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主に金魚(mtggoldfish.com)にある需要のなさそうな記事を翻訳する俺得ブログ

【翻訳】モダンの定番カードをスタンダードでの再録について(前編)

再録可能性75%以下は、再録されそうに思えないので、あまり読む価値なさそうです。


原文:

www.mtggoldfish.com

 

モダンの価格は近頃熱いトピックとなっていているが、それも当然である。モダンのデッキやカードの値段は、過去何カ月にも渡って制御不能のスパイラルに陥っている。少なくても部分的には、悪いマスターズ・セットによって良い再録カードが無いことが理由だ。マスターズ・セットの再録は確かに有益で、基本的には6か月から1年もの間再録カードのセールであり、大抵50%ディスカウントされるが、通常数年で(再び再録されなければ)再録前の価格近くに戻ることも真実である。マスターズ・セットの低供給と、モダン定番カードの絶え間ない需要の増大とで、マスターズ・セットの再録によって定番カードの値段を恒久的に減らすことは非常に難しい。このようなことは時折主流ではないカードでも起こることがあるが、モダンの最高のカードに対する需要は、マスターズ・セットによる供給と比べてとにかく高すぎるのである。

その結果、恒久的に価格を下げる最高の方法の1つとして、スタンダード合法のセットで再録する、というのがある。《思考囲い/Thoughtseize》は素晴らしい例だ。この1マナの手札破壊呪文は、テーロスで再録される前は $60 を超えていたが、最低のときは $10 近くと大きく下がっていた。そして再び価格が上がり始めていっても、(アイコニック・マスターズで再び再録される前は)かろうじで $20 まで戻っただけだった。もしテーロスでの再録の代わりにモダンマスターズ2015で再録されていたとしたら、アイコニック・マスターズでの2回目の再録の前には、《思考囲い/Thoughtseize》は $60 近くに戻っていたか、それ以上になっていた可能性もあっただろう。

需要が高いスタンダードのセットで再録することは、価格を低くすることを保証しているので、もっとたくさん再録されることがコミュニティからの人気のある要求である。基本セット2019に入っている《風景の変容/Scapeshift》や《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》のようなカードが、ウィザーズが聞き入れていることを示しているが、もっと大きな課題は、たくさんあるモダンで最も高額なカードを、スタンダード合法なセットで再録するには、様々な理由で難しいから不可能の間にあるということである。何枚かのカードはスタンダードでとても良すぎるのである。《思考囲い/Thoughtseize》自体にが、このカードでどれだけフォーマットをダメにしていたかについて、説明と記事が絶え間なく続いていた。(無色クリーチャーの土地は効果的にプレイすることが簡単なので、単色環境のスタンダードを促進する)《変わり谷/Mutavault》はもっと上手くやっれなかった。他のカードは、おそらくウィザーズが新規のプレイヤーがスタンダードで経験して欲しくないだろう、15年前の古代のテキストを持っている。さらに他のカードは、特殊なメカニズムを持っていたり、スタンダード合法セットの数を制限するフレーバーを要求したりする。そういう訳で今日の計画は単純だ。モダンで最も高額なトップ25のカード --- おそらくみんなが最も再録して欲しいと言えるカード --- を見てみて、そのうち何枚が実際スタンダード合法セットに再録できるのか見てみよう。

グループ1:再録可能性100%(スタンダードで今か最近再録された)

最も簡単なグループで始めよう。スタンダードで現在か最近のどちらかで合法だったカードだ。ウィザーズは最近スタンダード合法セットで刷ることを決めたカードなので、おそらく再録されても安全だろう、という理屈だ。このグループには3枚のカードがある。《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》と《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》と《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》だ。このカードのうち、《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》は最も簡単であり、最も安全である。現在スタンダードには敵対色ファスト・ランドがある。このカードは堅実だが、フォーマットを壊すことは確実に無い。そしてオリジナルの友好色ファスト・ランドに付いている名前は、ミラディン(や新ファイレクシア)へ戻る必要はないくらい十分一般的であるように見える。一方《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》は、高速なマナのおかげで、より古いフォーマットのほうが良くなるカードだ。そしてスタンダードでは、ランプのフィニッシャーとして非主流のプレイアブルなカードであり、他のデッキに入ることは無かった。8マナであることが一種の自然な安全弁となっているのである。とは言っても、基本セットに戻ることで、再録されるプレインズウォーカーにとって居場所を得る可能性があるものの、ウィザーズはストーリーの目的のために、新しいバージョンのプレインズウォーカーを刷ることを選ぶことが多く、プレインズウォーカーの再録は驚くほどレアだ。

