【翻訳】Budget Magic:白緑カウンター(スタンダード)
最近、金魚の記事がアップされる時間が安定しない。
原文
ウィザーズは(ついに)《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》と《幸運のクローバー/Lucky Clover》を禁止にした。つまり、もう一つの新しいスタンダードがあるということだ。最新の禁止は最終的にフォーマットを修正するのか? フェアな Magic は再び可能なのか? まぁ今日は、ゼンディガーの夜明けスタンダード3.0 で回すために、スィートで Budget 的な白緑カウンターの構築を連れ出そう! このデッキの計画は単純だ。クリーチャーをプレイし、《議事会の導師/Conclave Mentor》や《オゾリス/The Ozolith》のようなカードにより +1/+1 カウンターででかくし、対戦相手を素早く粉砕する! ゼンディガーの夜明けと基本セット2021のおかげで、実際大量の強力な +1/+1 カウンターのクリーチャーと対価があり、デッキは驚くくらい一貫性とシナジーがある。この計画は働くのか? スタンダードは最終的に良いのか? 動画に行って見つけ出そう。その後でこのデッキについてもっと話をしよう!
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動画
白緑カウンター
- メイン
Creature | ||
4 | 《群れのシャンブラー/Swarm Shambler》 | {G} |
4 | 《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》 | {X} |
2 | 《鎖巣網のアラクニル/Chainweb Aracnir》 | {G} |
4 | 《議事会の導師/Conclave Mentor》 | {G}{W} |
4 | 《オラン=リーフの軟泥/Oran-Rief Ooze》 | {2}{G} |
4 | 《光輝王の野心家/Luminarch Aspirant》 | {1}{W} |
4 | 《野生林の災い魔/Wildwood Scourge》 | {X}{G} |
Sorcery | ||
4 | 《バスリの結束/Basri's Solidarity》 | {1}{W} |
Artifact | ||
2 | 《オゾリス/The Ozolith》 | {1} |
Land | ||
4 | 《枝重なる小道/Branchloft Pathway》 | |
6 | 《平地/Plains》 | |
4 | 《豊潤の神殿/Temple of Plenty》 | |
6 | 《森/Forest》 | |
2 | 《カビーラの叩き伏せ/Kabira Takedown》 | |
2 | 《カルニの待ち伏せ/Khalni Ambush》 |
- サイドボード
3 | 《壊れた翼/Broken Wings》 | {2}{G} |
2 | 《鎖巣網のアラクニル/Chainweb Aracnir》 | {G} |
3 | 《一心同体/Fight as One》 | {W} |
3 | 《ガラクの先触れ/Garruk's Harbinger》 | {1}{G}{G} |
2 | 《豊穣の碑文/Inscription of Abundance》 | {1}{G} |
2 | 《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》 | {1}{G}{G} |
デッキ
白緑カウンターは完全に +1/+1 カウンターのシナジーに特化したアグロデッキだ。クリーチャーを比較的力不足なところから始まり、巨大な脅威へ素早く成長させ、ゲームの支配権を得て(できれば)戦闘ダメージで勝つことができる。土地を差し引くと、メインデッキのすべての各カードは、いろいろな点で +1/+1 カウンターと関係していて、これがこのデッキを信じられないくらい一貫性とシナジーがあるものにしている。このデッキを説明するために、一番簡単な計画はおそらく、いろいろな +1/+1 カウンターの対価から始め、その後適当な +1/+1 カウンターのクリーチャーに移ることだろう。
