのソーサリーをランプ呪文として使う《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》のフェアデッキとして構築することも可能だろうが、ゲームに勝つコンボのパーツとしたアンフェアデッキとしてプレイされると、もっとわくわくするだろう。君はどうやって《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》でコンボをやるかな? もちろん《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》を使ってだ! このデッキの基本的な計画は単純だ。《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》へランプして《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》を唱え、《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》を使って誘発能力で《マリオネットの達人/Marionette Master》を見つける。《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》が解決されるとすぐに、すべての宝物トークンを生け贄に捧げて、対戦相手のライフをドレインしつくすことでゲームに勝つ。《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》と《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》のコンボはスタンダードでうまくやれるかな? 動画に行って見てみよう、そしてこのデッキについてもっと話をしよう。

動画

Budget Magic: $64 (34 tix) Sunbird's Bounty (Standard) - YouTube

太陽鳥の報奨

  • メイン

4 《削剥/Abrade
1 《オラーズカの拱門/Arch of Orazca
4 《砂の下から/Beneath the Sands
1 《植物の聖域/Botanical Sanctum
4 《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty
1 《熱烈の砂漠/Desert of the Fervent
1 《栄光の砂漠/Desert of the Glorified
1 《不屈の砂漠/Desert of the Indomitable
1 《周到の砂漠/Desert of the Mindful
1 《廃墟の地/Field of Ruin
3 《森/Forest
4 《天才の片鱗/Glimmer of Genius
1 《ハシェプのオアシス/Hashep Oasis
2 《破滅の刻/Hour of Devastation
4 《約束の刻/Hour of Promise
1 《イフニルの死界/Ifnir Deadlands
1 《イプヌの細流/Ipnu Rivulet
2 《島/Island
4 《マリオネットの達人/Marionette Master
3 《山/Mountain
1 《川の叱責/River's Rebuke
4 《根縛りの岩山/Rootbound Crag
1 《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds
4 《開拓+精神/Spring+Mind
4 《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation
2 《沼/Swamp

  • サイドボード

3 《大災厄/Doomfall
1 《栄光の刻/Hour of Glory
3 《帰化/Naturalize
4 《否認/Negate
1 《川の叱責/River's Rebuke
3 《焼けつく双陽/Sweltering Suns

デッキ

太陽鳥の報奨は本質的にはコンボデッキだ。1つで唯一の目標は、《マリオネットの達人/Marionette Master》と《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》を同じターン戦場に得る、一番早く一番簡単な手段となる《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》を使って、両方のカードを解決することだ。このデッキの残りの部分は、高コストなコンボパーツを解決し、できるだけ早くコンボへランプするまで長く生き残るようにデザインされている。

コンボ

ゲームに勝ちに行くとき、このデッキの計画は1つだ。《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》と《マリオネットの達人/Marionette Master》を解決する。理想的には、対戦相手がコンボにソーサリー・スピードで干渉されないように同じターンに行う。一旦両方のコンボパーツが解決すると、勝利はとても単純だ。《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》は大量の宝物トークンを作り(コントロールしている土地ごとに1つで、少なくても7つだが、大抵はもっと多い)、その後ただ5つの宝物トークンを生け贄に捧げて、《マリオネットの達人/Marionette Master》で対戦相手のライフを 20 点ドレインする。このデッキの主な計画は、《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》を使ってタダで《マリオネットの達人/Marionette Master》を唱えることだが、ピンチのとき《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》で生成した宝物トークンを《マリオネットの達人/Marionette Master》を唱える助けにもなることを言っておく価値もあるだろう。もそ戦場に 10 枚以上土地があるなら、《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》を唱えられる十分なマナがあることになり、残りの土地と宝物トークンは《マリオネットの達人/Marionette Master》を素出しするために使える。そしてまだ対戦相手を倒す宝物トークンが十分残されている!

