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【翻訳】カラデシュリマスター カード作成 Tier リスト

今日はカラデシュリマスターのリリース日だ!(4日前)


原文:

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過去何年かで学んできたことに、Arena は Magic をプレイするには非常に高くつく可能性があるということだ。そしてこれは、補足セットがやって来ると、一般的にこういったセットからパックやカードを得ないので、2つの意味で正しい。そういう訳で、カラデシュリマスターのようなセットがリリースされると、実際(主にヒストリックでプレイするのに)どのカードが必要で、どのカードがあまり重要でないか、見つけることが相当重要だ。俺は Arena にたくさんの金を使ったが、補足セットが来ると、普通セットをコンプリートできない。

今日はカラデシュリマスターのリリース日なので、ワイルドカードを使う優先順位のつけ方について、少し時間を取って話をしよう。色別に3つの Tier にカードを分けている:

Tier 1とてもたくさんの人が欲しくなる。Tier 1 のカードは、ヒストリックのトップ Tier の複数のデッキでかなり重要か、複数のデッキで見られる可能性があるくらい強力かのどちらかのカードである。
Tier 2多くの人が欲しくなる。Tier 2 のカードは、ヒストリックでプレイされるくらい明確に強力だが、トップ Tier に明確な居場所は無いかもしれない。このカードは、サポートする枠組みが必要となるので、Tier 1 よりちょっと投機的になる(Tier 1 はすでに完成した構築に居場所がある)。
Tier 3ある人達には必要かもしれない。Tier 3 のカードは、ヒストリックにとって覚えておく価値があるカードで、正しい状況(サポートカードやメタゲーム)が現れたら、適切なカードになりえるが、確約は全然できるものではない。

動画

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  • Tier 1:《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》
  • Tier 2:《発明の天使/Angel of Invention》、《復元/Refurbish》、《領事の権限/Authority of the Consuls》
  • Tier 3:《スラムの巧技/Sram's Expertise》、《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar》

白の Tier 1 は1枚あって《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》だ。白ベースの呪禁スタイルのデッキは、《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer》がジャンプスタートで刷られて以来、すでに非常に優れていることが示されている。そして《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》は《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer》ほど優れてはいないが、呪禁オーラが《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer》にあと数枚加えたくなるくらい、パワーが近く、完成されたトップ Tier に居場所がある。

一方、《発明の天使/Angel of Invention》と《復元/Refurbish》は次の理由でリストに入れている。《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》だ。両方とも、アーティファクトと共にスタンダードでかなりプレイされた。《発明の天使/Angel of Invention》は、製造のおかげで場にこっそり出す最高の対象であるし、《復元/Refurbish》は3~4ターン目に《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》をこっそり場に出す方法になる。《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》は、黒単王神の成功を基にすると、適切なヒストリックなカードであることがすでに分かっている。疑問点は、白系《王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift》の枠組みが出てくるかどうかだけだ。可能に見えるし、最低でも出てくれば、《復元/Refurbish》と《発明の天使/Angel of Invention》がその理由になるだろう。《領事の権限/Authority of the Consuls》に関しては、速攻の脅威を勝利の中心とし組んだデッキ(赤単、グルール、ゴブリン)がトップ Tier の選択肢としてあるフォーマットでは、非常に堅牢なサイドボードのカードのように見える。《領事の権限/Authority of the Consuls》はこれ自体で、こういったデッキを倒すことはないが、1~2ターン遅くし、他の除去や全体除去を手に入れることが期待できるし、1マナとして妥当だ。

最後に Tier 3 で、《スラムの巧技/Sram's Expertise》と《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar》がある。両方とも特定の枠組み(《スラムの巧技/Sram's Expertise》はトークンデッキ、《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar》はアーティファクトベースのアグロ)では強力だが、両方の枠組みとも、現在のヒストリックでは真に競技的ではない。つまり、どちらのカードも適切なプレイアブルとして解決されるために、何かが正しく行われることが求められるということだ。

  • Tier 1:(なし)
  • Tier 2:《発明品の唸り/Whir of Invention》、《金属の叱責/Metallic Rebuke》、《不許可/Disallow》
  • Tier 3:《光り物集めの鶴/Glint-Nest Crane》