《議事会の導師/Conclave Mentor》は唯一 +1/+1 カウンターを何かに乗せないクリーチャーだ。しかし、+1/+1 カウンターを得るとき常に追加で +1/+1 カウンターが増やせることで、このデッキで一番爆発的で強力なカードにしている。他のクリーチャーはすべて +1/+1 カウンターを自分自身か他のクリーチャーに乗せるので、《議事会の導師/Conclave Mentor》は過剰にシナジーをもたらし、クリーチャーを巨大な脅威に超高速に変える。死んだときライフをちょっと回復することは、特にアグロとの対戦でナイスなボーナスだが、+1/+1 カウンターのために《巻きつき蛇/Winding Constrictor》がいることが、《議事会の導師/Conclave Mentor》をフルでプレイするのがうれしい理由でもある。
《群れのシャンブラー/Swarm Shambler》、《バスリの副官/Basri's Lieutenant》、《オゾリス/The Ozolith》は共に同じグループだ。テキストは非常に異なっていても、これらはすべて同じことをするからだ。除去や全体破壊に対して、より立ち直りやすくする助けになる。《群れのシャンブラー/Swarm Shambler》と《バスリの副官/Basri's Lieutenant》も +1/+1 カウンターを自分自身に乗せ、対価とサポートの両方を同時にこなす。《群れのシャンブラー/Swarm Shambler》は1ターン目の始めのマナカーブを埋め、マナを使ってカウンターを乗せれば、最終的に大きな脅威へ成長するし、同時に対戦相手が +1/+1 カウンターが乗ったクリーチャーを呪文で対象を取るたびに、1/1 昆虫トークンを1体得ることで、ある程度の防御にもなる。《バスリの副官/Basri's Lieutenant》はマナカーブのトップだが、同じように働き、+1/+1 カウンターが乗ったクリーチャーが死ぬたびに 2/2 トークンを1体得られる。両方のカードともそれ自体で素晴らしいが、両方一緒に効果がスタックに乗るのでさらに良くなる。そのため、対戦相手が対象を取る除去でクリーチャーを1体倒しても、結果的に複数のトークンを得られ、すぐに盤面を再構築できる。《オゾリス/The Ozolith》に関しては、クリーチャーが死ぬと +1/+1 カウンターを蓄積し、その後戦闘開始時にクリーチャーに全部押し付けて巨大な脅威を構築することができる。対戦相手が全体除去で流しても、別のクリーチャーをプレイし、+1/+1 カウンターをすべて乗せることができる。これにより、たった1回の攻撃で、対戦相手を倒すのに十分大きくすることもできる。
《バスリの結束/Basri's Solidarity》は +1/+1 カウンターを1つ(《議事会の導師/Conclave Mentor》がいれば2つ)全体に乗せる低コストな方法で、戦場のパワーをさらに上げてゲームを終わらせる堅牢な方法である。《群れのシャンブラー/Swarm Shambler》と《バスリの副官/Basri's Lieutenant》が生むトークンとも、+1/+1 カウンターを乗せる方法になることで、対象になるか死ぬことでさらに《群れのシャンブラー/Swarm Shambler》や《バスリの副官/Basri's Lieutenant》から別のトークンを得られるという、本当に良いシナジーがある。ほとんどすべてのクリーチャーは自分に +1/+1 カウンターを乗せるので、《オラン=リーフの軟泥/Oran-Rief Ooze》と共に攻撃すると、大抵攻撃クリーチャーすべてに +1/+1 カウンターを1つ(戦場に《議事会の導師/Conclave Mentor》がいれば2つ)増やすことになり、クリーチャーはさらに大きくなり、結局対戦相手を粉砕するさらなるダメージが得られる。
《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》と《野生林の災い魔/Wildwood Scourge》は、+1/+1 カウンターのテーマとうまく働く巨大な脅威だ。《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》はコストが X であるおかげで、序盤に1マナ 1/1 として、終盤には戦場に土地の束があると8マナ 8/8 になる可能性があることで、ほとんど悪いことが無い。同時に、他の +1/+1 カウンターのクリーチャーをサポートもする。トランプルも大きな助けだ。このデッキは本当に《オゾリス/The Ozolith》や《議事会の導師/Conclave Mentor》のようなカードのおかげで、巨大な脅威を成長させることが得意だ。《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》は、チャンプブロッカーがいても戦闘ダメージを与えられるので、カウンターを吹き込む最高のクリーチャーだ。