 《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》は技術的には、《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》と《マリオネットの達人/Marionette Master》でゲームに勝つために必要ではないが、デッキの中では最も重要なカードだ。戦場に《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》があるとしよう。《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》を唱えると、ライブラリを7枚掘ることができ、《マリオネットの達人/Marionette Master》を見つけることができる。もし見つけられたらすぐにゲームに勝つ。たとえ《マリオネットの達人/Marionette Master》を見つけることが空振りしても、この賭けは、手札から何か他のものを唱えたり再び《マリオネットの達人/Marionette Master》のために車輪を回すために使える追加の大量の宝物トークンが得られるので、もう一枚の《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》にヒットすればとても良い。

《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》の他の大きな利点は、あまりゲームに勝てる準備ができていなくても、ランプやカード・ドロー呪文を倍にしたり、生き残るために除去や全体除去をためにライブラリを掘り進むために使えるということだ。すべてのランプは、できるだけ早く《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》を確実に戦場に着地させ、そして一旦戦場にこのエンチャントがある状態でアンタップ・フェイズを迎えれば、負けることは本当にほとんどない。

ランプ

《約束の刻/Hour of Promise》はたくさんの理由から最高のランプ呪文である。最初に、このカードは5マナから7マナへジャンプでき、《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》を唱えるのにちょうどぴったりである。次に、2枚の土地をサーチでき、《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》がどう働くかを見れば、戦場に可能な限りたくさんの土地が欲しい。さらに、《約束の刻/Hour of Promise》はただのランプ呪文であるだけではなく土地のサーチ呪文でもあり、《廃墟の地/Field of Ruin》や《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》や《オラーズカの拱門/Arch of Orazca》のような強力な1枚差しの土地を見つけることができる。最後に、《約束の刻/Hour of Promise》はただのランプ呪文であるだけではなく土地のサーチ呪文でもある。コンボパーツを唱えてゲームに勝つために、もう1ターン生き残ることを確実にするチャンプブロック用ゾンビが得れるので、これは《濃霧/Fog》に近いものだ。ちょっと言い過ぎだが、特に《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》で大量の《約束の刻/Hour of Promise》が見つかるような、主となる《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》と《マリオネットの達人/Marionette Master》のコンボで終わらせる計画で何かが間違っているなら、ゾンビトークンはゲームに勝つ手段になることもある。

 ランプ・セットのまとめは《砂の下から/Beneath the Sands》と《開拓+精神/Spring+Mind》だ。スタンダードではたくさんのデッキが《楽園の贈り物/Gift of Paradise》を使っているが、《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》を使ったデッキでは、すべてのランプ呪文は戦場に実際の土地を置きたいので、この2枚のカードは最善の選択肢になる。メタの観点から、両方とも《約束の刻/Hour of Promise》と共にマナ・カーブの沿っていて、ばかげたドローをすると3ターン目に《砂の下から/Beneath the Sands》か《開拓+精神/Spring+Mind》、4ターン目に《約束の刻/Hour of Promise》、5ターン目に《鉄面提督の報奨/Brass's Bounty》というランプになる。もっと重要なことは、《砂の下から/Beneath the Sands》と《開拓+精神/Spring+Mind》は両方とも追加の利点があり、《砂の下から/Beneath the Sands》はどうしてももう一枚土地を探しているときサイクリングできるし、《開拓+精神/Spring+Mind》は墓地から余波で2枚カードを引ける。《砂の下から/Beneath the Sands》と《開拓+精神/Spring+Mind》は共にコンボへ加速する助けになり、そして追加の土地が必要ないならコンボパーツを引くようにできる。

カード・ドロー

《天才の片鱗/Glimmer of Genius》はデッキを4枚掘り進むことで、適切なタイミングでコンボパーツを確実に見つけられるようにしてくれる。他のことについては、インスタントなので《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》を使った素敵なトリックがあるが(対戦相手の戦闘フェーズに除去のために掘り進めるとか、対戦相手のターンの終わりにランプカードを見つけるとか)、現実的で特別な目的は何も無い。

除去

《削剥/Abrade》は理想的なゲーム序盤の除去呪文だ。なぜなら、《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner》のようなやっかいなクリーチャーを倒すだけでなく、メインデッキに入れられる《キランの真意号/Heart of Kiran》と《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》のようなアーティファクトに対するリスクヘッジにもなるからだ。《破滅の刻/Hour of Devastation》は対戦相手の盤面を一掃でき、同時にプレインズウォーカーと《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》のような干渉が難しいカードに対処する機会をも得ることができる。《川の叱責/River's Rebuke》はおそらく奇妙に見えるだろうが、コンボパーツをロックできる《イクサランの束縛/Ixalan's Binding》のようなエンチャントから免れる手段になる。そして6マナであることは、実際《川の叱責/River's Rebuke》を唱えたとき《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》で《マリオネットの達人/Marionette Master》を見つけることができるので、利点になりうる。