青は Tier 1 には何もない。だから《発明品の唸り/Whir of Invention》と《金属の叱責/Metallic Rebuke》と《不許可/Disallow》の Tier 2 へ飛び込もう。《発明品の唸り/Whir of Invention》と《金属の叱責/Metallic Rebuke》は両方とも、モダンで多くプレイされているのが良い兆候で、ヒストリックで明確に十分強力だ。しかしながら、両方ともアーティファクトベースのデッキとして働かせる必要があり、ヒストリックには現在青ベースのアーティファクトベースのデッキがあまりない。とは言ったが、カラデシュリマスターは《霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir》と《パラドックス装置/Paradox Engine》のような対価があるアーティファクトがテーマであり、そういったデッキで解決されるかもしれない。一方、《不許可/Disallow》は一つ大きな問題がある。《吸収/Absorb》だ。一般的に、《吸収/Absorb》が欲しいデッキは(青白/エスパースタイルのコントロールデッキ)、3マナの打ち消し呪文の選択として《吸収/Absorb》をプレイするし、ヒストリックのメタゲームがアグレッシブであることを考えると、理にかなっている。3点回復することは、《もみ消し/Stifle》より価値がある。しかしながら、メタゲームが将来コントールやミッドレンジに動くと、《不許可/Disallow》が《吸収/Absorb》より良くなるだろう。加えて、《不許可/Disallow》は白マナにアクセスしないグリクシス・コントロールのようなデッキには、すぐにプレイされるかもしれない。

《光り物集めの鶴/Glint-Nest Crane》に関しては、俺が《発明品の唸り/Whir of Invention》と《金属の叱責/Metallic Rebuke》について言ったすべてのことと同じだ。青ベースのアーティファクトデッキでは非常に強力だが、そんなデッキは今存在していない。それでは、他の2枚の青のアーティファクトベースのカードは Tier 2 なのに、なぜ《鶴》は Tier 3 なのか? その答えは、すべての青いデッキが《光り物集めの鶴/Glint-Nest Crane》を必要としないから。大半は《発明品の唸り/Whir of Invention》と《不許可/Disallow》が欲しいが、《光り物集めの鶴/Glint-Nest Crane》はプレイアブルに飛び込むにはハードルがある。

  • Tier 1:《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner》、《致命的な一押し/Fatal Push》
  • Tier 2:《艱苦の伝令/Herald of Anguish》
  • Tier 3:《本質の摘出/Essence Extraction》

エネルギーは、特定のメカニズムに依存しすぎていて、ヒストリックのコンテキストでは評価するのが厳しいメカニズムだ。もしエネルギーデッキが現れれば、エネルギーのカードで一杯になりそうで、その多くはプレイアブルになる。しかしそういうデッキがフィズると、大半のエネルギーのカードはフィズることになる。他のエネルギーのカードのサポートがないと、大半はそれ自体では十分良くないからだ。ただし《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner》は例外だ。たしかに、ヒストリックで結果的にプレイアブルになれば、確かにエネルギーデッキで見ることになるが、黒単アグロのような何かでは、疑似《闇の腹心/Dark Confidant》として単独でも有効だ。エネルギーのメカニズムについてもっと話をすると、非エネルギーデッキの中で唯一優れているエネルギーのカードであるおかげで、《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner》は Tier 1 の黒いカードとして十分だ。《致命的な一押し/Fatal Push》に関しては、俺はフェッチが無いせいでパイオニアでは懐疑的だが、そのフォーマットでは最高で一番プレイされているカードとして証明済みだ。ヒストリックのアグロ傾向と合わせると、ヒストリックにあるほぼすべてのデッキの定番になるに違いない。

低 Tier に関しては、《艱苦の伝令/Herald of Anguish》は基本的に黒い《発明品の唸り/Whir of Invention》だ。強力なカードでモダンでもプレイされているが、黒ベースのアーティファクトデッキが何かになる必要があり、そうなるにはずっと遠い。そういうデッキが解決されるなら、《艱苦の伝令/Herald of Anguish》は非常に強力なフィニッシャーになりうる。一方、《本質の摘出/Essence Extraction》は、限られたサイドボードの枠に過剰な黒除去をたたき出すかどうかは分からないが、アグロと戦うサイドボードの除去呪文として協議中だ。

  • Tier 1:《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》、《カーリ・ゼヴの巧技/Kari Zev's Expertise》
  • Tier 2:(なし)
  • Tier 3:《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider》

赤の Tier 1 の2枚は、真反対の理由でリストに入っている。《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》はトップ Tier で、赤の歴代最高のプレインズウォーカーだからであり、赤単やグルールアグロからグリクシス・コントロールまで、いろいろなデッキで見られそうだ。一方、《カーリ・ゼヴの巧技/Kari Zev's Expertise》が Tier 1 なのは、間違いなくトップ Tier デッキ、ラクドス/ジャンド・サクリファイスに入るからだ。ヒストリックのサクリファイスデッキは、サイドボードに《脅しつけ/Threaten》があることが多く、追加で赤1マナが要求されることを除くと、《カーリ・ゼヴの巧技/Kari Zev's Expertise》は上位互換だ。

