【翻訳】Much Abrew:ヴォリンクレックス・ジャンド(スタンダード)
やっと長いモダンの記事しかないシーズンが終わった。
原文
やぁ、みんな! Much Abrew About Nothing へようそこ。今週は、新しいカルドハイムのスタンダードへ向かって、俺が一番楽しんでいるデッキをプレイしよう。カルドハイムのジャンドだ! このデッキの目標は、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》の助けで、プレインズウォーカーを中心にめちゃくちゃし、すぐに奥義を撃つことだけだった。しかしこのデッキをたくさんプレイした後で、奇妙な強さがあると感じ始めた。《星界の騙し屋、ティボルト/Tibalt, Cosmic Impostor》や《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》は明らかに強いが、一番驚くことは、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》がスタンダードのカードとして、どれだけ強いかということだ。本質的に場に入ったターンで大きなプレインズウォーカーの奥義を撃ってゲームに勝つこと以外では、対戦相手の英雄譚を完全に止め、あるデッキにとってはこちらの脅威に干渉するのを本当に難しくさせる(《古き神々への束縛/Binding the Old Gods》、《アクロス戦争/The Akroan War》、《エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death》を除去として寄せている多くのデッキでは、《ヴォリンクレックス》は完全に止める)。同時に、対戦相手がプレイするかもしれない、どんなプレインズウォーカーもパワーダウンさせる。今、ヴォリンクレックス・ジャンドは俺のお気に入りのデッキで、(おろらくもう少しチューニングすれば)実際相当競技的な選択肢のようにみえる! カルドハイムのスタンダードでは、《ヴォリンクレックス》はどのくらい狂っているのか? 《ヴォリンクレックス》の助けで、すぐにプレインズウォーカーの奥義を撃つのは、どのくらい実践的なのか? 動画に行って見つけ出そう。その後で、このデッキについてもっと話をしよう!
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動画
ヴォリンクレックス・ジャンド
- メイン
Creature (16) | ||
4 | 《嘘の神、ヴァルキー/Valki, God of Lies》 | {1}{B} |
4 | 《夢貪り/Dream Devourer》 | {1}{B} |
4 | 《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》 | {4} |
Instant (2) | ||
2 | 《無情な行動/Heartless Act》 | {1}{B} |
Sorcery (4) | ||
4 | 《耕作/Cultivate》 | {2}{G} |
Enchantment (4) | ||
4 | 《古き神々への束縛/Binding the Old Gods》 | {2}{B}{G} |
Planeswalker (10) | ||
4 | 《銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast》 | {3}{R}{R} |
4 | 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》 | {8} |
2 | 《死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead》 | {2}{B}{B} |
Land (24) | ||
1 | 《インダサのトライオーム/Indatha Triome》 | |
2 | 《寓話の小道/Fabled Passage》 | |
3 | 《冠雪の森/Snow-Covered Forest》 | |
2 | 《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》 | |
3 | 《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》 | |
4 | 《闇孔の小道/Darkbore Pathway》 | |
1 | 《奔放の神殿/Temple of Abandon》 | |
2 | 《岩山被りの小道/Cragcrown Pathway》 | |
1 | 《ロークスワイン城/Castle Locthwain》 | |
4 | 《荒廃踏みの小道/Blightstep Pathway》 | |
1 | 《ゼイゴスのトライオーム/Zagoth Triome》 |
- サイドボード
2 | 《苦悶の悔恨/Agonizing Remorse》 | {1}{B} |
3 | 《雪上の血痕/Blood on the Snow》 | {4}{B}{B} |
2 | 《血の長の渇き/Bloodchief's Thirst》 | {B} |
2 | 《鎖巣網のアラクニル/Chainweb Aracnir》 | {G} |
2 | 《弱者粉砕/Crush the Weak》 | {2}{R} |
2 | 《霜噛み/Frost Bite》 | {R} |
2 | 《運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny》 | {1}{R}{G} |
議論
- 記録的なものは、4-1 して、途中でプラチナにランクアップした。グルール・アドベンチャーに負け、(3ゲーム目までいった)この1回の汚点以外では、残りの対戦に勝っただけでなく、1ゲームも落とさなかった!