マナ

大半の土地は呪文を唱えるのに必要な4色マナを産むためにあるが、《約束の刻/Hour of Promise》でサーチできる気の利いた対象が少しある。《オラーズカの拱門/Arch of Orazca》は、本当に良く《約束の刻/Hour of Promise》と働く。なぜなら、2枚の土地と2体の 2/2 ゾンビトークンの組み合わせによって昇殿を達成することが多く、その後《オラーズカの拱門/Arch of Orazca》で毎ターン追加のカードを引いてコンボパーツを見つけるために、このデッキはたくさんのマナを作るという事実を利用するからだ。《廃墟の地/Field of Ruin》は、現在のところ一番重要である《アズカンタの探索/Search for Azcanta》と《宝物の地図/Treasure Map》といった、強力な裏面が土地のカード全部に対して有益である。《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》は、《スカラベの神/The Scarab God》か《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》のデッキに対して、このカード自体でゲーム全部に勝つことができると同時に、たくさんの砂漠があることで、《約束の刻/Hour of Promise》を唱えるとき常にゾンビトークンを確実に得られる助けになる。そしてマナ・フラッドをしているなら、サイクリングもできる。

結果

結果に関しては、動画での対戦は 3-2 で終えたが、グリクシスとの2回目のプレイは3ゲーム目は接戦で負けた。そのため最終結果は 3-3 となった。3-3 は理想的ではないが、このデッキは $64 という超budgetに近く(そして1枚入っている《植物の聖域/Botanical Sanctum》を削ると $50 に近づく)プレイするのが絶対的に楽しいことを考えると、十分戦えるデッキだ。このデッキは典型的なランプの問題に苦しむが --- ときどきデッキの間違った部分を引くか、クソドローでアグロに踏み潰されるか --- 《天才の片鱗/Glimmer of Genius》と《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》の組み合わせは、もし唱えるまで十分長く生き延びられるなら、いくらかの一貫性を保ってコンボの準備になる。さらに良いゲームになれば、対戦ごとに1回はクソゲームがあっても、入れる価値があるくらいとても楽しく、やばくて独特なデッキだ。

俺が(超)budgetの構築で変更したいことは、たくさんは無い。《選択/Opt》のようなドローをスムーズにし、3マナのランプ呪文を唱えるとき潜在的に《太陽鳥の祈祷/Sunbird's Invocation》でヒットする何かがあると良いかもしれない。しかしこのデッキのマナ基盤は、1ターン目に《選択/Opt》を唱えるには本当に良くないし、後でキャントリップを唱えることは、ランプをプレイしたいのでちょっと残念である。他の部分については、除去の枚数を微調整できるように見えるし、多分《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》の回答として《約束の刻/Hour of Promise》を何枚か増やせるかもしれないだろう。しかし俺には何を削ればよいか分からない。最後に、このbudgetの構築は《失われた遺産/Lost Legacy》でコンボパーツの1つを名指しされることに対して、ちょっと軟弱になりうる。だから超budgetの値札の数値がちょっと上がってしまうが、最低でもサイドボードにバックアップのフィニッシャーとして《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh》のようなカードを使うことは価値があるかもしれない。

概して、太陽鳥の報奨は、おそらく最近プレイした Budget Magic の中では一番強いデッキではないだろう。しかし一番楽しくやばいデッキであることは確かだ。そして特にもし君の地元のメタゲームが、6、7マナのソーサリー・スピードのカードでいっぱいのこのデッキで対戦するのはフラストレーションになる打消し主体の重コントロールで満ち溢れていなければ、そこそこの数のゲームを勝つくらいは十分強い。さらにこのデッキは、普通のプレイをするデッキでプレイするのに疲れたり、ある人たちをただコンボしたいだけだったり、大量の宝物トークンを作りたいとき、サブデッキとして良い選択肢になりうるくらい十分安い!

(おわり)