一方、Tier 3 には《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider》があり、俺はリストを一緒にするのを止めた。たとえ《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider》がスタンダードにあったとき、赤単アグロで2マナのプレミアだったとしても、カラデシュのオリジナルがリリースされた何年かで、本当に強力な2マナを得てきた。たった今、ヒストリックによく見る3枚は《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》、《遁走する蒸気族/Runaway Steam-Kin》、《義賊/Robber of the Rich》だ。《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider》はこれらのどの選択肢よりも優れているのか? バックアップの2マナとして少数(多分1枚差しか2枚差し)は見られる可能性はあるが、あまり良くなさそうである。でも、覚えておく価値はある。

  • Tier 1:《顕在的防御/Blossoming Defense》
  • Tier 2:《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade》(訳注:ジャンプスタートでリリース済み)
  • Tier 3:(なし)

《顕在的防御/Blossoming Defense》は、全 Magic ですること(防御とパンプ)のなかで、ほぼ間違いなく最高だ。もし感染スタイルのパンプ呪文か、除去から緑の大きな脅威を守りたいだけでも、《顕在的防御/Blossoming Defense》は入れる価値がある。一方、《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade》は緑白カウンターのようなデッキに合っていて、そういう枠組みでは非常に強力であるに違いない。しかし、ヒストリックの真のトップ Tier デッキとして、+1/+1 カウンターデッキは現れそうにない。つまりこれが、《リシュカー》が Tier 1 ではなく Tier 2 である理由だ。

エネルギー

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エネルギーは特定のメカニズムに依存する性質のせいで、独特の方向性を持っている。少し前に話したとおり、一般的にエネルギーのカードは成功するか失敗するかのどちらかだ。エネルギーが良ければ、エネルギーのカードは、《霊気との調和/Attune with Aether》、《導路の召使い/Servant of the Conduit》、《牙長獣の仔/Longtusk Cub》、《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》、《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》など「作成必須」である。逆にエネルギーがヒストリックでは良くなければ、どのカードもあまり必要ない。どのカードも、エネルギーに特化したデッキ以外では、単独でプレイするには優れていないからだ。基本的に、エネルギーが現実的なヒストリックのデッキになるなら、エネルギーのカードはすべて入手しよう。もしフィズると考えているなら、どれも入手するのをやめよう。俺の個人的な推測では、エネルギーはプレイアブルだが、真のトップ Tier ではなく、Tier 2 か Tier 3 になりそうである。なぜなら、数年前壊れていたデッキは、2020 年にデザインされたスタンダードでは壊れていないと確信しているからだ(参考:禁止大会)(訳注:スタンダードで禁止されたデッキ 16 個で大会を開き、優勝を争うという動画があります)。

無色

  • 殿堂入り:《パンハモニコン/Panharmonicon》
  • Tier 1:《キランの真意号/Heart of Kiran》、《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》、《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》、《ボーマットの急使/Bomat Courier》、《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》
  • Tier 2:《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》、《金属ミミック/Metallic Mimic》
  • Tier 3:《霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir》、《鋳造所の隊長/Chief of the Foundry》、《鋳造所の検査官/Foundry Inspector》

無色のカードは、カテゴリーの中ではずば抜けて一番「たくさんワイルドカードを使う」カードだ。これは、カラデシュのテーマがアーティファクトだったことを考えると、理にかなっている。《パンハモニコン/Panharmonicon》はそれ自体で殿堂入りするくらい、作成するのが重要だ。現実的には、トップ Tier のデッキを構築するのに《パンハモニコン/Panharmonicon》はいらないが、俺はたくさんプレイする計画があるくらい、超楽しいカードだ。だから間もなくやって来るいろいろなシリーズや配信でプレイする興味があるなら、《パンハモニコン/Panharmonicon》一式は欲しいだろう。

本物の Tier 1 に関しては、異なるデッキに入る機体が3枚ある。《キランの真意号/Heart of Kiran》はプレインズウォーカー/スーパーフレンズに、《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》は《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》に(最低でもサイドボードのチューター対象に、最高ならメインデッキでプレイ)、《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》はアグロミラーの素晴らしいサイドボードに、だ。これに加え、低コストのアーティファクトクリーチャーが複数ある。《ボーマットの急使/Bomat Courier》は赤と赤系アグロで見られるくらいほぼ確実に十分強く、《鍛えられた鋼/Tempered Steel》のようなアーティファクトのアグロデッキの定番になるだろうし、《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》は黒いアグロとアーティファクトのアグロデッキに居場所があるだろう。