- それで、主なゲームの計画は単純だ。《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》にランプし、その後《星界の騙し屋、ティボルト/Tibalt, Cosmic Impostor》か《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》か、《死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead》かですぐにプレインズウォーカーの奥義を撃つ。これで本質的にゲームに勝つ。
- プレインズウォーカーの即座に奥義を撃つゲームは、超楽しいし負けにくいが、このデッキが優れている本当の理由は、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》が馬鹿げたカードで、スタンダードで最高のカードだからだ。すぐれた統率者カードなのでこの6マナを見落しやすいが、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》は、多くののデッキが英雄譚を除去として使い、プレインズウォーカーへのシナジーが無いようなスタンダードで、素晴らしいカードだ。俺は、ほとんどすべての対戦相手がどこかで、英雄譚で《ヴォリンクレックス》を除去しようとしてやらかすと確信している。加えて強力な 6/6 速攻トランプルがあり、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》はカルドハイムでリスペクトするのに本当にふさわしい。これは合法だ!
- あぁ、そうだ。《ヴォリンクレックス》は対戦相手の英雄譚にとって悪いことだが、自分の英雄譚にとっては素晴らしい。すぐに最初の2章が得られる。つまり、《古き神々への束縛/Binding the Old Gods》は4マナで土地以外の破壊と《不屈の自然/Rampant Growth》になり、これはすごい。俺はサイドボードに《エルズペスの悪夢/Elspeth's Nightmare》も複数枚加えた。除去と《強迫/Duress》のモードがすぐに得られ、本当にしっかりしているからだ(加えて、すでに本当に柔軟なサイドボードの選択肢でもある)。
- カルドハイム・スタンダードのスリーパーである、《夢貪り/Dream Devourer》も俺が予想していたよりずっと優れている。何かする前に死ぬこともあるが、1ターンでも着地して《ティボルト》や《ウギン》のような何かを予顕できれば狂ったことにになり、少なくても2ターン速く大きなプレインズウォーカーを出すことができる。予顕によるコスト減も、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》とプレインズウォーカーを同じターンで出す助けになる。《ウギン》と《ヴォリンクレックス》をプレイするのに14マナ掛かる(あるいは、《ティボルト》と《ヴォリンクレックス》で13マナ掛かる)のは、普通にほぼ不可能だが、《ヴォリンクレックス》とフィニッシャーなプレインズウォーカーを同じターンに9マナか10マナで出すことは、《耕作/Cultivate》や《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》や《古き神々への束縛/Binding the Old Gods》のようなランプ呪文であふれたデッキでは、全然難しいことではない。
- メインデッキにある、俺が完全に良いと思っていないカードは《銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast》だ。理論的に、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》か(ちょっと運がいるが)《夢貪り/Dream Devourer》を追放して《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》を見つける方法であるし、《ルーカ》の +1 も、ルール的には《嘘の神、ヴァルキー/Valki, God of Lies》なので、《ティボルト》を見つける助けになるのはキュートだが、《ルーカ》は一番弱い奥義を持っており(対戦相手をあからさまに倒すのに十分なクリーチャーがいない)、合計 16 体のクリーチャーしかいないので、+1 も不安定になる。俺は《銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast》を削りたいとは思わないが、メインデッキの除去をちょっと増やすために、何枚か減らす価値はあるかもしれない。
- 概して、ヴォリンクレックス・ジャンドは本当にしっかりしているように感じた。強力なカードをたくさんプレイし、超強力なゲームの計画もある。加えて、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》は現在のメタに対して馬鹿げた脅威だ。俺はヴォリンクレックス・ジャンドにはチューニングがいると考えているが、このようなデッキがカルドハイムのスタンダードで現実的で競技的な選択肢になったとしても、驚かないだろう。加えて、プレインズウォーカーの奥義を撃つのは超楽しい!