奇妙な話だが、リストにある最新のカードが最も安全であるかもしれない。《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》はすでにスタンダードで良すぎると、愚痴を産みだしている。その理由の一部には、《運命のきずな/Nexus of Fate》とのシナジーがあるからであり、別の理由の一部には、価値のあるプレインズウォーカーとして働くだけでなく、対戦相手をゆっくりライブラリアウトするように、デッキにこのカード自体をしまい込むことでフィニッシャーとしても働くからだ。《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》がスタンダードで良すぎると確実にはっきり述べるには早すぎるが、このアゾリウスのプレインズウォーカーが1年後にローテーションされるときまで、ため息をついてスタンダードで再び見られなくことを望むという可能性が非常に大きい(し、そうなりそうだ)。それでもまだ今日の記事の目的のために、ウィザーズが数か月前にテフェリーをスタンダードで刷ったという事実が、スタンダードで安全であったと考えていた(か、少なくても最近までは考えていた)ということ示している。

グループ2:再録可能性95%(なぜまだ再録されないのか?)

http://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=439055&type=card

なぜ「戦場からサイクル」する土地が、まだサイクルとして刷られていのか、俺には分からない。《地平線の梢/Horizon Canopy》は、特に銀の弾丸でチューターでサーチしたり、墓地から繰り返しプレイできるモダンでは、強力なカードだ。しかし現在のフォーマットに《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》があることを差し引いても、スタンダードには普通、強力な墓地ベースの土地シナジーはたくさんはない(それどころか、《地平線の梢/Horizon Canopy》に加え《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》があっても、俺はスタンダードで良すぎることは無いと確信している)。現実的には、《地平線の梢/Horizon Canopy》はアモンケットのサイクリング・ランドの上位互換であるが(タップ・インするから)、スタンダードの《地平線の梢/Horizon Canopy》サイクルがフォーマットを定義するようなことはほとんどなさそうに見える。実際、Magicというゲームに備わっている不安定性をいくらか除く助けになるので、サイクリングや占術のメカニズムはゲームプレイをより良くすることが多い。俺は、結果的にどこかのセットで「戦場からサイクル」する土地がレア土地サイクルになることを望んでいるし、そうなったとき、その土地は人気になり、本当に楽しいゲームプレイになって欲しいと思っている。

http://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=226293&type=card

《虚空の力線/Leyline of the Void》に関しては、多分ラヴニカのギルドのブロック辺りで、スタンダードに再録されることになるだろう。まだ再録されていない主な理由は、値段の上昇はかなり最近であり、再録の必要性があまりなかったからだ。ウィザーズは最近スタンダードで墓地対策カードを刷ることを厭わないことを示しているし、《虚空の力線/Leyline of the Void》は強力な墓地対策カードだが、それでもまだただの墓地対策カードである。ある日戻ってくるだろう。

グループ3:再録可能性90%(フェッチランド)

フェッチランドは今日話すカードでは最も重要そうだ。リストの他のカードはすべて、そのカードを使った構築になる。もし《解放された者、カーン/Karn Liberated》を持っていなくても、まだモダンをプレイすることはできる。ただ最適なトロンをプレイできないだけだ。しかしフェッチランドはモダンにある大半のtierデッキの基盤を成している。もし君の目的がモダンで構築することなら、所有できる最も重要なカードであるが、その値段はたとえモダンマスターズ2017で再録された後でも、まだ完全に高い。あいにく、フェッチランドがスタンダード合法セットで再録されたとき、議論が起きなくなかった。

 朗報から始めよう。上陸のような土地ベースのメカニズムを差し引いておくとして、スタンダードにフェッチでサーチできるフェッチ可能な2色土地がないとすれば、実はフェッチはスタンダードでとても悪いカードになる。もしフェッチランドが基本土地しか見つけることができず、壊れたメカニズムを何も誘発できなければ、《沸騰する小湖/Scalding Tarn》は《硫黄の滝/Sulfur Falls》や《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》よりも顕著にプレイアブルということにはならない。戦場からマナは1色しか生まないが、本物の2色土地は毎ターン2色を提供するからだ。フェッチ可能な2色土地やシナジーがないと、君が青赤デッキをプレイするなら、《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》をプレイするのと同じように、《沸騰する小湖/Scalding Tarn》をプレイすることになる。まぁそんなもんだ。基本的には、フェッチランドはゲームプレイに関する限り、完全に安全であるフォーマットを想像(やデザイン)できるし簡単でさえある。