Tier 2 は、現在居場所はないが、強力なカードが2枚ある。《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》は見つけ出すのが厳しいカードだ。スタンダードでは壊れて禁止になり、ほとんどの人が(俺も含めて)パイオニアで非常に優れたカードであると期待したが、そうはならなかった。《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》はスタンダードのようにヒストリックを支配するのか、あるいはパイオニアのようにポシャるのか? 時間だけが知っているが、カードプールがアーティファクトを完全にサポートするために、マスターズやリマスターが複数いるかもしれない。(例えば、現在、ヒストリックには《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》がいるが、《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》はいない)。一方、《金属ミミック/Metallic Mimic》はいろいろな部族デッキを強化するには十分優れていているが、今最もプレイされている部族デッキであるゴブリンやスピリットには合いそうにない。俺は、最終的にはフォーマットに居場所があると予想しているが、それが来週になるのか来年になるのかは、だれにも分からないことだ。

最後に Tier 3 は《霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir》で、ストームスタイルのデッキには強力な対価だ。あいにくこの4マナにとって、こういったものはヒストリックに存在していない。だから新しい枠組みが、これをサポートするために解決されなければならないだろう。一方、《鋳造所の隊長/Chief of the Foundry》と《鋳造所の検査官/Foundry Inspector》は、《鋼の監視者/Steel Overseer》と《鍛えられた鋼/Tempered Steel》のようなものを特徴としたアーティファクト・アグロの枠組みに可能性があるし、《鋳造所の検査官/Foundry Inspector》も《彩色の宝球/Chromatic Sphere》のようなカードとコンボする可能性があるかもしれない。

多色

  • Tier 1:(なし)
  • Tier 2:《巻きつき蛇/Winding Constrictor》
  • Tier 3:《ならず者の精製屋/Rogue Refiner》、《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》、《配分の領事、カンバール/Kambal, Consul of Allocation》、《雲先案内人/Cloudblazer》、《秘密の備蓄品/Hidden Stockpile》

多色に Tier 1 は無いので、Tier 2 へ飛び込もう。Tier 2 は《巻きつき蛇/Winding Constrictor》だけだ。この《蛇》はエネルギーデッキに加え、緑白 +1/+1 カウンターのようなデッキに可能性があるが(結局3色目をタッチする価値がある)、現在明らかなトップ Tier はない。最終的にフォーマットで非常に良くなったとしても俺は驚かないだろうが、Tier の定義からすると、あきらかに Tier 2 へ落ちる。

一方、Tier 3 はでかいグループとなっている。《ならず者の精製屋/Rogue Refiner》は、名目上はエネルギーデッキ外でプレイしても十分強力になりえるエネルギーのカードだ。過去数年にシミックの3マナ(《発現する浅瀬/Risen Reef》と《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》)が刷られたのを見てしまったが。だから《ならず者の精製屋/Rogue Refiner》はもう十分優れていないかもしれない。《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》は、安定して3ダメージを入れられるなら、素晴らしい除去呪文だ。つまり、フォーマットにある他の除去を撃ち倒すには、赤黒系のアーティファクトデッキが必要だが、解決されるかもしれないし、されないかもしれない。《配分の領事、カンバール/Kambal, Consul of Allocation》はストーム風のコンボデッキと戦うのに優れたサイドボードのカードだが、ストーム風のデッキは現在ヒストリックにあまりいない。だから将来のために覚えておくべきだが、今はサイドボードの枠に入れる価値はなさそうだ。《雲先案内人/Cloudblazer》は《パンハモニコン/Panharmonicon》デッキに可能性があり、多分青白ブリンク風デッキをより競争力があるようにするだろう。《秘密の備蓄品/Hidden Stockpile》は、スタンダードでは《選定された行進/Anointed Procession》のそばにサクリファイスデッキとして非常に優れていた。同じことがヒストリックでも起こる得るが、フォーマットはそういうじっくり遅いトークンデッキにとっては速すぎるかもしれない。

土地

  • Tier 1:ファストランド
  • Tier 2:《発明博覧会/Inventors' Fair》、《産業の塔/Spire of Industry》
  • Tier 3:(なし)

カラデシュリマスターには全部で7枚しか土地が無い(訳注:《霊気拠点/Aether Hub》が抜けています)。5枚のファストランドと2枚のアーティファクトベースの土地は、全部完全にプレイアブルだ。ファストランドはヒストリックでは、ショックランドに次いで2番目の土地サイクルかもしれないが、いろいろなデッキに渡ってたくさんプレイされるにちがいない。一方《発明博覧会/Inventors' Fair》と《産業の塔/Spire of Industry》は、両方とも超強力で、モダンに遡っても相当プレイされてきた。しかしはるかに狭く、特化したアーティファクトベースのデッキが優れている必要があり、ヒストリックでこういった土地をプレイするデッキがなかったら俺はショックを受けるだろうが、ファストランドの下の Tier になる。