一方、《野生林の災い魔/Wildwood Scourge》はちょっとジャンキーに見えるかもしれない。しかし、実際はこのデッキの中で俺が気に入っている(そしてほぼ間違いなく一番強力な)クリーチャーの1枚だ。唱えるのに追加のマナがいるせいで、《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》より効果は薄いが、《野生林の災い魔/Wildwood Scourge》の力は、いったん戦場に出ると、ハイドラ以外のクリーチャーが1体 +1/+1 カウンターを得る度に +1/+1 カウンターを得ることだ。これはつまり、《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》をプレイしたり、《バスリの副官/Basri's Lieutenant》でカウンターを追加したり、《バスリの結束/Basri's Solidarity》か《オラン=リーフの軟泥/Oran-Rief Ooze》で全体をパンプするたびに、《野生林の災い魔/Wildwood Scourge》はボーナスとして +1/+1 カウンターを余分に得られ、ハイドラを戦場の最大の脅威に素早く成長する。
《光輝王の野心家/Luminarch Aspirant》はちょっと遅く見えるかもしれないが、2マナ 1/1 で始まり、毎ターン何かに +1/+1 カウンターを置けることは本当に強力で、対戦相手のブロッカーをすり抜けて攻撃する大きなクリーチャーを1体構築するか、《議事会の導師/Conclave Mentor》のような何かにカウンターを乗せて《バスリの副官/Basri's Lieutenant》か《群れのシャンブラー/Swarm Shambler》で守ることができるし、単に自分自身を成長させることもできる。最後に《鎖巣網のアラクニル/Chainweb Aracnir》は、技術的には脱出できれば +1/+1 カウンターのクリーチャーだが、このデッキにほとんど、《オムナス》が禁止されてからかなり人気があるローグには最高のカードという理由で入っている。ローグに対しては、《鎖巣網のアラクニル/Chainweb Aracnir》は《マーフォークの風泥棒/Merfolk Windrobber》のような何かを場に入った時自然に倒せるし、墓地を追放することで《盗賊ギルドの処罰者/Thieves' Guild Enforcer》や《空飛ぶ思考盗み/Soaring Thought-Thief》のようなローグのパワーを下げる優れた方法にもなっている。他の対戦ではわくわくしないが(1マナ 1/2 で終盤脱出できるのはまだ有効だが)、ローグが最もプレイされている世界では、メインデッキに蜘蛛を複数忍ばせておくことは価値がある。
除去に関しては、すべてモードを持つ両面カードの形態を取ったマナベース、《カビーラの叩き伏せ/Kabira Takedown》と《カルニの待ち伏せ/Khalni Ambush》にある。《カビーラの叩き伏せ/Kabira Takedown》は、このデッキが《群れのシャンブラー/Swarm Shambler》と《バスリの副官/Basri's Lieutenant》からの脅威とトークンで盤面を溢れさせることで、横展開できるのを利用する。《カルニの待ち伏せ/Khalni Ambush》は《オゾリス/The Ozolith》、《野生林の災い魔/Wildwood Scourge》、《議事会の導師/Conclave Mentor》で縦に伸ばせるのを利用する。一番重要なことは、こういったカードを土地として換算し、4枚のモードを持つ両面カードがあるので、「本物」の土地をわずか20枚に削っていることだ。ある意味、土地としてはタップインする、マナカーブ外になることがある自由枠だ。すべてのことを考慮すると、両方とも除去呪文として驚くほど効果的だ。
結果
白緑カウンターはとてもすごかった。6戦して 5-1 し、1回の負けは、1ゲーム目に5枚にマリガンし、2ゲーム目に土地2枚で詰まった対戦だった。実際6戦に渡って、3ゲームしか負けなかった。2回の負けはさっき言ったが、他の1回は 18枚中土地2枚引いたゲームだった。つまりすべての負けは、本当に対戦相手のデッキに倒されたのではなく、Magic のランダム性からだということだ。たとえ Budget の形態でも、白緑カウンターはスタンダードのデッキとして非常に強く感じたし、適切なトップ Tier の選択肢として見られるようになっても、俺は驚かないだろう。非常に一貫性があり、戦場に一番大きいクリーチャーがあることに加え、非常に速いクロックは、ゼンディガーの夜明けスタンダード3.0でゲームに勝つ優れた方法であるように見える。