そうは言ったが、フェッチランドがスタンダードのセットで再録されると、大きな問題が3つある。1つ目は、最後にフェッチランドがスタンダードにあったとき、物事は非常に、非常に間違っていて、ある人達の口には悪味を残していった。いくつかの理由で、ウィザーズは、フェッチランドとフェッチ可能な2色土地が両方ともスタンダードにいてもOKであるという決定をしたが、とても正しくないことを証明した。戦乱のゼンディガーのスタンダードにおけるデッキは $1000 近くの値段だった。この理由の一部は《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy》のせいであったが、理由のほとんどは、無茶苦茶な4色や5色のマナ・ベースを支えるために、デッキに12~14枚のフェッチランドが入っていたからだ。このことによって、マナが非常に良かったので、デッキに最高のカードを全部詰め込まない理由はほとんどないようなスタンダードとなった。

2つ目の理由は、シャッフルがゲームを嫌なものにし遅くするからだ。ウィザーズの観点では、このことがスタンダードにフェッチランドを刷ることに対する、最大の反対意見であるかもしれない。みんなはFNMにはMagicをプレイしに行くのであって、各対戦のうち30分間をデッキのシャッフルに使いに行くのではない。そしてフェッチランドはたくさんのシャッフルをさせる。最後に、ウィザーズは最終的に新モダン・フォーマットをサポートすることになりそうであり、そのフォーマットにはフェッチランドが欲しくない可能性がある。このことによて、スタンダードにフェッチランドは永遠に立ち入り禁止にすることになるだろう(個人的には、俺はこの意見をあまり信じていない。ほとんどの新しいフォーマットは、特にローテーションが無いフォーマットは、禁止リスト付きで始められるからだ。だからもしウィザーズが新モダンでフェッチランドが欲しくないなら、フォーマットの最初から単に禁止することはとても簡単だろう)。

最低ラインはこうだ。パワー・レベルの観点からは、フェッチランドはスタンダードで2色土地をフェッチできない限り、完全に安全だ。あいにく、スタンダード合法のフェッチランドの再録に対して働いている奇妙なことが少しある。逆に、他のぱっとしないスタンダードのセットに敵対色フェッチランドを収録することで、ウィザーズにとって何十億ものブースター・ボックスを売る良い方法となる。俺の推測では、大したことのないセットから莫大な利益を産む能力は、ウィザーズがもうすぐ諦めるくらい大きくなり、他の懸念より重要になる。しかし、ウィザーズはフェッチランドを次の十年間、ただマスターズ・セットに入れる可能性もあるし、それで十分利益を産むと見られている。結局、フェッチランドがスタンダード合法で再録される確率は十分低いが、このことが再録可能性は 90% とした。

グループ4:再録可能性75%(今か起きないか)

http://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=398229&type=card

以前、俺は《闇の腹心/Dark Confidant》を、再録可能性という観点ではずっと低くランクしていた。しかし去年のスタンダードで(別のラヴニカ加え)、不可能ではないという考えになった。エネルギーというアーキタイプに(ほとんど)限られているが、《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner》は《闇の腹心/Dark Confidant》より多くの点で良いバージョンである。《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》や《スカラベの神/The Scarab God》を引いても1点しかダメージを受けないし、威迫は攻撃において現実的な脅威にしているからだ。《遺跡の略奪者/Ruin Raider》や《精神病棟の訪問者/Asylum Visitor》や他の仲間のような、何年にもわたって他の多くの「悪いボブ」もあったが、どれもスタンダードに大きな影響を与えず、それだけでフォーマットを壊すことは無かった。このことと、次の1年間 X/1 絶対許さないマンの《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》があることで、《闇の腹心/Dark Confidant》がラヴニカのギルド・ブロックのスタンダードに戻るにはちょうど良いときだ、というとても強力な意見がある。理由の一部は、ウィザーズは高額なモダンのカードをスタンダードに再録することについて、とても弱気になっているので、ラヴニカのギルドでボブが見られる確率はまだかなり小さいが、俺はフォーマットにいてもほとんど安全だと思っている。

(後編へ続く)